3日目

 今回の旅の目的は「美味しいものを安く食べる」のがメインでしたが、そのひとつが海鮮料理です。海鮮料理のスポットは南Y島(ラマ島)、鯉魚門(レイユームン)などが有名ですね。迷った末に鯉魚門に決め、3日目は目的を鯉魚門に絞って行動することにしました。

 鯉魚門はガイドブックにも載っているように、いけすを見て回りながら自分で食材を買い、レストランに持ち込んで調理してもらうシステムです。オプションツアーで行く人が多いのですが、今回はいっさいオプションを使わない方針にていたので、自力で行って来ました。地下鉄で動ける範囲にあるので「何とかなるだろう」とタカをくくっていたのですが、アクシデントにも見舞われてけっこうハードな1日になってしまいました(^^;;;。でも海鮮はやっぱり激うまです。機会があったら皆さんも行ってみてください。
 

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朝食

源紀粉麺









朝食

源紀粉麺









朝食

源紀粉麺

 朝食は源紀粉麺に行きました。源紀粉麺は地下鉄尖沙咀(ツィムシャァツィ)駅近くのハイアットリージェンシーホテルの裏通り(Lock Road)にあります。私達が泊まっているニューワールドホテルからは歩いて7〜8分のところです。

 源紀粉麺は3年前の香港旅行でも利用した食堂で、安いわりに美味しい麺のお店です。便利なところにあるので、今日の朝食は迷わず源紀粉麺に決めました。

 頼んだのはエビワンタンメンとイカボールメンです。どちらも27ドルでした。いつもならもう1品くらい注文するのですが、これから海鮮を食べに行くのでここはがまんです。

 しかしエビワンタンメンがいくら美味しいからといって、こんなに毎回食べなくてもいいのにと思ってしまいます(笑)。でもエビワンタンメンは毎回食べたくなるほど美味しいんです(^-^)。

 店内で写真を撮っていたら、店のおっちゃんが私達を撮ってくれました。気のいいおっちゃんです。

源紀粉麺の外観


イカボールメン


エビワンタンメン


源紀粉麺の内部

 

地下鉄
MTR

尖沙咀
Tsim Sha Tsui

觀塘
Kwun Tong

 朝食を済ませてすぐ、鯉魚門に向かいました。地下鉄の觀塘(Kwun Tong)か藍田(Lam Tin)から鯉魚門行きのバスが出ています。私達は觀塘から行くことにして地下鉄に乗りました。料金は1人7ドル50セントです。

 尖沙咀で乗る路線は荃灣(Tsuen Wan)行きの荃灣線です。油麻地(Yau Ma Tei)か旺角(Mong Kok)か太子(Prince Edward)で、鰂魚涌(Quarry Bay)行きの觀塘線に乗り換えなければなりません。觀塘線は油麻地が始発駅なので、私達は油麻地で乗り換えることにしました。
 
 

ミニバス 14C
小巴

觀塘
Kwun Tong

鯉魚門
Lei Yue Mun









ミニバス 14C
小巴

觀塘
Kwun Tong

鯉魚門
Lei Yue Mun

 觀塘から鯉魚門まではバスです。うだるような暑さの中、ガイドブックの情報を頼りにバス乗り場を探したところ、簡単に見つかりました。ところがいくら探しても鯉魚門行きのバス14Cの乗り場がないのです。

 しばらく待ってみたのですが、14Cの来る気配はありません。これには本当に困りました。強い日差、路面からの照り返し、排気ガスなどで体感温度は40度くらいあり、とりあえず
觀塘駅構内に避難することにしたのです。

 この行動が私達に幸運をもたらしました。駅構内にバス乗り場の案内図があったのです。それによると、乗り場はガイドブックの情報とは違う場所に移ったようです。その場所に向かうと、いましたいました!、
鯉魚門行きの14Cのミニバスがっ!。バスを見つけたときは、心底ほっとしましたね。

 本日の教訓その1です。ガイドブックは便利ですが情報は完全ではありません。これはガイドブックが悪いのではなく、香港のお国事情だと思います。香港は失業対策として公共工事をたくさん行っています。確かに駅周辺では工事を随分見ました。そんな事情ですから、バス乗り場はいつ移動してしまうか分からないのです。皆さんも交通機関を利用するときは、現地での情報を活用するようにしましょう。
 

鯉魚門に着いたミニバス

 

鯉魚門に到着

Lei Yue Mun









鯉魚門に到着

Lei Yue Mun

 やっとたどり着いた鯉魚門ですが、鯉魚門は静かに私達を迎えてくれました。

 バスを降りると公園のようなものがあり、海を右に見ながら進んで行くと5分ほどでレストラン街に着きます。

 歩きながら感じたのは、なんだか懐かしいような感覚でした。日本の漁村とよく似た風情なのです。午後2時頃で食事時から外れていることもあり、ほんとにのどかでした。

公園?の入口


海の向こうに見える
のがレストラン街


レストラン街へ
向かう

鯉魚門

Lei Yue Mun

まずは食材選び









鯉魚門

Lei Yue Mun

まずは食材選び









鯉魚門

Lei Yue Mun

まずは食材選び









鯉魚門

Lei Yue Mun

まずは食材選び

 鯉魚門は最近有名になってきた海鮮レストラン街です。たくさん並んでいるいけすを見て自分で食材を購入し、それをレストランに持ち込んで料理してもらうシステムです。もちろん調理代は有料で、食材とは別に払わなければなりません。

 レストラン街に入ると、さっそく通路の両側にいけすまたいけすです。イセエビ・シャコ・イカ・カニ・アワビ・トコブシ・ハマグリ?・ハタなどのいけすが、ところ狭しと並んでいました。

 私達はいけすを見ながら奥へ奥へと進んだのですが、どうも様子が変です。客の姿がほとんどなく、いけすのところにもレストランにもスタッフが居ません。やっと見つけたレストランのスタッフに声をかけてみると、身振りで「やってない」と言われてしまいました。

 でもせっかく来た本日のメインイベント鯉魚門です。食べないで帰るわけにはいきません。そこで片っ端からレストランに当たってみたところ、5軒目のレストランでやっと「いいよ」と言ってもらえました。どうやら昼食と夕食の間の時間帯は、休憩時間になっていたようです。ウィークデイですし仕方がないのかもしれません。

 というわけで、普通は先に食材を購入するのですが、私達は購入しないでレストランに入ってしまいました。とりあえず席についてどうしようかと思っていたら、食材を買って来いとのことです。日本語はおろか英語もほとんど通じなかったので、ボディトークの世界です。でも何とか意思の疎通くらいはできるものですね(笑)。

 レストランのスタッフがいけす屋の人を連れてきてくれて、その人に案内されて食材を買いに行きました。いけすのところに行くと、どれもこれも美味しそうに見えて目移りしまくり状態です。

 食材は1匹(1個)いくらで値段が決まっているものと、重さで値段が決まるものがあります。ハマグリ・トコブシは1個いくら、カニ・シャコ・イセエビ・コエビは重さで値段が決まりました。

 私達が購入したのは
  コエビ(20ほど)
  カニ(小1)
  イセエビ(小1)125ドル
  シャコ(でかい)100ドル
  トコブシ(4)
  ハマグリ(2)1個30ドル
で、総額500ドルのところを470ドルに値切りました。値段は交渉しだいでもっと安くなるのかもしれませんが、言葉が通じないのとめんどくさくなったのとで470ドルで手を打ってしまいました。

 シャコは好きではありません。でも香港に詳しい知人から「海鮮行ったらシャコだけは食べなよ」と奨められていたので、騙されたつもりで買いました。でもこれがすごく美味かった。寿司で食べる日本のシャコとは全然違い、歯ごたえのあるエビといった感じです。皆さんも海鮮ではシャコに挑戦してみてください。

カニとイカとシャコ


いろいろないけす


トコブシ


イセエビ(^-^)


美味しそう(^-^)



ハマグリ?


シャコ(でかい)

鯉魚門のレストラン

龍如酒樓









鯉魚門の レストラン

龍如酒樓









鯉魚門の レストラン

龍如酒樓









鯉魚門の レストラン

龍如酒樓









鯉魚門の レストラン

龍如酒樓









鯉魚門の レストラン

龍如酒樓









鯉魚門の レストラン

龍如酒樓









鯉魚門の レストラン

龍如酒樓









鯉魚門の レストラン

龍如酒樓

 食材の購入を終えてレストラン龍如酒樓に戻りましたが、ここからがたいへんでした。1つずつ調理する方法を伝えなければなりません。ガイドブックに出ている料理を示しながら、「Boil OK?」とか「Fly」など片言の英語で何とか伝えましたが、10分以上かかってしまいました(笑)。

 しかしこのひとときは面白かったなぁ。フロアスタッフ3人にコック2人まで出てきて、総勢5人を相手に身振り手振りにジャパングリッシュであーでもないこーでもないと大騒ぎです(爆)。

 購入した食材の調理の他には、青菜炒めとチャーハンを注文しました。そしてしばし待つと・・・。

 最初はコエビのボイルが出てきました。ピリ辛ソースをつけて食べるのですが、これは絶品(^-^)。もう美味しくて美味しくて。

 続いてハマグリのニンニク蒸し、トコブシの蒸し物、シャコの揚げ物ニンニクまみれ、イセエビのオイスターソース炒め、カニの胡椒炒め、青菜炒め、チャーハンと次々に平らげ、もうおなかいっぱいです。すべて綺麗にたいへんたいへん美味しくいただいちゃいました。

 しかし食べている最中も他の客は全く入ってきません。おっさん4人が入ってきたと思ったら個室で麻雀が始まりましたが、他の客はそれだけです。がらがらの店内でVIP気分で食事しました。お茶がなくなれば間髪を入れず注ぎに来るし、フィンガーボールは1回洗っただけで替えに来るし、取り皿も1品ずつ替えに来ます。フロアスタッフも暇だったんですねぇ(笑)。

 すべて食べ終えて思ったのは、いちばん美味しかったのはコエビのボイルだったということです。これは本当に美味しかった。あんなに美味しいエビは食べたことがありません。安いし美味しいし絶対にお奨めです。もちろん他のものも美味しかったのですが、コエビは群を抜いていました。いちばん安いものがいちばん美味しかったなんて、ひょっとしたら私達は貧乏舌(笑)。

 さて美味しい後には支払いが待っています。チェックしてもらったら、ニコニコしながら持ってきた請求書には信じられない金額がっ( ̄Д ̄;)!!。その金額とはなんと
960ドル(約15,000円)!!。目が点になってしまいましたが、何回見ても960です。食材が470ドルですから調理代+青菜+チャーハンで490ドル!!。これはぼったくりじゃん!!と思いましたが、小心者の悲しさ。休憩中の店開けてもらってるしなぁなどとつまんないことを考え、言葉が通じないからめんどくさいなどいうことも頭をよぎり、結局現ナマ1000ドルをポンと出し、釣りはとっとけとかなんとか言っちゃったりして(^^;;。貧乏旅行のはずが、とんだ散財になってしまったのでした(滝汗)。

 日本に帰ってから香港通の知人に聞いたところ、1人300ドル(5000円くらい)も出せばお大臣だよと言われちゃうし(^^;;。やっぱりぼったくりだったのかなぁ、値切ってみればよかったなどと後悔したものです。まぁこれも勉強ですね。また香港で海鮮に行く機会があったら、絶対にリベンジです!!。

休憩時間に
入れてくれた
レストラン


準備完了!


ショウガとラッキョウ
これは食べ放題


コエビのボイル
ばかうま


コエビにつける
ピリ辛ソース


ハマグリのニンニク蒸し


トコブシの蒸し物
柔らかで美味しい


イセエビの
オイスターソース
炒め


カニの胡椒炒め


青菜炒め
どこ行っても
これ食べてる(笑)


チャーハン
これも美味しい


フロアスタッフと

 

タクシー
的士

 ものすごく高価な昼食を終え、外に出たときはもう16:00を過ぎていました。バス乗り場まで戻るとタクシーが止まっています。そこで帰りは楽をすることにして、藍田(Lam Tin)まで乗りました。18ドルです。
 

地下鉄
MTR

藍田
Lam Tin

尖沙咀
Tsim Sha Tsui

 藍田から尖沙咀までは、もうすっかり慣れてしまった地下鉄です。油麻地で乗り換えて尖沙咀に戻りました。藍田からだと行くときに降りた觀塘よりも1駅多く乗ることになりますが、料金は同じ7ドル50セントでした。
 

夕食

セブンイレブン

スターバックス









夕食

セブンイレブン

スターバックス









夕食

セブンイレブン

スターバックス

 尖沙咀に戻ってきたとき、時刻は18:00ちょっと過ぎでした。昼食が遅かったのでまだ腹は減っていません。でも何も食べずに寝てしまうのはちょっと酷です。こんなときはセブンイレブンでしょう(笑)。何か買って帰ってホテルで食べることにしました。

 私達はネーザンロードの西側2本目の裏通り(たぶん漢口道Hankow rd.)
のセブンイレブンに向かいました。ここでちょっとしたアクシデントです。香港でいちばんのペニンシュラホテル(The Peninsula Hong Kong)の裏手に消防車がたくさん止まっています。通りには野次馬が集まっていましたが、ボヤか誤報のようで緊迫感はありませんでした。

 セブンイレブンでは、野菜ジュース(2)、牛乳、チキンサンド、ランチョンミートサンド、カップ麺を買い、総額は40ドルです。昼食がチョー高級になってしまったので、夕食は質素にしなくちゃね(笑)。

 ホテルに戻る途中スターバックスに寄って、アイスモカをテイクアウトしました。3年前に来たときにはなかったですから、最近できたのでしょう。

 ここでもちょっとしたアクシデントがありました。飲み物を作る機械が故障してしまったのです。10分ほど待たされました。でも注文したSサイズの代わりにサービスででっかいのをくれましたから、ちょっと得した気分です(^-^)。

 アイスモカはSで28ドルです。麺が1杯20〜28ドルくらいですから、飲み物としてはけっこう高級ですね。

ペニンシュラホテルの
裏手に止まっていた
消防車


スターバックス
コーヒー

 

足マッサージ









足マッサージ









足マッサージ









足マッサージ

 ホテルに帰ってふと気がつくと、足がとても疲れています。無理もありません。ふだん運動不足なのに何キロも歩いているのですから(笑)。そこでちょっと贅沢して足マッサージをすることにしました。探しに行くのもめんどうなので、JTBの現地スタッフであるマックさんの携帯に電話して手配してもらいました。1時間で280ドルです。

 21:00時頃男女1人ずつのマッサージ師がやってきました。片言の日本語を操るので、意思の疎通はおっけーです。さっそく始めてもらいましたが、これはめっちゃ気持ちよかったですね。足だけでなく肩と背中もマッサージしてくれ、もう気持ちよくて気持ちよくて(笑)。

 実は足ツボマッサージでは、ひどい目に合ったことがあるんです。1999年のシンガポール旅行でChouchouさんの足裏マッサージってのに初挑戦したのですが、翌日まで足の裏が痛くて(^^;;。もう2度とするものかと思ったものです。がしかし、疲れには勝てずにまた挑戦してしまいました。ちっとも懲りてないですね(笑)。

 シンガポールのことをマッサージの人に話すと、「シンガポールはヘタクソですよ」などと言ってました。対抗意識むき出しです(爆)。

 足マッサージで疲れも取れ、ぐっすり眠ることができました。気持ちよかったのでチップを1人20ドル渡し、総額600ドルです。結局今日は散財の日になってしまいました(笑)。
 

雪見大福その2

 今日見つけた雪見大福はウーロン茶バージョンです。こんなの日本にはありませんね。さっぱりして美味かったです。

雪見大福
ウーロン茶版