日目 (2002/09/17)
     

 2日目は、アラブストリート、リトルインディア、チャイナタウンへ行きます。絵に描いたようなシンガポール観光のパターンですね(笑)。奥様は以前行っているのですが、私は初めてなので行ってみたかったんです。シンガポールへ行ったら、一度は行ってみるといい場所だと思います。

     
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ホテルの窓から  シンガポール最初の朝です。いい天気だったのは嬉しいのですが、暑さの予感です。考えてみれば赤道近くなんですから、暑くて当たり前なんですけどね。

 902 号室はホテルの裏手にあたり、眺望はあまりよくありませんでした。でも豊富な緑は楽しめます。

 シンガポールの街って、ほんとに緑が豊富です。けっこうな都会なのですが、高さ 10m を超える街路樹がどっさりあったり、そこいらじゅうに木や草があったりして、目に優しい街ですね。シンガポールを好きな理由のひとつは、この緑の多さです。

窓からの眺望
朝食はコンビニサンド  朝食は、夕べセブンイレブンで仕入れたサンドイッチです。2.5〜3ドルですから 175〜210円くらいですね。日本と変わらない値段です。

 2.6ドルのポテトサラダは、ジャガイモが新鮮で美味しかった(^ ^)。

 期待していたスターバックスのモカコーヒーは、少々甘すぎました。もうちょっと甘さ控えめにすればもっと美味しいと思うのは、日本人の感覚なのかもしれませんが・・・。

 野菜ジュースを飲んだ奥様の感想も 「甘いわね」 でした。全般的に東南アジアの飲み物って甘いですね。香港で缶入りのグリーンティーを飲んだら甘くてびっくりしましたが、東南アジアではどこでも飲み物は甘めなのかもしれません。

コンビニサンド

ポテトサラダ

スターバックスの
モカコーヒー

野菜ジュース
牛乳
ミネラルウォーター

ネットカフェを探す

i_surf

地図 (145kb)

 今日は1日観光っぽいことに費やす予定ですが、その前にぜひとも探したいものがありました。日本語環境の整ったネットカフェです。

 奥様がガイドブックで見つけた情報によると、ヒルトンホテルのとなりのビル3Fにあるということです。朝食後さっそく探しに行きました。

 隣のビルはファーイーストショッピングセンター(Far East Shopping Centre)という名前で、ちょっとひなびたショッピングモールといった感じでした。3Fにあがります。見当たりません。そこで外から見えていた2Fのネットカフェ i.surf を覗いてみます。

 店員に聞いてみると、日本語が利用できるという答えが返ってきました。み〜つけた(^-^)。料金は 5ドル/1時間だそうです。試してみると・・・おぉ、日本語が使える〜♪。

 ここでメールを何通かとBBSへの書き込みを行いました。使い終えて料金をたずねると 2ドルでした。12分単位に切り上げて、1ドル単位で支払う方式のようです。

 このネットカフェには毎日お世話になりました。店員の女性に顔を覚えられて、入っていくとにっこり微笑んでくれるようになっちゃったりして(笑。

Far East Shopping Centre

2Fにあったネットカフェ
i.surf

店内はこんな感じ

おぉ!
いかにも怪しげな
にぃちゃんがっ
 今日の予定は、アラブストリート、リトルインディア、チャイナタウンです。これにマーライオンが加われば、王道の観光コースになっちゃいますね(笑。

 3年前のシンガポール旅行では、ずっとセントーサ島に泊まってたので、市内はほとんど見てないんです。だからとりあえず王道をひととおり見ておきたかった。

 歩いてオーチャード駅に向かう途中、灰皿とベンチがあるところで一服していると、「日本からですか?」と声が。見ると伊部雅刀と前田君を足して2で割ったようなにぃちゃんが微笑んでいます。

 「近畿ツーリストのガイドやってました。今エスコート中の日本人たちがヴィトンを買いに行ってます。日本人のヴィトン好きはクレージーね。」などと言います。

 エスコート中? ほんとかぁ?(ーー)ってな感じですが、日本語がとても上手なのでとりあえず話だけは聞いてみることに。

 にぃちゃん曰く、「偽物にもランクがあるんですよ。たとえば私がしているこの腕時計はAランクです。Bランク、Cランクのものはダメです。」

 そんなものには全く興味がなかったのですが、ここでふと思い出しました。3年前にシンガポールで買ったネックレスが壊れてしまい、日本では修理ができなかったんです。それを持ってきていたので、修理ができる店を知らないかどうか尋ねてみることにしました。

 これはにぃちゃんにとって渡りに船って感じだったようです(笑。知っているからついてこいってことになりました。一応警戒しながら付いていくと、オーチャードロードからちょっと入ったビルにあるラッフルズなんとかって宝飾店に。

 確かにその店の宝飾品は安めでした。でも修理はできないし、新しいのを買えとうるさいので、早々に退散です。

 要するに私たちは、リベート屋の網にかかったっちゅうことですね(笑。危険な感じはしませんでしたが、警戒は必要です。今回は安ホテルの中にあるごく普通のショッピングモールでしたからついていきましたが、やばそうなところに案内されそうになったら、振り切って逃げたほうがいいでしょう。

あやしげなにぃちゃんと
一緒にパチリッ
MRT は
ez.link カードが便利

オーチャード駅地図 (143kb)

 最初に行くアラブストリートへは、MRT(地下鉄)を利用することにしました。怪しいにぃちゃんのおかげで回り道になってしまいましたが、ホテルから歩いて5分ほどのオーチャード駅に向かいます。オーチャード駅は、オーチャードロードとスコッツロードの交差点あたりにあります。

 MRTはこれから何度も利用しますから、プリペイドカードを買うことにしました。ガイドブックではフェアカードというものが紹介されていたのですが、現在は

   ez.link カード

に変わっていました。10ドル分のプリペイに、デポジット 5ドルを加えて1枚 15ドルです。

 デポジット分も含め、使わなかったプリペイ分も帰るときに精算できます。またMRTだけでなくバスでも利用できるので、何度も乗る人には便利でしょう。

 ez.link カードで自動改札を通るときには、手前の方にある直径20cmくらいの丸い部分にかざしてください。日本のSuicaと同じ要領です。識別はよく、識別されると丸い部分のすぐ先に残金が表示されます。残金が少なくなったら 10ドル単位で追加入金することができます。

 MRTは2ラインあります。オーチャード駅を通っているのは North-South ラインで、シティホール駅で East-West ラインに乗り換えてブギス駅まで行きました。ブギス駅からアラブストリートまでは1ブロックですから、歩いて5分ほどですね。

ez.linkカード

かざすだけで通れる
MRTの自動改札

オーチャード駅構内
ピンぼけ (^ ^;;;

アラブストリート

Arab Street

地図 (228kb)

 ブギス駅からは、進行方向右に向かってローチャーロードを進み、最初の交差点で左に曲がってノースブリッジロードに入ります。ちょっと歩くとすぐにサルタン・モスクの金色に輝くモスクが見えてきました。

 この辺を歩いているときにはすでに 13:00 頃になっていたので、めちゃくちゃ暑かった。だからミネラルウォーターは手放せません。水分補給しながら行動しないと熱中症になってしまいます。皆さんも暑さ対策には気をつけてください。

 サルタン・モスクに着いて中に入ろうとしたところ、ひげのおっちゃんが 「入っちゃダメ」 というように手で合図しています。「あれっ? 周囲の廊下から見学できるはずなのに。」 と思いながらも、仕方がないので見学はあきらめました。残念(><)。

 サルタン・モスクでは、若い日本人女性4人のグループと出会いました。ハワイなんか石を投げると日本人に当たりそうですが、シンガポールでは珍しいことです。ここに限らず、街中ではほとんど日本人に出会いませんでした。DFSには山ほどいましたが(笑。

 アラブストリートでは人通りがあまりなく、ちょっと閑散とした感じです。ウィークデイだったせいもあるかもしれませんが、なんか下り坂の感じがしました。

 サルタン・モスクにふられてしまったので、早々にリトルインディアに向かうことにします。リトルインディアの近くにはMRTの駅がないのでバスが便利なのですが、旅行者にとって残念ながらバスは分かりにくいのです。それに暑さにまいってしまっていることもあり、リトルインディアにはタクシーで向かいました。

 タクシーは、

   初乗り 2.4ドル(168円)
   メーターは 0.1ドル(7円)きざみ

で上がります。自動ドアではないので、自分で開けることを忘れずに。

 リトルインディアではスリ・ヴィラマカリアマン寺院を目指しました。タクシー料金は 3.8ドル(266円)です。基本的にタクシーでのチップは必要なく、お釣りはきちんと出してくれます。

ノースブリッジロード

アラブストリート
ならではのお店

サルタン・モスク

いかにもといった感じの
アーチのある歩道

リトルインディア

Little India

地図 (256kb)

 スリ・ヴィラマカリアマン寺院は観光スポットのひとつですが、観光客はあまりいませんでした。ウィークデイだったためでしょうか。それともいつもあんなもんなんでしょうか。

 正面の入り口では熱心に祈りをささげる人たちが大勢います。もちろん観光客は中に入ることはできません。

 私たちは寺院の周りを一周してみました。赤白に塗られた壁の上には、神聖な動物である牛の彫刻がたくさんあります。また有名な塔、ゴープラムはなかなか美しいものでした。

 ここで寺院を後にし、少し街を散策してみることにします。

 リトルインディアの街はけっこう楽しめます。地元の人のためのお店と観光客相手の土産物屋が混在し、覗いて回るだけで面白いです。

 レース屋さんのようなお店を覗いてみましたが、手の込んだレースのカーテンや生地がとても美しかった。

 歩道にまでワゴンを並べている店も多く、実にいろいろなものが売られています。そんな通りを歩いていたら、ふと目につくものがありました。

  コットンの長袖シャツ  5ドル

 へっ? 5ドル? 350円です。手にとって見ると、品物は悪くありません。縫製もわりとしっかりしているようです。絶対に日本では買えない値段ですよね。これは買うしかありません。迷わず2枚買っちゃいました(笑。

 全体的に大きめでしたが、サイズは豊富でした。私は 16サイズを買いました。16 サイズって 16号なのかなぁ。

スリ・ヴィラマカリアマン寺の
塔(ゴープラム)

赤白の壁の上には
神聖な牛がいっぱい

リトルインディアの
街並み

1枚 5ドルの
長袖コットンシャツ

昼食

ズジャオ・センター
Zhujiao Centre

リトルインディア

地図 (256kb)

 朝起きたのがあまり早くなかったので、この辺ですでに午後1時を回ってしまいました。そこでリトルインディアでいちばん大きいホーカーズ、ズジャオ・センターに行くことにしました。スリ・ヴィラマカリアマン寺院を背に、右に向かって歩いていけばすぐにあるはずです。

 ところがです。地図によるとそろそろあるはずなのですが、ズジャオ・センターの文字が見当たりません。あるはずの場所には

   PUSAT TEKKA
   TEKKA CENTRE

という建物だけです。でも中を覗くと、かなり大きなフードコートになっているようです。おなかもすいていますし、「ここでいいや」ということになり、入ることにしました。

 ここで食べたのは

   ゆで卵入り汁クティオ&春巻きと薩摩揚げ
     3.5ドル

   ポークライス
     2.5ドル
   叉焼饅2個
     2ドル(1個 1ドル)
   Tiger Beer(中瓶)
     3.2ドル

   ミネラルウォーター
     1ドル

です。

 ゆで卵入りのクティオは、さっぱり味のスープで、ほのかに甘いココナッツ風味でした。これに魚醤のソース(黒いほう)とチリソース(赤っぽいほう)でアクセントをつけて食べます。

 ポークライスのポークは甘めの味付けです。以前横浜中華街のそこここで売られていた、叉焼の味に似ていました。大好きな味です。そういえば中華街で昔ながらの叉焼売ってるとこ減っちゃったなぁ。

 叉焼饅は、味的には日本の叉焼饅と変わりません。甘く煮た叉焼が入っています。ただちょっと香辛料がきついかな。

 おなかがすいているせいもあったのか、どれも美味しく食べられました。多少のクセはありますが、私たちにはとても美味しかった(^-^)。

 全体的な感想はグッドです。観光客は多くなく、ほとんどは地元の人のようでした。味・値段ともオッケーです。

 なおここのトイレは有料で、0.1ドルです。トイレの入り口に机が置いてあっておっさんが見張ってますから、10セント払って入りましょう。有料と言ってもきれいとは限りませんが(笑。

 さて美味しかったし、お腹もふくれて大満足なんですが、建物の名前だけは納得いきませんでした。地図上の位置で確かめればたしかにズ・ジャオ・センターだったと思うのですが、建物の外壁には大きく TEKKA CENTRE と書いてありました。どういうことなんだろう・・・。

 とりあえず、ズジャオ・センターで食べた、ということにしておきます。

ゆで卵入りクティオ

春巻きと薩摩揚げ

麺に付いてきた
2種類のソース

ポークライス

ポークライスに付いてきた
チリソース

叉焼饅

チャイナタウンへ

China Town

スリ・マリアマン寺院

Sri Mariamman Temple

地図 (325kb)

 今日最後の目的地はチャイナタウンです。時間も押してきてしまったので、タクシーで行くことにしました。目指すはスリ・マリアマン寺院で、チャイナタウンの観光スポットの1つです。リトルインディアからスリ・マリアマン寺院までのタクシー料金は 6ドルでした。

 スリ・マリアマン寺院は拝観料無料で、誰でも自由に入ることができます。

 ただし写真とムービーを撮る場合は料金が必要です。

   写真 3ドル
   ムービー 6ドル

 サルタン・モスクも、スリ・ヴィラマカリアマン寺院も入れなかったので、やっとまともに見ることができます。

 入ってすぐに拝殿があり、周囲は壁に囲まれた中庭になっています。拝殿は途中まで入れますが、奥まで入ることはできません。観光客の中には奥まで入ってしまう人もいましたが、日本語の注意書きもあるのできちんと守りましょう。

 しばらくすると、拝殿の柱のところに座っていた2人の楽師が音楽を奏で始めました。1人は長い管楽器、もう1人は膝に乗せて両側を手でたたく太鼓です。

 この音が素晴らしかった!!。聞き惚れてしまいました。たった2人だけなのに重厚な音なのです。宗教心はないのですが、なにか荘厳な気持ちにさせられました。

 奥様のほうは、中庭の端でやっている儀式に見とれていたようです。こちらは1人の男性が仏像を清めたり、色の付いた泥のようなものをかけたりしています。周りにはたくさんの女性が座っていました。最後に水で清めて儀式は終わりです。

 音楽が終わったので、壁の上の回廊に上がりました。回廊からは街並みも見渡せて、なかなかよい景色です。

 

写真とムービーの
料金支払い所

拝殿の中

2人の楽師が
荘厳な音楽を奏でる

極彩色が美しい寺院

ちょっと一休み

The Big Apple Coffee

地図 (324kb)

 スリ・マリアマン寺院を後にした私たちは、クロスロードへ出てナゴール・ドゥルガー寺院へ向かいました。クロスロードをしばらく歩いたら、テロックアヤストリートを曲がればオッケーです。ところが間違えて、ひとつ手前のアモイストリートに入ってしまいました。

 ナゴール・ドゥルガー寺院の裏手にあたる道で、裏から寺院に入ることはできません。見えているのにおあずけ状態です。

 そのストレスと暑さと日差しの強さに負けて、2人ともいらついているのがお互いに分かります。そこでアモイストリートで見つけたカフェレストラン、The Big Apple Coffeeに飛び込みました。こういうときはコーヒーブレークに限ります。

 いやぁ、生き返りました。エアコンが効いていて、ほっと一息です。さっそく注文しました。

   カフェラテアイス
   Tiger Beer

 単品の値段はメモるのを忘れてしまいました。両方で 12ドルです。

 ここのカフェラテアイスは、甘すぎずに美味しかったなぁ。

迷い込んでしまった
アモイストリート

緊急避難で飛び込んだ
カフェレストラン

ナゴール・ドゥルガー寺院

Nagore Durgha Temple

 

シアン福建寺院

 

アルアブラーモスク

Al-Abrar mosque

地図 (325kb)

 コーヒーブレークのおかげで人間に戻れた私たちは、テロックアヤストリートに回りこんでナゴールドゥルガー寺院へ向かいました。

 ところが・・・どこにあったんだ? ナゴール・ドゥルガー寺院はっ?。 気が付いたらシアン福建寺院の前に来ていました。 しかもここも入れないときたもんだっ!!。なんか今日はついてないです。 仕方がないので外で写真を1枚。

 シアン福建寺院の先にはアルアブラーモスクがあります。シアン福建寺院では写真を1枚撮っただけで、すぐにアルアブラーモスクに向かいました。

 またまた「ところが」です!!。ナゴール・ドゥルガー寺院は分からないうちに通り過ぎてしまい、シアン福建寺院は閉まっていて、アルアブラーモスクは観光客が入れるような寺院ではありません。敬虔な信者が熱心に祈りを奉げていました。

 仕方がないのでここでも遠くから写真を1枚撮っただけで、早々に退散しました。

ナゴールドゥルガー寺院

アルアブラーモスク

タンジョンパガーロードで

お茶を

Yixing Xuan Teahouse

地図 (223kb)

 チャイナタウンの最後は、タンジョンパガーの散策にしようということになりました。タンジョンパガーロードは、旧き良きチャイナタウンの風情が残されている通りです。

 現在チャイナタウンは再開発の波にさらされ、いずれは単なる観光ストリートになってしまうのではないかと危惧されています。こういった昔ながらの街並みが、いつまでも残されるといいのですが・・・。

 セシルストリートに出てちょっと歩き、右に曲がってマックスウェルロードを少し歩くと、有名なマックスウェルフードセンターのある大きな交差点に出ます。そこを左に曲がるとタンジョンパガーロードです。

 タンジョンパガーロードをのんびり散策していると、ふと1軒のお店が目に付きました。

   YIXING XUAN TEAHOUSE

という名前のお店で、どうやら中国茶の専門店のようです。本格的な中国茶は、いつか体験してみたいと思っていたんです。

 お店のガラスドアに顔をくっつけるようにして中をうかがっていると、中にいた若い女性が微笑みながら手招きしているのが見えました。なんだか恥ずかしい気分です(笑。

 中に入ると、壁一面にお茶と茶器が並べられ、椅子とテーブルもあります。さっそく席につき、お茶を注文することにしました。

 お店のイチオシは「東方美人」という銘柄だそうです。メニューでも別扱いで、力の入り方が分かります(笑。そこでそれを注文することにしました。

 少し待つと、TVの旅番組でよく見たあの中国茶のセットが運ばれてきました。あこがれの中国茶です(^-^)。

 こちらが旅行者で何も分からないのを見て取り、運んできた女性が最初の1杯を作ってくれました。

  1) 急須に半分ちょっと茶葉を入れる
  2) 沸騰したお湯を注ぐ
  3) すぐにお湯を捨てる(汚れを落とすため
  4) またお湯を注いでふたをし、外からもお湯をかける
  5) 1分ほどそのまま蒸らす
  6) 背の高いほうの茶器にお茶を注ぐ
  7) 背の低いほうの茶器に移し変える
  8) 空になった背の高いほうの茶器で香りを楽しむ
  9) 背の低いほうの茶器のお茶を飲む

 こんな手順です。茶器は大き目の杯くらいのサイズで、3回で飲み干すのがマナーだそうです。

 さてお味のほうは・・・・ちょーまいう〜(^o^)。鉄観音茶に近い味で、香りも抜群。もう美味しくて美味しくて。

 1回の茶葉で3回飲み、茶殻はお盆のすみに捨てます。そしてまた次の茶葉を入れ、繰り返して飲みます。5回分くらいの茶葉が用意されましたから、ゆっくり楽しめました。

 途中でおつまみナッツが出されました。てっきりサービスかと思っていたら、清算書にしっかり記載されていたのには笑っちゃいました。

   お茶(東方美人) 15ドル
   おつまみナッツ 1ドル

 15ドルですから1050円くらいですが、2人でたっぷり楽しめますから安いと感じました。それともよそではもっと安いのかなぁ。

 今日は1日動き回ったのですごく疲れていたのですが、中国茶を飲んだあとは気分がとてもすっきりしていました。熱い中国茶にあんな疲労回復効果があるとはびっくりです。疲れたときは、冷たいものよりも疲労回復できますから、皆さんもぜひ試してみてください。

 ここでは実家へのお土産としてお茶も買いました。東方美人の缶入りです。80ドルなので、5600円くらいですね。お茶の相場を知らないのでなんとも言えないのですが、5600円と言えば日本でも高級茶の値段です。でも美味しいからいっか(^-^)。

ここから
タンジョンパガーロード

交差点から
タンジョンパガーロードを
のぞむ

ふと見つけた
中国茶専門店

手順 2)

手順 3)

手順 7)

おつまみナッツ

お土産に買ったお茶

タンジョンパガーセンター

Tanjong Pagar Centre

 憧れの中国茶ですっかりリフレッシュした私たちは、夕食にすることにしました。ネットでお知り合いになった「かぁ坊さん」お勧めの、タンジョンパガーフードコートへ向かいます。

 タンジョンパガーセンターは、マックスウェルの交差点を背に進み、左手にフラマホテルを見ながら通り過ぎた先の右側にあります。

 とても大きなセンターで、2つの建物があります。手前の建物の1階がスーパー、2階がフードコート、その先の建物は1・2階ともショッピングモールになっています。2つの建物は空中歩道で2回部分がつながっていました。

 私たちは手前の建物を通り過ぎ、ショッピングモールに入りました。建物の中央は吹き抜けになっていて、両側にはいろいろな商店が並んでいます。観光客相手ではなく、地元の人のための雑貨、服飾の店が多かったようです。また美容院と床屋も数多くありました。

 タンジョンパガーセンターの表通りに面したところに、両替商があったので、10000円両替しました。なんとここの両替率がいちばんよかった。10000円で144ドルです。

 次に行ったのは、スーパーです。スーパーって面白いですよね。

 ここでは探したいものがありました。醤油と油です。以前TVの上海特集で紹介されていた料理の作り方に出てきたんです。でもさんざん探したのですが、同じものはありませんでした。似たものはあったんですが・・・。

 そのほかにもいろいろ見て回りましたが、とにかく面白いですね。得体のしれない缶詰とか、スキッピーのラズベリー入りバージョンとか、カップ麺ひとつとっても面白そうなもおんがいっぱい(^-^)。

 大きなスーパーを見て回っていたら、そんなこんなで1時間ちかくもたってしまいました。

 これが失敗だったのです。かぁ坊さんお勧めのタンジョンパガーフードコートで食事しようとしたら・・・なんとほとんどすべて店じまいしていました。まだ7時ちょっと過ぎなので大丈夫だと思っていたのですが、これでは食事できません(T_T)。泣く泣くマックスウェルフードセンターに向かいました。

タンジョンパガーセンターの
ショッピングモール

ジモティ御用達のお店

タンジョンパガーセンターの
外観

スーパーから出てきたら
もう真っ暗でした

夕食

マックスウェルフードセンター

Maxwell Food Centre

地図 (222kb)

 

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ホーカーズ一口メモ
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 シンガポールでは、すべての飲食店にA〜Eまでのランク付けがされています。マックスウェルフードコートでは、7割くらいがランクB、残りがランクCです。ランクは店の外に貼り出してありますから探してみてください。

 ランクBの店なら、危険と言われている氷でも大丈夫なようです。氷のデザートは、ランクBの店を探して注文しましょう。

 

 タンジョンパガーロードを元来た方向に引き返し、マックスウェルフードセンターに向かいます。フードセンターには7時半頃着きました。

 とりあえずホーカーズの中でも大きな方であるフードセンターを一回りします。そして席を決めて落ち着き、注文に行きました。ここで食べたのは次のようなものです。

   黒胡椒叉焼麺(Black Pepper Char Siew Noodle)
     2.5ドル
   茄沖蝦仁?麺(Praun Noodle Tomato Sauch)
     3ドル
   油菜(Soya Sauce Vegetable)
     3ドル
   Tiger Beer(大瓶)&ミネラルウォーター(500ml)
     6.5ドル

 黒胡椒叉焼麺はたぶんホンコンミー(香港麺)で、これはとても美味かった。甘めの叉焼と醤油ベースのタレが抜群にマッチしていました。

 茄沖蝦仁?麺はプロウンミーで、上に乗っているのはエビチリそのものです。タレは醤油ベースですがあっさり味で、エビチリの味を邪魔しないさっぱり味でした。奥様曰く「たいへん美味しかった」そうです。

 油菜は東南アジアへ行くとどこでも見られるポピュラーな料理ですが、どこで食ってもうまいですね。青菜はたぶん芥蘭だと思います。ここの油菜は、ガーリックのみじん切りがたっぷり入った油で炒めてありました。もちろんめちゃくちゃ美味かったです。

 マックスウェルフードセンターは、どのガイドブックにも載っているくらい有名なフードコートです。特に美味しいとの評価はないようですが、私たちは十分に満足しました。

 値段的にもオッケーなのではないでしょうか。場所もわかりやすいですし、チャイナタウンに行ったときにはお勧めのフードコートでしょう。

 さて食事が終わったらデザートです。かぁ坊さんお勧めのハニデューサゴを探しました。と、ありましたありました。これまでも探していたのですが、マックスウェルで初めて見つけました。

 さっそく注文して味見です。

   ハニデューサゴ(Honey Dew Sago)
     1.5ドル

 ふんふん、なるほど。ココナッツ味の氷の上に、タピオカやフルーツが乗っています。さっぱりしてて美味しいですね。フードコートというとアイスカチャンが有名ですが、ハニデューサゴもイケてます。見つけたらぜひお試しを。

 奥様は甘いものよりビールの方がいいらしく、ここでもTiger Beerです(笑。

   Tiger Beer(350ml缶)
     3.2ドル

マックスウェルフードセンター
に到着

黒胡椒叉焼麺

茄沖蝦仁?麺

油菜

毎度おなじみ
Tiger Beer と
ミネラルウォーター

ハニデューサゴ

翌日の朝食購入

伊勢丹スコッツ

地図 (143kb)

 夕食を終えたらホテルに帰るだけです。MRTのタンジョンパガー駅まで歩いていきました。

 マックスウェルストリートをちょっと進み、すぐに右折してトゥラスストリート(Tras Street)に入ります。ここはマーレイテラス(Murray Terrace)というフードアレイになっていて、こじゃれたレストランが並んでいました。

 マーレイテラスの先はバーが並んでいて、お店が途切れたところで左折してウォーリッチストリート(Wallich Street)に入ります。と、すぐ先にタンジョンパガー駅の入り口が見えます。

 オーチャード駅までMRTで行き、地下からそのまま伊勢丹スコッツの地下に入りました。伊勢丹スコッツの地下はなかなか便利です。現地のものだけでなく、日本食や日本の食材も数多く売られています。21:30まで開いていますし、日本食が恋しくなったらここで買えます。

 ここであしたの朝食を買いました。サブマリンサンドのようなボリュームたっぷりのサンドイッチと、バラエティブレッドです。その他ミネラルウォーターと果物も仕入れました。

   サンドイッチ(2個)
     10ドル
   バラエティブレッド
     1ドル
   りんご(2個)(Imported Fruitとなっていました。日本から?)
     0.9ドル
   なし(4個)(China Honey Pear)
     3.45ドル
   ミネラルウォーター(4本)
     2.4ドル

 ここのミネラルウォーターはいちばん安かったので、何度も購入しました。なにしろ 1本 0.6ドルです。

 伊勢丹スコッツからは、地下道でオーチャードロードのヒルトン側に渡れます。ちょっと重い荷物を持ちながら、ホテルに帰りました。

マーレイテラス

マーレイテラスの
こじゃれたレストラン