2日目 (2006/07/05)
     

 香港2日目です。 今回の旅行では、大雑把にいくつか行きたい候補地を考えておいて、あとは現地で考えましょ、というノリです。

 今日行く場所も、起きてから決めました。 香港仔(アバディーン)方面です。 香港仔にちょっと気になる食堂があることと、慕情で有名な淺水灣(レパルスベイ)にも足を伸ばせそうだったからです。 どちらも行ったことがない場所なので、とても楽しみです。

     
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本日の予定は?  7:30、私はぱっちりと目覚めました。 あれ? どうなってんだ? ちょっとの間、状況が分かりませんでした。

 あ、思い出した! 夕べ、なし崩しに寝てしまったんだ!

 起きてみると、服は着たまま、ベッドカバーの上に寝てました(汗。 夕べシャワーを浴びた記憶もありません。 やっちゃった!! ごめんなさい。

 管理人の管理人は、すやすや眠っています。 私は起こさないようにそーーーっと起き、1人でノーパソをして時間をつぶしました。

 8:00 ごろ管理人の管理人も起きたので、さっそくシャワーを浴びます。 そして今日の予定を相談しました。 その結果、行き先は淺水灣(レパルスベイ)に決定。

 ネットで情報収集し、枕ゼニを 10ドル置いて、10:20 ごろ出かけました。 とりあえずなんか食わなくちゃ。


つくつくぼうし?  部屋を出て、エレベータに向かって廊下を歩いていると・・・おや?

 前からカップルが歩いてくるのですが、その男性のほう、ひょっとして 「N川 Nりお」 さんじゃあ〜りませんか。 よく似た人なのかなぁ、ご本人なのかなぁ。 奥さんにしては、妙に若いなぁ。

 私たちは、無言で行き過ぎました。 私の口は 「つくつくぼうし」 と言いたくて、むずむずしてました。 でも、大人ですから(笑


昼飯は新港中心で  私たちが向かったのは、廣東道ぞいにある新港中心(Silvercord)です。 地下にフードコートがあって、いろいろ選べて便利なところです。 デザートの手造甜品もありますし。

 新港中心には、10:50 ごろ着きました。 行程の半分はエアコンの効いた地下道で行けます。

 新港中心に着いてエスカレータでB2に下りてみると、あれれ、だいぶ店が替わってるな。 香港は日本ブームなのでしょうか、日本の店が目に付きます。

   らーめん元八   大阪王将

 2年前に来たときは、日本からの出店はこんなになかったような気がします。 それにもうひとつ変わった点を発見。 以前は 「手造甜品」 の看板で営業していた店が

   満記甜品

になってます。 手造甜品は満記甜品からライセンスを受けていたはずなのですが、本家の満記甜品に吸収されたのでしょうか。 真相は不明です。

 私たちは場内を見てまわりましたが、日本のものはつまらないし、中華系で惹かれるものはないし・・・と消去していった結果、ベトナム料理の店に決まりました。 Vietnam Cuisine 越、というお店です。

 さっそく店のおねえさんに

   $38.00 (570円) 越式香茅雞/豬扒飯
     Pork Chop or Chicken Fillet
     w/Lemon Grass with rice
   $38.00 (570円) 
香茅牛肉/鶏絲手巻凍檬
     Beef w/ Lemongrass Shredded
     Chicken Roll w/ Cold Vermicelli

をそれぞれ豬(Pork)と鶏(チキン)で注文しました。 フリードリンク付きなので、奶茶を付けて貰います。

 ここのフードコートでは、店で注文したら注文票をもらい、フードコートの中央にあるレジに行って支払うシステムです。 そして支払い証の付いた注文票をもう一度店に持っていき、空いている席に座って支払証に書いてある番号で呼ばれるのを待ちます(写真では 983)。

 しばらくすると料理ができあがった様子なので取りに行こうとしたら、おねえさんが 「いいよ、持ってくよ」 といった感じで手を振り、席まで運んできてくれました。 空いているからなのでしょう。 ランチタイムの混雑時には自分で取りに行かなきゃならないのだと思います。

 越式香茅豬扒飯は、カレーソースがたっぷりかけられていて、かなり美味かった。 皮はパリッとしているし、ソースもいいです。 豬を食べちゃったら、残りはカレーライスで楽しめますしね。

 香茅鶏絲手巻凍檬は、さっぱりしていてそこそこ美味しかったのですが・・・。 トッピングしてある生春巻の中身が、メインのフォー&野菜と同じなので、途中で飽きると言ってました(管理人の管理人談。

 どちらもボリュームたっぷりでした。

 フリードリンクの奶茶は Tea と書いてあったのですが、甘いんですよ、これが。 香港の人は、甘い飲み物が好きなんですね。

 食事のあと、私たちは香港仔(ほんこんちゃい)へ向かいました。 香港仔行きの巴士は中環の巴士ターミナルから出ています。
新港中心のエントランス

場所はこちら

1FからB2を
見下ろしたところ

−・−・−・−・−・−・−
香港のランチタイムは、
12:30 からだそうです。
私たちは 11:00 ごろに
行ったので、場内は
閑散としていました。
−・−・−・−・−・−・−


Vietnam Cuisine


変なおっさんが
しゃがんでますね(笑

越式香茅雞/豬扒飯

香茅牛肉/鶏絲手巻凍檬

天星小輪で中環へ  11:25 ごろ新港中心の外に出てみると、亜熱帯特有のかなり大粒の雨が降っています。 さっきまでは晴れてたのに・・・。 でも、このような雨はこのあと何度も遭遇しましたが、スコールのようなものなのですぐ止みます(だといいですね(笑。

 新港中心からフェリーターミナルへは、目の前の廣東道を南(左)へ行けばまっすぐなのですが、雨を避けるために地下道伝いに行くことにしました。

 歩き始めてすぐ、足ツボマッサージのキャッチセールスおばはんに声を掛けられました。 話を聞いてみると、45分で2人 $250 と言います。 この値段なら相場よりだいぶ安い。 だいたい1人 $200〜300 くらいが相場だと思いますから。 そこでチラシをもらって 「あとで行くよ」 というと、「愛」 とサインし、金額を書き込んでいます。 これなら安心・・・だと思い、夜行くことにしました。

 新港中心の南側にある新世界廣場ビルから地下道に入り、九龍公園徑と北京道の交差点でいったん外に出ます。 そして九龍公園徑を南へ下り、中間道との交差点でまた別の地下道に入ります。 地下道の入口は、YMCAの横にあります。 地下道を出たら真っ直ぐに行けば、フェリーターミナルです。

   地下道はこちら

 中環へは、毎度おなじみ天星小輪(スターフェリー)で渡りました。 上層($2.20)に乗りましたが、上層デッキの前後にあるガラスで仕切られた座席は、運がいいとエアコンが入っています。 少しの時間でも、涼しいのは快適ですね〜。

YMCA横の
地下道入口

九龍公園徑横の
地下道入口

いかにも香港!!
の景色ですね

中環巴士ターミナル  中環に渡った私たちは、水を2本購入し、交易廣場1階にある巴士站(バスターミナル)へ向かいました。 フェリーターミナルを出たら右に行き、郵政總局(General Post Office)を右に見ながら進みます。 巴士站までは、歩いて5分もかかりません。

 味もそっけもないコンクリートの建物が見えてきたら、それが巴士站です。 入ってすぐのところはミニ巴士の乗り場、その奥がダブルデッカーの乗り場になっています。

 ダブルデッカーの乗り場には、巴士の案内図があります。 しかしこの案内図は、目の前にある巴士乗り場の案内図ではありません。

 私はこの案内図を見たとき、てっきり目の前の巴士乗り場の案内図だと思い、香港仔行きの70番が載っていないのであせりました。 しかし管理人の管理人がすぐに気付き、迷わないで済みました。 管理人の管理人、偉いっ。

 さて状況は理解できたのですが、70番の乗り場がよく分かりません。 そこでチケット売り場のおばはんにガイドブックに載っている 「香港仔」 を見せたら、そのおばはん、やおら電卓を取り出しました。 そして 「70」 と打ってこちらに見せます(笑

 分かりやすいですね・・・・・じゃなくてぇ、70番に乗ればいいのは知ってるわけでぇ、どの乗り場から出るかを聞いとんのやっ。

 語学力がないって、悲しいですね。

 しかし私たちはツイてます。 ふと振り返ると、そこには70番の巴士が。 写真を撮って乗り込むと、さらにツイていました。 2階の先頭座席が空いてます。

交易廣場巴士站

香港って、いつもどこか
工事中

ダブルデッカーの
発着所

香港仔行きの70番

巴士で香港仔へ

 巴士は東に向かってトラムの道(徳輔道中)を走り、ほどなく金鐘巴士站(アドミラリティバスターミナル)です。 窓の外は雨模様で、時折かなり強く降ります。 このあと天気は大丈夫なのでしょうか。

 金鐘を出た巴士は太古廣場(パシフィックプレイス)を右に見ながらトラムの道(金鐘道)を進み、ちょっとして斜め右、皇后大東道に曲がりました。 この先には、有名な競馬場、跑馬地(ハッピーバレー)があります。

 しばらくすると跑馬地に突き当たり、巴士は右に曲がります。 皇后大東道ですね。 跑馬地を左に見ながら走ります。 この辺りで天気は回復してきました。 よかった、でも、暑そう。

 巴士は一路南へ向かいます。 そしてかなり長い香港仔隧道(ホンコンチャイトンネル)を通って、香港島南部に入りました。 あと少しで香港海洋公園(オーシャンパーク)で、そこを右に曲がると香港仔、左に曲がると淺水灣です。

 香港海洋公園を過ぎてしばらく走ったところで、渋滞にあいました。 左に行けば香港仔の道路案内が見えるので、あと少しで香港仔に着くはずなのですが・・・

 のろのろ運転の巴士にちょっといらいらしながら乗っていると・・・あ、あれが香港仔魚市場だ!!

 今回の目的地は、香港仔魚市場の市場食堂なんです。 「ぶらり途中下車の旅」 の香港スペシャルで紹介されていたのを見て、是非行きたくなりました。

 巴士は左のわき道へそれて、ヘアピンのような陸橋を渡り、方向転換してさっきの道を逆に走ります。 ん? するってぇと、さっきの巴士站で降りれば、香港仔の中心部だったんだ!! それを知らないので、わざわざ渋滞にはまってしまい、だいぶ時間をロスしてしまいました。

 巴士は陸橋を渡って少し走り、終点の香港仔に到着です。 中環を出たのが 12:45、着いたのが 13:50 なので、約1時間の行程でした。 でも途中で降りていれば、渋滞のぶん 15 分は短縮できたはず。 残念っ。

金鐘道から
皇后大東道に曲がる

皇后大東道
香港仔隧道の文字が
見えます

香港仔魚市場

巴士の窓からの
香港仔の景色

香港仔の街  巴士を降り立った私たちを迎えたのは、強烈な暑さ。 半端じゃなく暑いです。 35度、ひょっとしたらもっとあるかもしれません。 そんな中、街を散策しました。

 歩いてみて感じたのは、どこにでもある香港の街(笑。 そうなんです、特に変わったところはありませんでしたね。 ただ旧来の街並みの向こうに、巨大なマンション群が見え、ガイドブックに書いてあった 「ベッドタウン」 という説明が実感できました。

 しかし香港仔には、大きな特徴があります。 大きな港と、香港でも一二を争う規模の魚市場です。 有名な水上レストランへ 「JUMBO」 への渡し舟も、この港から出ています。

 海辺に出てみると、本当にかなり大きな港でした。 数え切れないほどの船が繋留されています。 船の種類はさまざまで、小さな貨物船、漁船、レジャーボートなど、ところ狭しと並んでいました。

 それから街歩きをしていたとき、ちょっと不思議なものを見ました。 大きな門なのですが、その奥には本殿らしきものがないんです。 向こう側にも同じような大きな門が見えましたが、これは寺なのでしょうか・・・。 それとも何か風水に関するもの?

旧来の街並みの
向こうにマンション群

香港仔の街角

大きな港の向こうに
マンション群

香港仔魚市場へ  散策を終え、そろそろ食事にしようかということになりました。 もちろん向かったのは、魚市場の食堂です。 さっき巴士から見えた魚市場は、歩道橋を渡って海側を歩いていけばたどり着くはずです。

 歩道橋に上がってみると、海側の突端に展望台のようなものがありました。 展望台からは港が見渡せ、なかなかの景色です。

 一休みしていると、さっき歩道橋の真ん中あたりで椅子に座っていたおばはんが近づいてきて、話し掛けてきました。 最初はなんのことか分からなかったのですが、要するに港のサンパン(送迎用の小舟)に乗らないかという客引きです。 今はまったく乗る気がないので、お引取り願いました。

 歩道橋を降りて歩いていくと、さっき巴士の中から確認した魚市場に着きました。 そして塀の内側に入るとすぐ、食堂らしき場所があります。

 ところが中をうかがってみると、人の気配が全くありません。 電気は点いているようなのですが・・・

 今は 14:05 どうやら休憩時間のようですね。 以前鯉魚門に行ったときも今と同じような時間で、ほとんどのレストランが休みでした。

 これじゃどうしようもないので、また暑い中を中心地までトボトボ引き返しました。

歩道橋を渡って
バス道の海側へ

歩道橋の突端にある
展望台

香港仔魚市場の
市場食堂(たぶん)

スイーツで一休み  炎天下、街の中心地と魚市場を無駄な往復してしまいました。 おかげでノドがカラカラです。 そこで、一休みすることにしました。 歩いていると甜品の店があったので、ここに決定。

 座るとすぐにメニューを持ってきてくれました。 おぉ、とても分かりやすい。 といっても半分くらいしか分かりませんが(笑

 このお店では、椰汁西米露(ココナッツミルク)か涼粉(仙草ゼリー)をベースに好みの果物や海草をプラスする甜品がメインのようです。 しばらくメニューとにらめっこし、

   $11.00 (165円) 椰汁西米露+酷、沙
   $15.00 (225円) 椰汁西米露+西瓜

それに別のメニューから

   $25.00 (375円) 龜苓膏

を注文しました。 すべて 「Cold」 バージョンです。

 ココナッツミルクはさっぱりした甘さで、西瓜(スイカ)と酷、沙(りぃとう)も美味しかった。 酷、沙は健康にとても良い豆で、ジャッキー・チェンが毎日食べていることで有名ですね。

 さて問題は龜苓膏(亀ゼリー)です。 私は以前から 「本場のもの」 を食べてみたくてしょうがなかったんです。 ところが管理人の管理人が・・・ね。

 説き伏せてやっと食べることができました。 食べてみると、ほぉ、けっこうイケてるじゃないですか。 甘味なしのコーヒーゼリーに正露丸をあしらった感じですが、そんなに苦くないし、そんなにクセもありません。 美味しくいただけました。

甜品のお店

椰汁西米露+酷、沙

椰汁西米露+西瓜

龜苓膏

巴士で淺水灣へ  ノドを潤して店を出ると、まだ 14:40。 強い日差しの中、私たちは巴士站へ行きました。 次の目的地は淺水灣です。

 巴士站に着いて巴士会社の腕章をつけた人に淺水灣行きの巴士を尋ねると、指差して教えてくれました。 路線図を確認すると、これでいいようです。 14:49 乗車。

 淺水灣までは停留所5個だと思い、停まる回数など数えていましたが、そんな必要はありませんでした。 有名な The Repulse Bay の建物が見えてきたんです。 ここじゃ、ここじゃ。 15:12 下車、所要時間は 約 23 分でした。

淺水灣へ行く巴士

逆光で見えなくて
すんません
とりあえず海岸へ  巴士を降りると、おぉ、有名な The Repulse Bay がすぐ真上に見えます。 微妙なカーブが美しい建物ですね。 それに風水による穴。 写真で見たとおりだ(あたりまえか。 そして振り返れば砂浜が広がっています。

 とりあえず巴士の冷房で体がリフレッシュしていたので、元気なうちに海岸に下りてみることにしました。 巴士站の前に階段があり、ほかの人たちもぞろぞろ下りていきます。 さすがに有名な観光地ですね、ウィークデイにも関わらず人が多いです。

 海岸に下りてみると、すごい照り返し!! 温度計は 34度を示していましたが、体感温度はもっともっと高かった。

 見回してみると、景色はなかなかいいです。 初めて来た私たちは、パラソルの下でしばらく景色を楽しみました。

 泳いでいる人や、日光浴をしている人もたくさんいます。 しかしここで日光浴したら、全身水ぶくれになりそう(汗

巴士站からの眺望

The Repulse Bay

海岸へ
強烈な照り返し
ここで一服
The Repulse Bay  淺水灣の海岸はなかなかいい景色でしたが、何しろ暑いです。 そろそろ The Repulse Bay に入ってみることにしましょう。 海岸沿いを歩いていけば天后廟もありますが、そんな元気はありませんっ。

 巴士站まで戻って道を渡り、階段を上ります。 The Repulse Bay のアプローチが見えてきました。 ほぅ、とても綺麗な建物ですね。

 階段を上がりきると正面の入口が見えましたが、閉まっています。 どうしようかと思いながら、建物の左手に回り込んでみました。 すると開け放した入口があります。 よし、ここから入ってみよう。

 中に入るとそれほど広くない通路が伸びていて、両側にお店があります。 もう少し進むと左側に中庭が見えてきました。 なかなか落ち着いた雰囲気です。

 が、なぜか通路内を雀が飛んでいました。 入ってきちゃったんですね。

 右手には、2階に上がる階段があり、「The Veranda」 とありました。 The Veranda と言えば、アフタヌーンティーが有名ですね。

 私たちは中庭で一服し、さらに先に進んでみました。 すると右手にオープンテラスが見えます。 広いです。 テラスの右手にはレストランがあるので、食事時には賑わうのでしょう。

 テラスの先端からの景色は、すごくいいです。 淺水灣が一望のもとに見渡せ、ここが香港であることを忘れてしまうくらい香港らしくない美しい景色でした。

 景色を楽しんでから建物に向かおうとしてふと振り返ると、なんとウェディングドレスの女性が見えます。 よく見ると女性だけではなく、白いタキシードの男性もいます。 結婚記念の写真を撮影している本物のカップルなのでしょうか。 それとも、宣伝用の写真を撮っているのでしょうか。 その後もいろいろなところで撮影していました。

 私たちは通路に戻って、さらに先に進んでみました。 どんづまりにエスカレータがあったので下りてみると・・・単なる車寄せ(笑。 そのままエスカレータで戻りました。

階段を上って
The Repulse Bay へ

左手に回り込んだ
ところにある入口

オープンテラス

右手にはレストラン

Welcomeスーパーで

お買い物

 さて、中庭のところまで戻り中庭に入ってみたのですが、なんとその一角にあったのは Welcome スーパー。 他にいろいろお店もあるのですが、そんなものに目もくれずスーパーに入っちゃうところがいかにも私たちらしい(笑

 スーパーに入ってみるとかなり広く、野菜、果物、肉、チーズ、パンなどすごい品揃えでした。 こういうの見ると興奮しちゃいますねぇ。

 きょろきょろ見ながらパンのコーナーに差し掛かると、試食のおばちゃんが寄ってきてクロワッサンを勧められました。 もちろん断る理由などありませんから、勧められるままにぱくっ。

 これ、美味いっ。 香港はイギリス文化の国なので、パンは美味しいですね。 そこで買い物が始まっちゃいました。

 勧められたクロワッサンの他、勢いでテュロス、スモークチーズ、薄切りのソーセージ、リンゴ、バナナなどなど。 なんでこんなに買っちゃってるだろと思いながら(笑

 そういえば、スーパーの中でも雀が飛んでいました。 なんだかなぁ。

落ち着いた雰囲気の
中庭

Welcom スーパーの
入口


出てきてすぐ撮影
冷房のせいでレンズが
曇っちゃってます

2階に上がってみる  興奮のうちに買い物を終えた私たちは、スタッフにトイレの場所を尋ねました。 2階にありますということなので、The Veranda への階段を上がります。

 2階に上がってみると、ほぉ、いい感じですね。 調度品も装飾もきれい。 へぇ、こんなふうになってるんだ。

 トイレもすごく清潔で、こんな言い方は変かもしれませんが、一見の価値があると思います。 ちょっとエアコンが効きすぎていましたが・・・

 さて私たちはここでちょっと迷いました。 時刻は 16:40 です。 The Veranda のアフタヌーンティーは 17:30 までやっているので食べることはできるのですが、中途半端な時間に食べると晩飯に影響します。

 しばらく悩んだ末に出した結論は、いったんホテルに帰って尖沙咀で晩飯を食おう、でした。 Welcome スーパーで買い込んだ荷物もあり、早く冷蔵庫に入れたほうがいいですしね。

 そういうことで、少々残念な気持ちもありましたが、The Repulse Bay を後にしました。

この奥が
The Veranda

美しい作りですね

飾りガラスの出窓

巴士で中環へ  巴士站に行ってみると、中環行きの案内が出ています。 とりあえず6番関係の巴士に乗ればいいのね。

 ということで、この案内の前で待っていると、6番の巴士がやってきました。 ところが巴士は 20m ほど手前に停まり、乗降を終えると走っていってしまいました。 あれ? なんで? この案内は巴士站じゃないの?

 よく分からないままさっき巴士が停まったところまで移動して待ち、無事乗ることができました。

 巴士に乗ったのは 16:55、香港仔隧道の入口でちょっと渋滞し、中環に着いたのは 17:30 です。 料金は $5.30 でした。

淺水灣巴士站の
案内図

MTRで尖沙咀へ  中環から尖沙咀までは、MTRで帰ることにしました。 巴士站のすぐそばにある香港站に入り、中環站まで地下道を行きます。

 地下道には動く歩道がありますし、エアコンも効いています。 楽ちん楽ちん。

 地下道の途中には、ディズニーランド行きのチケット売り場がありました。 そういえば昨年ディズニーランドができたのですね。

 中環站に着いたとき、私は新規にオクトパスカードを買い、カードを持っている管理人の管理人は Add Value Machine でチャージしました。 おととし買ったカード、私は無くしてしまったんですね〜。 管理人の管理人はしっかり持っていました。 この辺、2人の性格が表れているのかも(笑

 私たちは、尖沙咀の PARKnSHOP で買い物をし、18:15 ごろホテルに帰りました。

香港站

荃灣線の中環站に
向かう

日本食ブーム?  ホテルで一休みした私たちは、19:20 ごろ晩飯を食べに繰り出しました。 特に店は決めてません。

 相変わらず賑わっている彌敦道を渡って重慶大厦で両替したあと、再び彌敦道の西側に渡ります。 亜士厘道、漢口道、楽道あたりで店を探すつもりです。

 そういえば以前 「源記餐廳」 って店があったから、そこにでもしようか。 と思いつつ探したのですが、見つかりません。

 源記餐廳がなければ他でもいいやとウロウロしていたら、亜士厘道で 「一寿司(SUSHI ONE)」 という回転寿司を見つけました。 以前はこんな店なかったなぁ。

 お客さんが外まで列を作っています。 中国の食文化では、魚や肉を 「生」 で食べる習慣はないはずなのに、この人気!!。 日本食ブームなのでしょうか。

夜の彌敦道

回転寿司

場所はこちら

楽道で晩飯  しばらくウロウロしてから決めたのは、楽道にある合豐粉麺餐廳です。 このお店以前入ったことがあります。 たしか管理人の管理人が帽子を忘れて、取りに帰ったりしたような・・・

 無表情のおっさんフロア係に案内され、席につきました。 壁際に四角いテーブル、中ほどには丸テーブルが並べられた、よくある食堂です。 メニューは中国語と英語です。

 私たちは、次のようなものを注文しました。

   $30.00 (450円) 豆椒牛肉飯
   $28.00 (420円) 鮮蝦雲呑麺
   $30.00 (450円) 郊外油菜

 豆椒牛肉飯は、豆鼓醤風味のあんかけをぶっかけたご飯で、牛肉、ピーマン、タマネギが入っています。 シンプルですが、胡椒がきいていて私は好きです。

 鮮蝦雲呑麺は、もちろん管理人の管理人が注文しました。 管理人の管理人は、香港にいる間90%くらいはこれ食べてます(笑。 スープはさっぱりした薄味で、ベースはたぶんチキンでしょう。 この店は蝦雲呑が美味い、と管理人の管理人は言っていました。

 郊外油菜は、毎度おなじみ介蘭の油炒めに、オイスターソースをかけたものです。 ほんと介蘭って美味しい野菜ですね。 茹で加減もよく、コリコリといい食感です。 オイスターソースは濃い目の味でした。

 スープは、豆椒牛肉飯に付いてきたものだと思います。 鮮蝦雲呑麺のスープとは明らかに違う味でした。 ちょっとクセがあるのは香草でしょうか。 チキンではなく牛骨スープかもしれません。

 このお店では、無表情のおっさんフロア係が私たちのところに何度も来ました。 日本人と知って、いろいろ世話を焼いてくれたのでしょうか。

 料理の写真を撮っていたら、干し蝦を持ってきて説明したりしています。 「蝦雲呑にはこれが入ってるんだ」 とか言っているのでしょうか。

 それから説教もされました。 私が料理の写真を撮っている姿を見て、「そうじゃない、こう持つんだ」 と教えてくれたりして(笑

 食べ終えて店の外から写真を撮っているときには、もうひとりのおっさんフロア係が出てきて、手を振ってくれたりして。 お店の外観写真は、そのときのものです。 いいなぁ、こういう雰囲気のお店。

 しかし、客が口を拭いてテーブルに置いてったティッシュで、テーブルを拭くってのはどうなんでしょ(笑

合豐粉麺餐廳

場所はこちら

豆椒牛肉飯

鮮蝦雲呑麺

郊外油菜

スープ

足ツボマッサージへ  20:34 ごろ店を出て、(ジョルダーノ)で買い物をしました。 ジョルダーノは、香港のユニクロといった感じのお店です。 Tシャツなんかが安いのでよく利用します。 お店はそこらじゅうにあるという感じですね。

 その後私たちは、昼間キャッチセールスのおばはんにもらったチラシを持って、足ツボマッサージに行きました。 店のある松鳳商業大厦の前まで行くと、昼間とは別のおねえさんがいます。 チラシを見せると案内してくれました。

 店に入ってカウンターで 「愛」 さんのサインがあるチラシを見せ、「ほんとうに、2人 45分 250ドルでいいのか?」 と確認すると 「オッケー」 と言います。 商談成立、私たちは部屋に案内してもらいました。

 ほどなく2人の女性(おばはんとおねえさんの中間くらい)が現れ、マッサージ開始です。

 ここのマッサージはそれほど痛くなく、まぁまぁ満足がいきました。 45分 はあっという間です。

 マッサージが終わると、マッサージ師が 「耳をやってかないか?」 と言います。 いま流行のヤツですね。 紙を片方が細い筒にして耳に突っ込み、ロウソクを燃やすあれです。

 そんなものには興味がないので、「あと何日かいるから、また来るよ」 と適当にあしらっていました。 その直後のことです。

 「ビンボー」

 マッサージ師の口から、ひとこと発せられました。

 「ん? なんだと?」

 ムカっときましたが、喧嘩するだけの語学力はなく、そのまま金を払って外に出ました。 確かに安かったけど、こんなクソ店2度と来るもんかっ。

 私たちはムカムカしながら、22:13 ごろホテルに帰りました。 でも大人ですから、店に火をつけにいったりはしませんでした。

松鳳商業大厦

場所はこちら

7Fにある
康恵足マッサージ
センター

管理人の管理人の

独り言

 何回か香港に訪れましたが、香港島の南側は初めて行きました。巴士の二階先頭は陣取れたけど、山越えのルートではなく、トンネルを抜けるルートでした。ジェットコースター顔負けのスリルを味わいたかったのに・・・・。残念!!