2日目 (2003/03/10)
     

 天気は晴れです。今回天気には恵まれています。今日は七滝を見てから、伊豆の踊り子が歩いて通った旧天城トンネルを通り、いのしし村でイノシシのショーを見て昼食をとり、夜までに横浜に帰る予定です。

     
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いかにもって感じの朝食  朝食は8時です。7時半からなんですが、8時にしてもらっちゃいました。

 私が起きたのは7時半頃でしたが、すでに管理人の管理人はひとっ風呂浴びてきたと言ってました。温泉は好きですが、そこまでの元気はないです(^^;;。

 朝食は部屋出しです。私たちはバイキング形式はあまり好きじゃないんです。七滝温泉ホテルに決めた理由の第一は朝食が部屋出しってところでした。

 内容的にはありふれた感じでしたが、最近は焼き魚が付かないんですね。若い人たちには人気がないのかなぁ。

 内容は、焼き海苔マグロのブツコンニャクの田楽シラスおろし青菜のおひたしハムサラダ岩海苔の佃煮半熟卵入りそば味噌汁香の物でした。

 マグロのブツってのが珍しいですが、朝から刺身系はどんなもんでしょ。

朝食全景

七滝温泉ホテルを後に  チェックアウトは10時ですが、私たちは9時30分頃にチェックアウトしました。車を駐車場に置かせてもらい、七滝を見に行きます。

 駐車場の河津桜もみごとでした。シーズン最後の満開状態で、いや、えーもん見せてもらいました。

 写真もう1点は、鈴なりの金柑と桜の競演です。びゅーてぃほーなコントラストでした。

 さぁそれでは滝に向かうことにしましょう。

七滝温泉ホテルの
駐車場にある
満開の河津桜

鈴なりの金柑と
河津桜の競演

最初に大滝制覇!

七滝情報はこちら

 七滝は、名前のとおり7つの滝がある観光名所です。下から順に、大滝、出合滝、かに滝、初景滝、蛇滝、えび滝、釜滝です。

 管理人はバイク時代から何度も来ているのですが、実は全部を見たことがありません。出合滝、かに滝、初景滝は駐車場から平坦な道を歩いて行けるのですが、蛇滝から先はかなり急な階段を登っていかなければならないんです。またいちばん下の大滝は、長〜い階段を下ったところにあります。そんなわけで、軟弱者の管理人は、これまで3滝した見てないんです。そこで今回はすべての滝を制覇する決心をしました(えらいっ。

 七滝制覇には秘策があります。下から登っていくのはたいへんなのですが、バスでいちばん上の釜滝まで行き、下ってくれば楽に見れちゃうんですね(笑。

 そこでバス停に行ってみました。9時40分頃です。さっそく時刻表をチェックしてみると・・・うわっ、次のバスまで30分以上もある。

 ん?待てよ、これはいい機会だから、この時間を利用して大滝制覇じゃぁ。

 と言うことで、大滝を見に行ってくることにしました。かなり長〜い階段をくだり、大滝に向かいます。途中洞窟風呂などもあり、かなり惹かれました。が今回はパスです。

 大滝に下る道すがら、ループ橋が望めます。遠くから見ると、空中でくるくる回る様子がよく分かりますね。

 大滝はかなり下ったところにあるので、当然帰りはかなり登らなければなりません。ふぅ、息があがる(^^;;。

最初に制覇した大滝

滝のそばには
温水プールも

いちばん上の釜滝へ

 バス停に戻ったのは、10時10分頃です。ほどなくバスがやってきました。このバスで「水垂」停留所まで行きます。

 水垂は「みずたる」と読み、「水がたれる」様子から付いた地名だそうです。そして「たる」に滝の字をあて、滝のことを「たる」と呼ぶようになったと誰かが話しているのを聞きました(また聞きです。

 滝に向かって歩いていく道は、木漏れ日が感じよく、気持ちのよい遊歩道です。と思っていたら、すぐに急な階段になっちゃいました。場所によっては、手すりがないと怖いくらいの階段です。こんな階段のぼるのはいやです。上から下ることにして正解でした(^^)。

 しばらく急な階段を下りて、7番目の滝「釜滝」に着きました。なかなか堂々とした滝です。いいもんですね、滝って。ちょっとの間見とれていました。

 橋の近くには吊り橋があって、渡ると違う角度から滝を見ることもできます。

水垂バス停で降り

滝に向かう

釜滝(7番目)

 

えび滝、蛇滝  釜滝を後にして、さらに進みます。ところどころ緩やかになりながら、急な階段が続きます。

 と、6番目のえび滝が見えてきました。う〜む、滝と呼ぶのにはちと無理があるかな。落差が小さく、瀬に毛が生えたくらいですね、えび滝は。

 さらに進むと、5番目の蛇滝です。こじんまりしていますが、これは立派に滝と呼んでもいいでしょう。水が澄んでいて、滝壷がとても綺麗です。魚の影を探してみましたが、残念ながら見つかりませんでした。

 この辺の階段はかなり急なだけでなく、段々の高さが一定でなかったり、階段の面が斜面の下に向かってわずかに傾いていたり、かなり歩きにくいところです。にもかかわらず、下から上がってくる人もけっこう見かけました。中にはかなり年輩の方もいて、軟弱者の私たちはただただ尊敬しちゃいます。

えび滝(6番目)

蛇滝(5番目)

出合滝、かに滝、初景滝

 蛇滝を過ぎて少し行くと、下のほうに舗装された遊歩道が見えてきます。やっと平らな場所まで降りてきました。そして降りきったところが4番目の滝、初景滝です。

 初景滝のところには、伊豆のダンサー(踊り子とも言います)と書生さんのブロンズが設置してあります。こういうものは利用しなくちゃ。ということで、管理人はさりげなく踊り子のひざに手を置き、えろじじぃを演じてみたりしました。

 初景滝から駐車場までは、舗装された遊歩道です。渓流を見ながらのんびり歩きました。のんびりしすぎて、出合滝とかに滝の写真を撮り忘れちゃったりして(なはは。

 遊歩道の脇には、ここにも満開の河津桜があり、なかなか風情のある遊歩道でした。

 遊歩道を歩きながら、私たち(私だけか・・)は五平餅を探しました。途中に茶店があってそこで焼いてるはずなんです。七滝に来ると必ず食べていたので、当然あるものだと思ってました。ところがないんです。茶店は単なる土産物屋になっていて、五平餅はありませんでした。とっても心残り。

 

初景滝(4番目)

渓流を見ながら

旧天城トンネルへ  七滝を制覇した私たちは、七滝温泉ホテルにお礼を言って車を出し、帰路につきます。帰りには旧天城トンネル(踊り子トンネル)といのしし村に寄っていく予定です。

 まず旧天城トンネルへ向かいます。どうせ帰り道だし、ちょっと脇道を通れば行けますから。

 走り始めるとすぐにループ橋を通ります。また目を回しながら通り、天城峠の頂上手前から旧道に入りました。旧道は部分的に舗装されましたが、ほとんどはオフロードのままです。

 狭い九十九折を走っていくと、なななんと、雪景色です。宿の仲居さんが「雪が降った」と言ってましたが、これほど積もってるとは思いませんでした。びっくりしたぁ。

 旧道を上りきると、以前と変わらぬ姿の旧天城トンネルがありました。中を覗いてみると、はるかかなたに出口が見えます。

 このトンネルは狭いので、車で通るときには「先に入ったもん勝ち」です。ヘッドライトが見えたら、侵入しないようにするのがルールなんです。

 寒いのであまりゆっくりせず、トンネルを抜けることにしました。一応あかりはあるのですが、ヘッドライトだけが頼りのトンネル内です。以前は舗装がひどく、でっかい水溜りがそこここにありましたが、舗装は綺麗になっていました。

 トンネルを抜けるとそこは雪国だった・・・これ、冗談じゃないんです。修善寺側の入り口付近は、下田側よりもたくさんの雪が残っていました。

 トンネルを抜けて何枚か写真を撮ってから、私たちは「いのしし村」に向かいました。

舗装されていない旧道

旧天城トンネル
下田側

修善寺側の出口が
小さく見える

修善寺側の入り口

いのしし村で昼食  いのしし村は、天城トンネルから修善寺に向かう途中にあります。いのししとタヌキのショーをやっていて、食事もできます。ちょうどお昼なので、ショーを見てから昼食にする予定でいのしし村に行きました。

 着いてみると、なんとショーをやってません。調教中で現在休んでいるとのことです。がっかり。

 しょうがないので、昼食をとることにしました。もちろんいのしし鍋です。セットにしてもらいました。

 いのししの肉はちょっと固めの豚肉といった感じで、多少クセはありますがうまいです。体が温まるので、寒い時期にはとてもいいです。

 鍋は味噌風味で薄味です。でも濃い味好きの私でも、おいしく食べることができました。

 セットにすると付いてくるうどんは、最後に鍋に入れて煮込んでもいいですし、固めのうどんが好きなら椀のほうに鍋の汁を注ぐといでしょう。

いのしし村で昼食

いのしし村名物
いのしし鍋

ちょっと熱海に寄り道  いのしし村での昼食を済ませたら、あとはのんびり帰るだけです。途中熱海の手前と西湘バイパスの大磯出口あたりでちょっと渋滞しましたが、それ以外はたいした渋滞もなく帰ることができました。

 でもちょっとだけ寄り道したんです。管理人の強い希望で熱海に。

 なぜ熱海なのか! 実はレトロなパチンコ屋の情報があって、ついでだから見てみたかったんです。

 正確な場所は知りませんでしたが、熱海駅のすぐそばということです。そこで駅前広場を探しましたがありません。そこで駅前広場から伸びている商店街に入ってみることにしました。

 商店街の横道をのぞきながら進んでいくと・・・あ、あった。これに違いない。

 入ってみると、おぉ、めちゃくちゃレトロだ。おばあちゃんが1人で仕切っているお店で、パチンコはチューリップ台と羽物、それにスマートボールと懐かしいアレンジボールがあります。

 しばしタイムトリップを楽しみました。おかげで2000円ほどなくなっちゃいましたが(笑。

 そんなこんなで熱海を午後4時頃出て、7時頃無事に横浜に帰り着きました。

熱海の駅前広場

レトロなパチンコ屋