日目 (2002/04/21)
     

 今日はあこがれのトロッコ列車(黒部峡谷鉄道)に乗ります。管理人の管理人も私も乗ったことないので、2人ともめちゃくちゃ楽しみにしてました。

     
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朝食は部屋出しで  朝起きると曇りです。 少しだけですが雨も降ってます。 でもなんとか傘なしで動けるくらいの雨でした(よかったよかった)。 今日はトロッコ列車に乗るので、雨は困ります、雨は (ほっ。

 喜泉さんの朝食は、部屋出しです。 モーニングコールの前に目覚めていた私たちは、朝食が運ばれてくるのを待ちました。

 朝食は、これといった特徴がないものでしたが、固形燃料の七輪で干物(一夜干し?)を炙るところが特徴と言えば特徴かもしれません。私はそこそこ美味しく食べましたが、管理人の管理人は 「う〜ん、ちょっと」 という感想をもらしてたようで・・・

 干物のほかには、かまぼこ(富山の特産品ですね)、湯豆腐山菜の佃煮と粕漬けひじきの煮物と梅干と沢庵が出ました。 山菜の佃煮と粕漬けは、内容忘れちゃいました。 すみません (^^;;;

 しかしふだんは朝食とらない習慣なんですが、旅行に行くとなんで朝からもりもり食えちゃうんでしょうね。 私はお代わりしちゃいました (笑

喜泉の朝食

七輪で炙る干物

貴重な情報がっ

 

黒部峡谷鉄道HP

 さて、黒部峡谷鉄道はネットで予約してあったので、のんびり朝食をとっていましたのですが、朝食の世話をしてくれた仲居さんから、聞き捨てならない情報がっ。

【仲居さん談】

 トロッコ列車は、進行方向に向かって右側に座らないと意味がないですよ。 左側はずうっと山、景色のいい峡谷は右側ですから、左側に乗ったら全然面白くありませんよ。

 こりゃてぇへんだ、こうしちゃいられない!!。 予約してあるのはイチバン高いパノラマ車で、1編成に1両しかないんです。 のんびりしてたら右側をとられちゃう(滝汗。

宇奈月駅に急げ〜

いざトロッコ列車に

 

【ひとくちメモ】

トロッコの客車

普通客車(オープン)
特別客車(窓付き)
リラックス客車(窓付き)
パノラマ客車(窓付き)

の4種類です。

 ということで朝食を済ませてすぐ急いで宇奈月駅に向かいました ☆==┌(∵)┘。 朝風呂もパスです。 おかげでなんとか発車時刻の1時間ほど前に駅に着くことができました。

   「これで大丈夫だろう (^。^;)」 

と列に並んでワクワクしながら待ちます。

 発車時刻の15分前くらいになって、乗車開始です。 あせる気持ちを押さえながら・・・ウソです、あせりまくりながらホームに向かうと・・・( ̄□ ̄;)。 すでにパノラマ車の右側は満員御礼状態 ┐(´Д`)┌。 あ〜あ、どうしよう。

 ここでふとひらめきました!!。 別にパノラマ客車じゃなくてもいーじゃん。 他の客車ガラガラじゃん。 そこで駅員さんをつかまえて、たずねてみました。

「持っているのはパノラマ客車のチケットですが、特別客車に移ってもいいですか?」

 すると返事は「別にかまいませんよ」です。 やったっ。 でも考えてみればそうですよね。 イチバン高いチケット持って、2ランクも安い特別客車に移動するんですから(笑。

 さっそくパノラマ客車は捨てて、最後尾の特別客車に移動です。 するとなんと最後尾の特別客車には誰も乗ってません。 貸切状態じゃぁ〜〜っ (嬉泣。 結果的にはこれが大正解で、さらにい〜こともあったんです v(^^)

 特等席が決まってほっと落ち着き、あたりを見回す余裕も出てきました。 トロッコ列車って、なにからなにまでスモールサイズでかわいいっ (^^)。 客車もちっちゃい、機関車もちっちゃい。 人と比べてみると、その小ささがわかると思います。 これからこの列車で、レッツゴーっ!!

私たちが乗った
最後尾の特別客車

貸切状態 (^^)
隣の客車も客ゼロ

機関車も
スモールサイズ

美人車掌の
長谷川さん

トロッコ列車の旅

 発車時刻になると、トロッコ列車が動き出しました。 発車しても乗客は私たち2人だけです(ひろびろ〜。 しかも客車間の行き来はできませんから、ずーーーーっと貸切。 貸切列車は行くよ〜♪。

 出発してちょっとすると、長谷川車掌さんが案内放送を始めました。 沿線の見どころの説明、乗車時の注意事項などです。

 そうなんです。 最後尾客車には車掌さんが乗ってるんですよね。 ラッキー!。 あまりに近くにおられるので、放送が途切れたとき何気なく話しかけてみました。 勤務中だからまずいかな? とは思ったんですが・・・。

 そしたら気さくなかたで、いろいろ質問に答えてくださるんですよね。 おかげで沿線の一般的な見所以外のポイントのお話もたくさん聞かせていただくことができました。 長谷川車掌さん、ありがとうございました m(_ _)m

 トロッコ列車は、ゴトゴトと進んでいきます。 のんびりしたペースですね〜。 いいですね〜。 最高ですね〜。 空気が気持ちいいので窓を開けたりして。 その窓からは、雪を頂いた山々が見え、緑もたくさん。 すごくいいです、トロッコ列車は。

 トロッコ列車のプチ旅を楽しみながら思いましたが、ほんと右側に座らないと意味ないです。 もし行かれることがあったら、ゼッタイに右側の席をゲットしてください。 なお満員の場合は、終点で左右の乗客を入れ替えるんだそうです。

 トロッコ列車はいくつかの駅に停まりますが、乗客の乗り降りはありません。 単線なので駅ですれ違いを行い、また次の駅にゴトゴトと向かいます。

 途中にはいくつかトンネルもあります。 トンネルも列車に合わせたサイズでとてもちっちゃく、手を伸ばせば壁にさわれそうなほどです。 ってゆーか、本気で伸ばせばさわれちゃいます (笑

 もうすぐ出平(だしだいら)駅というとき、突然長谷川さんが「あっ、サルが来てますっ」 と教えてくれました。 「え〜? どこどこ?」 と見てみると、いましたいました。 でも長谷川さんが教えてくれなかったら、ゼッタイに分かりませんでしたね (きっぱり。 重ねがさね、長谷川さんありがとうございました。

 ところで、どこに小猿がいるか分かりますか? 探してみてください。 ★ 正解はこちら ★

新山彦橋

新柳河原発電所

窓を開けると
気持ちいい

くろなぎ駅

くろなぎ駅を過ぎ
後曳橋にさしかかる

小猿が来てる (^^)

出平(だしだいら)で
折り返し

 楽しい楽しいトロッコ列車のプチ旅ですが、出平で折り返しです。 開業(4/20)直後だったので全線開通してませんでした。 終点の欅平(けやきだいら)のはるか手前、中間あたりの出平駅までの折り返し運転です。

 出平駅に着くと、機関車がはずされ、逆側に連結されます。 ということは私たちが乗っていた客車ですね。 目の前に機関車が迫ってきて、無事連結終了です。

 ここで長谷川車掌さんとはお別れです。 反対側の車両が最後尾になるので、そちらに移っていかれました。 お世話になりました。

 帰りはもと来た線路をたどるだけですが、やっぱりのんびりゆったり貸し切り列車の旅で、十分に楽しめました。 これもパノラマ列車を捨てたおかげです。

 トロッコ列車はゴトゴトと宇奈月に着き、これにてプチ旅は終了です。

 今回は出平までしか行けませんでしたが、もし機会があれば今度は終点の欅平までいきたいですぅ〜。 ぜったい行きますぅ〜。

私たちの客車に
機関車が連結される

色の違う客車が
パノラマ客車

乗れなかった
パノラマ客車

くどいって

魚津でお土産と昼食

 

河内屋さんHP

 トロッコが、今回のプチ旅行最後のイベントでした。 あとは横浜に帰るだけ (寂。

 宇奈月から魚津へ出て、魚津で北陸本線に乗り、越後湯沢で上越新幹線に乗り換えです。時間的に見て、昼食は魚津に決めていました。

 魚津では事前にチェックしておいたお店があったので、駅の外に出て目的のお店に向かいます。 これは水族館とは違って情報どおり!!。 駅から7分とのことろにその店を発見〜♪。 がっ!!

当店は閉店いたしました

だとさ (T_T)。 情報によると、新鮮な海の幸をお安く食べられるはずだったのに・・・。

 しかたがないので、がっくりと肩を落としながら駅の周辺を探し回ります。 と、よさげなお土産屋さんを見つけました。 富山名物 「すしかま」 のお店、河内屋さんです。

 河内屋さんは老舗のかまぼこ屋さんで、魚津が本店です。 店内に入ってみると、有名なすしかまをはじめ、たくさんの創作かまぼこを展示販売していました。

 すしかまは季節を感じさせるものが多く、見た目も美しく、お土産には最適なものですね。 写真はとってないので、どんなものかは河内屋さんのHPでチェックしてください (_ _)。

 しばらく見て回ったあと、けっこう買い込んじゃったのは、 店員さんがすっごくいい感じだったからかもしれません(笑。 ちょっと雨が降ってたんですが、帰りには傘まで貸してくださって (^^;;;。 河内屋さん、ありがとうございました、お世話になりました。

 さて昼食がまだです。 どうしようかとだいぶ歩き回ったんですが、何しろ駅の周りにあるお店はほんのわずかです。 人さえあまり歩いていません。 しょうがないので、駅前広場にあった寿司屋?に入りました (選択の余地なし。

 入ってみると、いかにも駅前のお店って感じでした。 テーブル席がいくつかと入って右のほうには畳の席がいくつか。

 メニューは少々お高めでしたが、それぞれ1品ずつとり、もうひとつ 「ホタルイカの刺身」 を別注しました。

 ホタルイカは鮮度が落ちやすく、一般に刺身は出回っていません。 現地でしか食べられないものです。 甘味があってなかなか美味かった。

魚津のかまぼこ名店
河内屋さん

ホタルイカの刺身

帰路につく  さぁもう帰らなくては。 魚津駅に戻って電車が来るのを待ちました。 特急はくたかです。 これで越後湯沢まで行き、新幹線に乗り換えればあとは東京までまっしぐら♪

 がっ!!。 新幹線の自動改札を通ろうとしたら、私の特急指定券が受け付けてもらえないっ (T_T)。 入り口が開かないんです。

 駅員さんを呼んで調べてもらうと、なんたることっ!。 写真を見てお分かりのように、日付が間違ってる!。 今日は21日なのに、私の指定券は19日になってます。 誤発行でした。

 どうすればいいか聞いてみたら、「とりあえず新幹線に乗り、車掌に申し出てください」 とのことでした。 そのとおりにすると車掌さんが座席を手配してくれて、立ちんぼにはならないで済みました (ほっ。

 こんな経験初めてです。 あるんですねぇ。 この最後のプチトラブルをもって、今回のプチ旅行はおしまいです。

 お付き合い、ありがとうございました m(_ _)m。

特急はくたか号
魚津駅にて

誤発行の指定券
日付がちゃうっ!