2日目 (2000/09/02)
     

 2日目は、有名なウィークエンドマーケットを攻め、夜は山田さんご一家とコカでタイスキです。 夕食のあとは、ふっふっふ、これがすごい。 私たちだけだったら、絶対に体験できないようなところに行ってきました。

     
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朝の時間は

ゆったりと流れる

 2日目の朝は、8:30頃の〜んびり起きました。 時差はたった2時間なので時差ぼけってことはないんでしょうが、なんだかゆっくりしちゃったんです。 こーいうとこも旅の醍醐味でしょう、なんて言ってみたりして(笑

 朝食はホテル内のレストランで済ませましたが、すみません写真がないんです。 何食べたんでしょうか、どなたか教えてください (^^;;;

 朝食後はホテルの庭を散策しました。 綺麗ですね、シャングリラホテルは。 チャオプラヤ川のほとりなので、川風が気持ちいいです。 花々咲き乱れ、掃除も行き届いていて、文句なしですね。 のんびり散策するのにはバッチリの庭です。 暑いというのは、この際忘れましょう。

 私たちはぶ〜らぶらと散策し、いったん部屋に戻りました。 い〜ですね〜、こういうゆったりした時間は。

 部屋に戻って窓から見下ろすと、大小さまざまな船が行き交っています。 観光船、定期船、それにすんごく長いはしけ船団もいたりして。 チャオプラヤ川は、生活と密接に関係している主要交通路なんだ、ということが実感されます。

チャオプラヤ川に
面したホテルの庭

ホテル専用の
船着場

川の水は濁ってます

BTSで

ウィークエンドマーケットへ

 朝食後は(ってゆうか、もうお昼前なんですけど)、11:00頃ホテルを出て、ウィークエンドマーケットに向かいました。

 ウィークエンドマーケットへは、BTS(通称スカイトレイン)で行けます。 BTSは1999年12月5日に開通した高架鉄道で、慢性的な交通渋滞の解消を目的に建設されました。 ドイツの鉄道技術が導入されたそうです。 バスに比べて料金が高く、地元の人はあまり利用しないという話も聞きました。 そのためなのかどうか定かでないのですが、週末なのに綺麗な車内はがらがらでした。

 シャングリラホテルのいいところは、ホテル内を通り抜けていくと、出たところがBTSの始点サパン・タークシン駅になっていることです。 すごく便利です。 冷房の効いた建物の中を、鼻歌まじりで歩いていけばいいんですから。

 タイのあのべたーーーーっとした暑さをご存知の方は、「それは便利!!」と納得していただけると思います。

 BTSの路線は2つあり、サパン・タークシン駅で乗るのはシーロム線です。 これでサヤーム駅まで行き、スクンビット線に乗り換えてモー・チット駅まで行きます。 乗り換えは全然難しくありません。

 BTSの車内は冷房がばっちり効いて、少し寒いくらいです。 だいたい東南アジアで冷房がはいっているところは、効きすぎですよね。 もうちょっと加減してくれたらいいのに・・・。

BTS
サパン・タークシン駅
ウィークエンドマーケットは

大盛況

 モー・チット駅で降りた私たちは、さっそくウィークエンドマーケットに向かいました。 駅から会場まで人の列ができていますから、迷うことはありません。 人の波にのまれて歩いていくと、すぐに広大なマーケットが見えてきます。 マーケットに着いたのは12:00少し過ぎでした。

 ウィークエンドマーケットは、文字通り週末だけ開催される市です。 めちゃくちゃでっかい広場に、食品、雑貨、衣類、古着、米軍放出品、土産物、電気製品、装飾品、民芸品、ペットなど、なんでもかんでもそろっています。

 一口に食品といってもその内容は多岐に渡っていて、野菜、肉、乾物、それに生きた鶏、蛇、トカゲなどなど、それこそ何でもありましたね。

 小さなカゴに入った鶏が壁のように積み上げてあるコーナーは圧巻でした。 あれ、みんな食べちゃうんですよね(すごっ。 トカゲは食品じゃなくてペットなのかもしれません(よく分かんないです。

 実際に行ってみて分かったんですが、とても半日やそこらで回りきれるもんじゃないです。 昼からのんびり出てった私たちは、ほんの一部しか見て回ることができませんでした。

 それでも頑張って見て回ったんですよ。 呼び込みのおばはんやにぃちゃんたちを横目に、人ごみを掻き分け掻き分け歩き回りました。

 市場の中の通路は狭く、歩くだけでもたいへんなほどの人ごみです。 立ち止まってゆっくり見ようとしても、人波に押されてしまうようなところもありました。

 でも面白かったですね。 汗だくにはなりましたが、汗だくになる価値のあるウィークエンドマーケットでした。 ベンジャロン焼き、セラドン焼きなどの陶器、さまざまな衣類、装飾品、土産物など見てたら、時間の経つのを忘れます。

 ここでは、お土産もいろいろ買い込みました。 もちろん値段は交渉しだいです。 2〜3割は普通にマケる感じでした。 片言の英語は何とか通じるので、値切りにも気合が入ります。 頑張れば3割以上マケてくれる店もありましたし、ほんと買い物を満喫できる楽しいところです。

 タイに行ったら、ぜひウィークエンドマーケットに行ってみてください。 有名な水上マーケットは、観光用になってしまっているとこのとで、ウィークエンドマーケットの方が生のタイを実感することができます。

ウィークエンドマーケット
に向かう人ごみ

めちゃくちゃ暑い
そんな顔してるでしょ

奥に見えるは豚の顔
手前はココナッツ

遅い昼食は

手近な屋台で

 夢中になってマーケットを見て回っているうちに、いつのまにか1:30を過ぎてしまいました。 さすがにおなかがすいてきた〜。 そろそろなんか食べなきゃ〜。

 ということで、さっそく屋台に直行です。 その辺にたくさんの屋台があり、しばらく見て回ってから、串刺しになったさつま揚げのようなものを並べている屋台に決めました。

 この屋台では、日本語はもちろん、英語もまったく通じませんでした。 注文は100%ボディランゲージです。 食べたいものを指差し、数は指を立てて注文します。

 注文してから見ていると、串刺しになったものをそのまま出すのではなく、いったん串からはずして中華鍋に投入します。 そして多めの油で、野菜といっしょに炒めるというか揚げるように調理するんですね。 マレーシアのサティのように串のまま出されると思っていたので、これは意外でした。

 調理が済むと、辛そうなソースをたっぷりとかけ、生のキュウリなんかといっしょにビニール袋に入れてくれました。 そして長〜い竹串を2本つけてくれます。 皿じゃないんですよね。 ビニール袋なんです。

 食べてみると、思ったとおりかなりの辛さでした。 でもいい味出してるんですよ、これが(笑。 要するにさつま揚げです。 さつま揚げは香港やシンガポールでも見受けられますが、東南アジアではポピュラーな食べ物なんでしょう。

 それで料理の名前なんですが・・・、分からないんです。 4冊も買い込んだガイドブックを調べてみたんですが、似た料理がありません。 私たちはいったい何を食べたんでしょう(笑

 値段はよく覚えてないんですが、たしか2人前とビールとミネラルウォーターで、合計150バーツ(450円)くらいだったと思います。 それとも100バーツくらいだったかな(あやふや〜。

 私たちが食べた屋台のほかにも屋台はたくさんあり、中にはタガメやゲンゴロウを調理したものを山積みにしているところもありました。 さすがに食べてみる勇気はなかったです(^^;;;

昼食をとった屋台

手前のビニール袋に
入っているのが食べ物

長〜い串で
挿して食べます

 BTSでタイ伊勢丹へ

 

 まだまだ見足りないウィークエンドマーケットでしたが、予定も押しているので、私たちは14:00頃BTSのモー・チット駅に向かいました。

 その途中で見た光景にはびっくりです。 バス乗り場があってたくさんの人がバスを待っているのですが、バスの扉は走っている最中も開けっ放しなんですねぇ。

 しかもバス停に着いても、徐行するだけで止まらないときたもんだ。 ゆっくり動いているバスからお客さんがわらわらと飛び降り、今度は歩きながらバスを追いかけていたお客さんが飛び乗っていきます。 う〜ん、こりゃバスには乗れないかな(^^;;;

 さて私たちが次に向かったのは、タイ伊勢丹です。 タイ伊勢丹はスクンビット線のチットロム駅の近くですから、モー・チット駅からは1本で行けました。 便利ですね〜♪。

 タイ伊勢丹には管理人の管理人の知り合いであるスリヤさんが勤務されていて、その方を訪ねて行ったんです。

 ところが、慣れない英語で懸命に来店理由を説明したところ、返ってきた答えは、「彼はバケーションで休み中だからいない」とのことです。 なんでじゃ〜。 事前に国際FAXで行くことを知らせといたのにぃ。

 仕方がないので、「まだ数日滞在するから、また来る」とメッセージを残し、タイ伊勢丹を後にしました。

ドア開けっ放しのバス

タイ伊勢丹は
ワールドトレード
センターの並びにある

山田さんご一家と

コカでタイスキ

 BTSでホテルに戻った私たちは、山田さんご一家と落ち合いました。 なんとホテルまで車をまわしてくださって、これからタイスキで有名なコカに招待してくれるとのことです。 うれしい〜♪ ですが恐縮です。 ご挨拶を済ませ、山田さんと奥様、それに3人のお子さんたちといっしょにコカに向かいます。

 コカに向かう道すがら思ったのですが、タイの交通事情はすんごいですね。 とにかく運転が強引なんです。 乱暴じゃないんですがめちゃくちゃ強引です。 ラッシュ時で道が混んでたせいもあるのでしょうが、10cmの隙間があれば鼻を突っ込んでいくといった感じでしたね。

 片側5車線くらいの一方通行の道で渋滞にハマってるときには、車と車の間を逆走するバイクも見ました。 あれって完全に一方通行無視ですよね。 あの環境で運転する気にはとてもなれませんでした(滝汗。

 そんな中を車はひた走り、コカに到着です。 コカはなかなかしゃれたお店でした。 個室まで予約してくださっていて、なごやかな雰囲気で会食することができました。

 コカはタイスキで有名なお店です。 ガイドブックにもたいてい載ってますので、皆さんもご存知ではないでしょうか。 有楽町にはコカの支店もありますし。

 さてここでもいろいろなものを食べたはずなんですが、すみません、細かいことを覚えてないんです。 とりあえずタイスキがまいう〜だったのは覚えてますが(^^;;;

 タイスキは、寄せ鍋そのものですね。 ツミレや肉や野菜をたくさん入れた鍋で、ちょっとクセのあるタレでいただきます。 ほんと美味かったです。

 デザートには、ドリアンアイスをいただきました。 山田さんはご心配なさってたようですが、私は綺麗に食べちゃいました。 確かにクセはありますが、なに、けっこう美味いじゃないですか。 管理人の管理人は・・・途中でギブアップしてました(笑

 さてここでちょいと笑い話を。 食事のときに山田さんからいろいろなことお聞きしたのですが、そのとき

「そこいらの屋台では食べないほうがいいですよ。
 私たちでも食べませんから。」

と教えられました。 

「今日のお昼に、もう食べちゃいました。」

ってことで大笑いです。 そのときさらに教えてくださったのは

「24時間たって大丈夫だったらおっけーでしょう。」

とのことです。 おかげで翌日の昼頃までは、けっこうビビってました(爆

山田さんご一家と
タイスキを囲む

あの有名なタイスキ
いろんな具が入ってます

デザートは
ドリアンアイス

うわっ、象がいる

 美味しく楽しい夕食を済ませてお店を出てみると、なんとそこには象がっ。 いきなり目の前に象がいるなんて、あんびりばぼーです。

 山田さんのお話では、どうやら観光客目当てらしいです。 上の写真で、象の向こう側に写っている人の手をご覧ください。 ビニール袋を下げていますね。 あの中にはバナナが入っているんです。 そして私たちがそのバナナを買い、象さんに食べさせるってすんぽうです。 たしか20バーツか30バーツくらいだったと思います。

 こういった行為はどうやら禁止されているらしいのですが、私たちにとっては、意外な、そして嬉しい体験でした。 象さんもお仕事ご苦労様 (_ _)

コカを出てみると
なんと象がっ

目の前で見ると
でけーーーっ

パッポン通りは

おかま天国

 さて夕食が終わると、お・と・なの時間です。 山田さんの奥様と3人のお子様とはコカでお別れ。 私たちは山田さんに案内していただき、タクシーでパッポン通りとタニヤ通りへ向かいました。

 パッポン、タニヤと言えば、泣く子も黙る歓楽街です。 観光客、ローカル取り混ぜて、たいへんな人出でした。 スリにやられないように、荷物はしっかりと抱えます。

 通りには観光客目当ての露天がびっしりと並び、通りの両側には普通の店、怪しげな店取り混ぜて山ほどあります。

 ちなみにガイドブックにも出ていますが、中には絶対に近寄ってはいけないお店もあります。 もしおいでになったときは、不用意に危険なお店に入らないようにしましょう。

 そんな通りを歩いていると、ドアを開け放った店の中で、踊り子さんたちが踊っているのが見えました。 私たちが覗き込んでいると、山田さんが「入ってみましょう。」と言います。

 えーーーっ、入るんですかぁーーー。 と言いつつ、山田さんに続いていそいそと店に入ります。 大音量の音楽と人声の喧騒の中、中央のデベソ(ステージ)では踊り子さんたちが華やかに踊っていました。 据え付けのパイプに絡みながらセクシーに踊り、もちろんトップレスです(笑。 いわゆるゴーゴーバーですね。

 混んでいる店内で空席を探し、飲み物を注文します。 そしてしばらく踊り子さんを見ていました。 が、私たちは夫婦連れです。 しばし鑑賞した後、店を出ました。 健全だなぁ。

 さてここからがハイライトです。 店を出てさらに進むと、同じような店が何軒も続いています。 山田さんはその端っこの店までくると、また「入りましょう。」と言い、さっさと入っていきます。

 さっきのゴーゴーバーとよく似た店です。 が、山田さんの話によると、さっきのお店の子たちはほとんど女の子だったけど、この店で踊っている子たちは、ほぼ全員おかまということです。

 ほぇーーー、ほんまかいな。 みんなすんごい綺麗です。 ちょっと肩幅があるかな(笑)とは思いましたが、昼間見てもおかまと分からないような美人がいっぱいです。 すごいもんですねぇ、おかまの世界。

 そういえばさっきの店ではトップレスでしたが、今度の店では全員ブラジャーを着けてます。 なんだか妙に納得しちゃいました。

 さてこの店のシステムは、15分くらいで踊り子さんが総入替えになります。 そして引っ込んだ踊り子さんは、踊っている最中に目が合った客のところにやってくるってことです。

 へぇ、そうなんですか、などと話してたら、来ちゃったんです、おかまの子が(笑。 タイ語を操れる山田さんを中に、おかまの子といろいろ話しました。

 私たちの席に来た子は、自称大学生で、アルバイトで踊ってるとのことです。 ホントカナ(ーー)。 それにしても綺麗だし、おっぱいもご立派。

 「写真撮っていいか?」と聞くと、「店内は撮影禁止だけど、200バーツ(600円)くれれば撮っていい」、とのことで撮った写真が右の2枚です。 もちろん1枚200バーツなので、2枚で400バーツ(笑

 その後、おっぱいの話になって、「シリコンにも高いの安いのがあって、私のは金がかかってる」などと威張り、「触ってみるか?」と聞いてきます。 ってことで200バーツで触ってきちゃいました。 もちろんブラジャーの上からじゃありませんよ(えへへ。

 こんな体験、山田さんがいなければ絶対に不可能でした。 山田さん、ほんとにありがとうございました。 話によると、タイ語が話せるかどうかで、飲み物の値段はゼロの数が違っちゃうとのことです。 会計のときに見た金額は、3人で300バーツちょっとでしたが、山田さんがいなければ、3000バーツになってたかもしれないんですねぇ。 ってゆーか、山田さんがいなかったら、あんな店に入る勇気はありませんでしたが(笑

 お店を出てホテルに帰るときには、山田さんにお願いして、トゥクトゥクに乗せてもらいました。 バイクと車の中間のような3輪の乗り物で、街中のそこいらじゅうを疾走しています。

 トゥクトゥクは値段交渉が必要なので、タイ語が話せないとやはり高くなるらしいです。 ここでもまた、山田さんにお世話になっちゃいました。

管理人の管理人との
ツーショット

私とのツーショット

疾走中のトゥクトゥク
めっちゃ揺れます

だから
こんな写真なんですっ

ホテルの

アユタヤオプションツアー

を申し込む

 さてホテルに帰った私たちは、翌日の予定を考えました。 行き先は決まっています。 アユタヤです。

 自力で行こうかという話もあったんですが、ホテルの資料の中にオプションツアーがあったので、今回はそれを申し込むことにしました。

 実はこれが大正解! ツアーはすばらしいものでした。 詳しくはは3日目をごらんください。 乞うご期待!