5日目 (2006/07/08) 前半
     

 香港5日目の朝です。 もう5日目、早いもんですね。 丸1日使えるのは今日が最後なので、有効に使わなければ。

 夕べいろいろ検討した結果、今日は玉器市場(ジェイドマーケット)と西貢(サイクン)に行くことにしました。 玉器市場は何故かこれまで行ったことがありません。 私たちはショッピングにほとんど興味がないので、なんとなく行ってなかったんです。

 西貢は何度も行っています。 今回のテーマ 「これまで体験していない香港」 からは外れるのですが、猫雑貨と満記甜品は別格ですね。 私たちの香港旅行には "もれなく付いて" るんです。 でも西貢に行ってみたら新しい体験ができました。 結果的には 「これまで体験していない香港」 から外れずに済みました。 

 なお5日目は少し量が多くなりましたので、前半・後半に分けることにしました。 まずは前半です。

     
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起きたらまた雨  いきなり目がパッチリと覚めてしまいました。 時計を見るとまだ 07:10。 でももう眠れそうもないので、私はそのまま起きてしまいました。 ネットをしたりして時間をつぶしていたら 07:50 ごろ管理人の管理人も起きてきて、香港5日目の始まりです。

 08:10 ごろになると、雨が急に激しくなってきました。 おまけに稲光ビカビカ、雷バリバリ。 う〜、たぶんおっつけ止むとは思いますが・・・(希望的観測

 そういえば備え付けのコンピュータのメインメニュー、リニューアルされています。 ペニンシュラ系列からハーバープラザグループに変わったからメインメニューも変わったのですね。

     以前のメインメニュー

 9時ごろになると、雨は少し小降りになってきました。 でも雲が厚くて、夕方のように暗い。 玉器市場は10時ごろに開くのですが、それまでになんとか天気が回復してくれないものでしょうか・・・

起きたらまた雨

メインメニューが
変わった

巴士で油麻地へ  09:30 ごろ、やっと外が明るくなってきました。 これなら外出できそう♪

 天気回復の目途が立ったので出かける準備をし、10:18 私たちはホテルを出ました。 玉器市場は油麻地の近くですが、MTRで行くと少し行き過ぎてしまいます。 だから巴士で行ことにしました。 地図でチェックしたら、立体交差をくぐったところで降りればそんなに歩かなくて済みそうです。

 私たちはホテル横の巴士站、尖沙咀中間道で7番の巴士を待ちました。 たぶん他の番号の巴士でもだいじょうぶなのでしょうが、路線図を見て確実に行きそうな7番に決めたんです。

 巴士に乗ったのは 10:29、降りたのは 10:38 でした。

 そうそう、香港の巴士は分かりにくくて有名ですよね。 私たちもなかなか巴士が利用できませんでした。 でも今回の香港旅行で気が付いたのですが、車内で次の巴士站が表示されるようになってました!! 断言はできないのですが、2年前にはなかったと思います。 だいぶ分かりやすくなりました。

ホテル横の巴士站
尖沙咀中間道

彌敦道

今日は交通量が
少ないですね

天后古廟を通って

玉器市場へ

 立体交差を見てすかさず降りたのですが、巴士が着いたのはほとんどMTR油麻地の出口でした。 これならMTRで来てもそんなに変わらなかったかな (^^;;

 降りてすぐの横道は永星里(ウィンシンレーン)。 玉器市場はもうちょっと南なので、1本南へ下った眾坊街(パブリックスクウェアストリート)を入りました。 行き先案内もありましたし、途中で左に曲がれば玉器市場に着けるはず。

 歩いていると、アーケードに掛けてあるシートに溜まった雨水を落としている現場に遭遇。 廟街(テンプルストリート)との交差点あたりです。 上にのぼったおっさんは、通行人がいてもおかまいなしにザーーーッ(笑。 私はいち早く察知して避けました。 少しは気ぃ遣えっての。

 その事件現場の少し先の左側には、お寺がありました。 天后古廟です。 小さなお寺で特に観光地ではなさそうですが、せっかくですからちょっと入ってみましょう。

 境内にはベンチがたくさんあって、おっさん達が座っています。 周りに緑が多いので見た目は涼しげな感じがしますが、実は蒸し暑いんですよ。 私たちはベンチに座ることもなく、写真だけ撮って先に進みました。

 上海街(シャンハイストリート)を過ぎたので、もうそろそろ玉器市場じゃないかな。 とキョロキョロしながらゆっくり歩いて行くと、左側のビルを通り過ぎた横道の遠くに玉器市場らしきものが見えました。

 横道といっても、地図にのってないくらいの細い道です。 建物と建物の間みたいな感じですが、通行人はけっこう歩いてます。 そこでそちらの方向に歩いていくと、ヘアピンのようになっている道のちょっと先に、玉器市場の入口がありました。 ただガイドブックでよく見る、鳥居のような門がありません。 どうやら裏口に着いてしまったようですね。

眾坊街を歩き始める

あれ? どこかで
見た景色だ

昨日260Xの巴士が
通った通りじゃないか

天后古廟

境内は憩いの場

玉器市場だ

でも裏口っぽい

玉器市場でお買い物  裏口からちょっと覗いてみましたが、正門の写真を撮りたいのですぐに出てきて塀沿いに進んでみました。 すると、あの有名な正門がありました。 ガイドブックなどでよく見るやつです。

 さっそく写真を撮って、中に入りました。 時刻は 10:50 ごろです。 平日だからなのでしょうか、それほど混んではいません。 店番の人たちも暇を持て余している感じです。

 私たちはいくつか買いたいものがあって店を見始めたのですが、店数も品数もすんごいです。 1軒ずつ見てまわったらたいへんだ!!

 玉器市場は翡翠で有名ですが、確かにほとんどの店は翡翠製品がメインです。 ブレスレット、置物、イヤリング、ピアス、ペンダント、携帯ストラップなどなど、さまざまな翡翠製品が並んでいます。 そんな中、ガラス製品や金属製品などを扱う店も混ざっていました。

 また端のほうの通路には、なぜか代書屋さんらしき店もありました。 古式ゆかしいタイプライターで何かを打っています。

 私たちが探していたのは、猫とペンギンと亀の置物、携帯ストラップ、ピアスなどです。 ペンギンなんてあるのかなと思ってましたが、これがあるんですねぇ。 無いものは無いって感じでした。 トカゲなんかもあったし。

 ショッピングなんか興味ないと言っていた私たちですが、この玉器市場は面白い。 見て周っているだけで飽きませんね。

 値段はそれこそピンきりです。 $5.00 の携帯ストラップから $5,000 以上の置物までいろいろ。 翡翠は緑色が濃いものが高いといった説明も聞きましたが、白っぽいものでも高いものがありました。 はっきり言って、素人の目では品定めなんか無理です。

 でもひとつだけ言えるのは、値切ることが前提の値付けになっているということです。 向こうの言い値で買うなんて考えられません。 だから玉器市場に行ったら、徹底的に値切ってねばってみましょう。

 私たちは猫の置物を買いましたが、一生懸命値切ってみました。 その結果、$270 が $180 になりましたもん。 これが高いのか安いのか分かりませんが、値段交渉も楽しいですよ。

 ちなみに右の写真の店が猫の置物を買った店なのですが、そこの女性が管理人の管理人に 「あなた、シンガポールのひとでしょ」 だって(笑。 管理人の管理人が否定しても 「あなた、絶対シンガポールの人よ。 私がシンガポールだから分かるの」。 そうだったのかぁ、管理人の管理人はシンガポール出身だったんだ、知らなかった(笑

 それから管理人の管理人曰く、その女性が 「あなた、可愛い」 と言ったというのですが、私は聞いてないので真偽のほどは定かではありません。

こちらが正門でした

店がぎっしり並んでいる

ものすごい品数

モチーフもさまざま

どこにでもいらっしゃる
毛沢東さん(笑

猫の置物を買った店

玉器市場でお買い物

その2

 玉器市場は、2つの建物に分かれているようです。 有名な正門のある建物と通りを挟んだ向かいに、もうひとつ建物がありました。

 私たちは向かいの建物に行こうと思ったのですが、外に出てみるとすごい雨。 雷も鳴っています。 早く止んでくれないと帰りがたいへん、などと思いつつ走って通りを渡りました。

 もうひとつの建物も、ぎっしり店が並んでいました。 最初の建物と内容的にはほとんど変わらないようです。 手狭になって拡張したのでしょうか。

 私たちは、2番目の建物も一渡り見て周りました。 そして目星をつけておいた店に戻って買い物です。

 ペンギンと亀の置物は、$80 を $60 に、携帯ストラップは全部で $210 を $170 にしました。

 どちらの店もあまりまけてくれなかったなぁ。 ストラップの店ではねばってたらガラスの唐辛子のストラップを1個おまけしてくれたけど、$5.00 のやつだしなぁ。

 ピアスのお店では、大幅にまけてくれました。

     

 値段交渉を始めようと思ったら、$250 を いきなり $140 にすると言います。 あれ? 最初からずいぶん下げてくるなぁと思ったら、同時に出されたのが右の写真のような秘密兵器。

 これ見た瞬間に大笑いしてしまい、それ以上の値段交渉は諦めちゃいましたね(笑。 提示された金額も 44% 引きと十分な値引き率だったし。 いろんな店があるもんです。

 さて時計を見ると 11:45。 そんなに長居していたつもりはないのですが、1時間近く経ってしまいました。 そろそろ次の行動に移らねば。

 また玉器市場にくる機会があったら、今度はもう少しゆっくり見て周りたいものです。

もうひとつの建物

台の上のトカゲ、高いっ

どれがいい品物なのか
さっぱり分からん

携帯ストラップを
買った店

これだけお買い上げ〜

露店じゃ露店じゃ  私たちは、甘肅街(カンスーストリート)を彌敦道に向かって歩き始めました。 右側には油麻地街市があります。 街市フリークの私たちとしては覗いていきたいところなのですが、あまりゆっくりしている時間はないのでここは我慢。

 ところが街市の横の新填地街(リクラメーションストリート)を見ると、その通りにもお店が並んでいるではないですか。 楽しそう〜♪

 もう我慢できません。 私たちは吸い込まれるように右に曲がり、新填地街に入りました。 彌敦道に行くのは同じ、道1本ぶん横にずれるだけと言い訳しながら(笑

 ここの露店は賑わってました。 お店の数も多い。 いつ見ても街市や露店は楽しいものです。

 ここでは多数の写真を撮りましたが、全部ご紹介するわけにもいきません。 面白そうな画像をチョイスしてお届けしましょう。

 私たちは北海街(パクホイストリート)を通り越し、西貢街(サイゴンストリート)で左に曲がりました。 そのまま真っ直ぐ行けば彌敦道です。 さぁて、ホテルに帰って昼飯じゃ〜

油麻地街市

新填地街

お店がいっぱい♪

椰子の実を
紙で包んだ飾り付け
 

  ウチワサボテン

日本では売ってませんよね
ハリセンボン

美味しいらしいのですが


丸くてクヌギのよう
  謎の品物

虫か木の根か・・
謎の品物

干物屋さんです
謎の果物

ブドウではなさそう
  下着屋

1軒だけ見かけました
カエル

雪蛤の材料ですね
謎の品物

フカヒレじゃないし
裕華國貨で買い物

(予定外)

 西貢街を歩いていくと、なにやらたくさんの提灯がぶら下がった通りがありました。 あれ? どっかで見たような・・・。 これ男人街じゃない?

 地図で調べてみたら、やっぱり男人街でした。 夜はめちゃくちゃ賑わう男人街も、昼間は静かなもんですね。

 彌敦道に着いた私たちは、MTRで尖沙咀まで帰ろうと佐敦站に向かって歩き始めました。 が、そこで目に付いたのが裕華國貨。 そうだお土産も買っておかなくちゃ、とB1の食料品売り場に寄っちゃいました。 時間が押してるのにね。

 B1に降りてみると、どこかで聞いたようなBGMが流れています。 あ!、冬ソナじゃん。 韓流ドラマは興味がないので全く見たことがないのですが、冬ソナの曲だけはよ〜く知ってます。 副業で散々聞いてますので(笑。

 結局 25 分ほど買い物し、MTRで尖沙咀まで帰り、重慶大厦で両替してからホテルに帰ったら 12:45。 "予定"ってのはなかなか予定通り行かないもんですね。

 そうそう、尖沙咀站のすぐ脇にあったハイアットリージェンシー、A New Centre of City Life というものに変わるらしいです。 ホテルではなさそうですね。

本場もんの雀荘だ

これ男人街じゃない?

佐敦の裕華國貨

昼食はホテルで  B級グルメ大好きな私たちは、街の食堂や屋台や街市などで食事することが多いです。 でもたまにはホテルで食べてみてもいいねと、今日の昼食は泊まっているカオルーンホテルのブッフェに行くことに決めてました。

 部屋で一休みした後向かったのは、2Fにある Window Cafe です。 ブッフェなので食べ放題。 「〜放題」 という言葉に弱い私は、わくわくしてます(笑 席に案内されて飲み物を注文し、さぁ戦闘開始。

   B級グルメの飲み物

   管理人の管理人の飲み物

 皿を持って料理を見に行ってみると、すごい品揃え!! 和食、洋食、中華、それに充実したデザート、なかなかのもんです。

Window Cafe
  生牡蠣
寿司
和食
   こぶりでしたが、けっこうイケる牡蠣でした。 暑い時期でも食べられるんですね。  洋食のシェフっぽい板前さんがいて、目の前で握ってくれます。  中には怪しげな和食もありましたが、豆腐やうどんなどがありました。 向こう側には洋食のサラダなども見えています。
  洋食
ローストビーフ
ローストビーフ
   スモークサーモンやたくさんの種類のハム・ソーセージ、様々なサラダなど、このコーナーのものはどれもレベル高いです。  シェフは写ってませんが、シェフがいて切り分けてくれます。 付け合せのポテトがめちゃくちゃ美味かった。  アップで撮ってみました。グレービーソースとブラックペッパーソースが選べます。 私はブラックペッパーソースをチョイスしました。
  鮭炒飯
鮭炒飯
中華
   これ炒飯かピラフかはっきり分かりませんでした。 たぶん炒飯だと思います。 私が取りに行ったときにはシェフがいなくて、自分で取り分けました。  皮パリパリの豚の丸焼きが最高!!。 炒飯はもちろんインディカ米で、こちらはそこそこでした。  そこそこ美味しいのですが、中華はそこらの食堂のほうが美味しいと感じました。 B級舌の感想ですが・・・。 もちろん中には十分に美味しいものもありました。
  中華のセイロ
デザート
チョコレートタワー
   焼賣、小籠包、叉焼包がありました・・・と思うんですが断言できません。 小籠包がちょっと・・・  食事でおなかいっぱいになってたので、あまり食べられませんでした。 パンプディングは美味かったです。 果物は新鮮でどれもグー。  マシュマロで食べましたが、チョコレートがビターで最高でした。 お腹に余裕があればもっと食べたかったなぁ。
私が食べたもの
   洋食中心に取ってきた皿です。 ハム・ソーセージ類は文句なく美味いですが、それよりも美味かったのが、スモークサーモンとポテトサラダでした。  ブラックペッパーソースがいいです。 肉は適度な柔らかさでした。 柔らかすぎるのは好きではないので、ちょうどいいです。 もちろん味もよかったです。  この皿でいちばん美味かったのは、左端の皮付き焼き豚です。 皮パリパリで肉はジューシーでした。 右の野菜はキュウリっぽいのですが正体不明です。
   
   焼賣は、2種類とも普通でした。 この皿で美味かったのは、丸いさつま揚げみたいなものの右にある、3枚肉のロースト?です。 左端の介蘭もよかったですね。  下のほうの飴細工が乗ったのはクリームブリュレ、上のほうの焦げ目がついたのはパンプディングです。 下のほうにあるチョコソースは、チョコレートタワーのチョコです。 これ最高にまいう〜でした。  
管理人の管理人が

食べたもの

   麺はフォー、トッピングは牛のミートボール、ハクサイ、ネギ、唐辛子です。 スープは薄味でチキンベース。 まぁまぁの味だそうです。  この皿では、上の真ん中の皮付き焼き豚がいちばん美味かったそうです。 私と同じ意見ですね。  バニラアイス、クリームブリュレ、チーズケーキです。 チーズケーキのソースはブルーベリーです。 この中ではアイスのバニラの香りがよくて美味しかったそうです。
   Window Cafe に入ったのが 13:00、食事を終えて部屋に戻ったのが 14:15 なので、1時間ちょっと食べてたわけですね。 私たちにとっては、とてもゆったりした食事でした。

 料金は2人で

   $466.40 (約7000円)

でした。 やはりホテルの食事は割高ですね。 でも少なくとも私は元を取ったと思います(笑

食後のコーヒー