5日目 (2008/11/17 mon)
     

 5日目です。 丸1日使えるのは今日が最後。 だからと言ってあれもこれもと欲張らないのが私たちです。 今日のメインは近場の街歩きにしました。 疲れがたまってきているのもありますしね(笑

 行ってきたのは跑馬地(ハッピーバレー)です。 何度も香港旅行してるのにまだ行ったことがない跑馬地なので、ゆっくり街歩きしてみることにしました。

 食事は昼も夜も女子的裏グルメに載っていたお店がメインです。 これまであまり食べたことがないものに挑戦してみました。 見た目でちょっと引いちゃうものもありましたが、どれも美味しかった。 詳しくは本編のお楽しみです。

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おめざでのんびり  管理人は 7:40 ちょっと目が覚め、2度寝してからほんとに起きたのは 8:30 ごろでした。 夕べは2時過ぎに寝たのにこんなに早く目が覚めてしまうとは・・・若くないなぁ。 寝るのにもエネルギーが必要って聞いたことあるしなぁ。 歳はとりたくないんもんです(笑

 さてとりあえず起きた私たちですが、今日はどうしようかなどとぼーっと考えているうちに、緩やかに時間が過ぎていきます。 これって旅行の醍醐味ですよね。 何時に起きてもいいし、じっとしててもいいし、行動してもいいし。

 そのうちちょっとお腹が空いてきたので、夕べ奇華餅家で買ったスイーツをおめざに食べることにしました。

 写真左は、紅豆のアンを使ったロールケーキです。 ケーキの部分はカステラとスポンジケーキを足して2で割ったような感じで、普通に美味しいです。

 右上の層になったものは、パイ、パン、クリームを重ねたもので、チーズ風味でした。 これも普通に美味しい。

 いちばん香港らしいのはやはり月餅。 どっしりとしたアンなので、大きさのわりに腹にたまりますね。

 そんなふうにスイーツを楽しみつつ、さらに時間が流れていきます。

 しかし3種のスイーツ、2種は日本でも普通に売っているようなものだったし、残りの1種月餅も横浜に住む身としては中華街で普通に手に入ると思われるものでした。 デパートでも買えるし。 もっと香港らしいもの買ってくればよかった・・
昨日買った
スイーツ

おめざにしました
とりあえず両替

 とまぁこんな具合に午前中はほとんど何もないまま過ぎていきました。 そんな中で「今日どうしよっか」などと話しているうちに決まったのが、跑馬地(Happy Valley)の街歩き。 女子的裏グルメにも跑馬地のお店がいくつか紹介されているし、そんな店を攻めながらゆっくり街歩きしようということにしたんです。

 ホテルの部屋を出たのは 11:56、香港ドルが心もとなくなってきたのでとりあえず両替することにしました。 向かったのはホテル近くの両替所です。 両替所はホテルを出てトラム道(怡和街)を渡り、左(西)に向かって少し行ったところにあります。 前を通ったときにチェックしてありました。

 重慶大厦のほうが両替率はいいのでしょうが、それほどたくさん両替する予定でもないので、近場で手軽に済ますことにしたんです。

 20,000 円を両替して $1530 ですから、レートは 0.0765 でした。 2日目に重慶大厦で両替したときの率が 0.0793 だったので、1万円あたり $28 の違いですね。

 やっぱり重慶大厦の両替率はいいなぁ。 $28 あれば麵が1杯食えるしなぁ。 沾仔記麺食なら2杯食えるしなぁ。

 澳門から上環まで $20000/1人 のヘリに乗ってるのに細けぇことうじうじ言ってるんじゃない、という声が聞こえそうです(笑。 でも人間なんてそんなもんでしょ(^^;;

トラム道を渡る



ホテル近くの
両替所

ピンボケで
すんません
トラムでゴー  両替を終えた私たちは、ホテル前のトラム站に向かいました。 そして跑馬地行きのトラムを待ちます。 これまでは中環や上環に向かうのが常だったので、パスしていたトラムです。 初めて乗るんですねぇ(わくわく

 12:13 跑馬地行きのトラムがやってきました。 さっそく乗り込みます。

 トラムは右にSOGOを見ながら進み、地下鉄の銅鑼灣站を過ぎました。 と、ポイントがあります。 これを真っ直ぐ行くと灣仔、中環方面、左へ曲がれば跑馬地です。 もちろん私たちのトラムは左へ曲がります。

 曲がったところは波斯富街(Percival St.)、初めて通る道です。 看板も多くなかなかにぎやかな通りですね。

 トラムはしばらく波斯富街を進んで大きく右へ曲ります。曲がる手前の右側を見ると、お、ユニクロの看板じゃん。 香港でも頑張ってるんですね~。

 トラムは右に曲がって別の通りに入りました。 禮頓道(Leighton Rd.)です。

 この通りはわりとありがちな道だなぁと思っている間もなく、トラムは大きく左へ曲がって別の通りに入りました。 競馬場のすぐ脇を通る道、黄泥涌道(Wong Nai Chung Rd.)です。 この道に入れば跑馬地はもうすぐ。

 黄泥涌道に入ったときにはちょっとびっくりしました。 景色が全然違う!! 香港の街なかの道路はだいたい両側にびっちりビルが並んでいるのに、この通りは街路樹がいっぱいなんです。 香港ぽくないな~。 やはり競馬場の近くだからなのでしょうか。

 ふと右側を見ると、おお、競馬場が見える。 グリーンの芝生がきれいですね。 今日はレースは開催されていないようです。 メインスタンドにも人影はありません。

 そんな景色を楽しんでいると、トラムが数台停車しているところが見えてきました。 どうやら跑馬地に着いたようです。 12:27 跑馬地に到着。 ホテル前からたった 14 分の短いトラム旅でした。 めっちゃ近かったし。
跑馬地行きの
トラム

ホテル前のトラム站

銅鑼灣を過ぎた
ところで左へ


波斯富街


禮頓道


黄泥涌道
コースの芝生が
とってもきれい
メインスタンド
ですね
終点の
跑馬地に到着
街歩きしながら祥興珈琲室へ  トラムを降りた私たちは、とりあえず一服しながら辺りを見回してみました。

 最初に目に飛び込んでくるのは、もちろん競馬場です。 トラム站の北側にある競馬場はとても大きく、芝生がとても美しい。 初めて間近に見ましたが、なかなかいい景色ですね。

 南側は街並みになっていますが・・・ん? 気になるお店を発見。 「DOZO!」・・・これひょっとして日本語そのままローマ字にしただけ?

 よく見ると「SUSHI」の文字があるので、どうやら寿司屋のようですね。 香港的ネーミングっていうのかなぁ(笑

 さて跑馬地には、女子的裏グルメでチェックしてあるお店があります。 祥興珈琲室というお店です。 ちょうど昼飯どきでお腹空いてきたし、さっそく向かうことにしました。

 祥興珈琲室は、跑馬地のメインストリートとも言うべき成和道(Sing Woo Rd.)をちょっと行き、1本目の横道、奕蔭街(Yik Yam St.)を右(西)に曲がって少し進んだ辺りの左側にあります。

 私たちは成和道を歩き始めました。 成和道はゆるく坂道になっていて、丘に向かって傾斜がきつくなっていきます。

 ちょっと歩くとすぐに奕蔭街が見えてきました。 ここを右に曲がって・・と。 左側を見ながら進んでいくと、ありました、祥興珈琲室が。

 外観はなかなかひなびた風情でした。 さすが女子的裏グルメで紹介されている店ですね(笑

 間口はかなり広く、写真では切れている右側もお店の一部です。 さっそく入ってみましょう。 お腹空いた~
トラム站の北側は
競馬場

よく見えませんね
(^^;;

「DOZO!」って
寿司屋じゃん

成和道


祥興珈琲室

祥興珈琲室で遅い朝食  12:36 入店。 店内に入ってみると、レトロですねぇ~、いい雰囲気ですねぇ~。 と、オーナーとおぼしき爺さんがやってきて、席に案内してくれました。 入って右奥の席です。 外観写真の右のほうに写っているカーテンの閉まった窓の辺りでした。

 さっそく注文したのは、

   火腿蛋三文治  $16
   熱奶茶     $11

です。

 料理を待っている間に店内を見回していましたが、要するにここ喫茶店ですね。 それも相当レトロな喫茶店。

 壁にはサイン色紙が飾ってありました。 有名人や芸能人も来る店なのでしょうか。 それとも単なる寄せ書きなのかな。 ちょっとサインっぽくないもんな。

 などと言っているうちに料理が運ばれてきました。

 火腿蛋三文治は

   火腿 =ハム
   蛋  =タマゴ
   三文治=サンドイッチ

で、要するにハムエッグサンドですね。 すっごく普通ですが、具が温かく、タマゴにバターがたっぷり入っていてかなり美味しいです。

 熱奶茶は

   熱 =ホット
   奶茶=紅茶

でホットティーです。 イギリス文化なのでティーと言えばミルクティー、レモンティーなどはあり得ません。 コーヒーにはレモンを入れる国なのにね(笑

 ちなみに砂糖は入っていません。 テーブルにセットしてある砂糖を自分で入れます。

 熱奶茶はとても美味しかった。 濃い目に淹れてあるので紅茶の香りが立っていて、マジで美味いです。

 熱奶茶と火腿蛋三文治とのコンビは、最強かもしれません。 女子的裏グルメで紹介されているメニューは侮れないなぁ。
レトロな店内

たぶんこの人が
オーナー

壁に飾られた
サイン

それとも寄書き?

火腿蛋三文治


熱奶茶


砂糖は自分で
街歩き再開  12:50 祥興珈琲室での遅い朝食(昼食?)を済ませた私たちは街歩きを再開しました。 奕蔭街から成和道に戻り、右(南)に曲がって丘に向かって歩きます。

 成和道は香港ならどこにでもあるような普通の通りです。 1階が店舗になったビルが並び、昼間っからけっこう人通りが多い。 ただちょっと開けた感じがするのは道幅があるからなのかもしれません。

 そんな成和道を歩いていると、管理人の管理人が「昌記に行こうよ」だって。 昌記は分厚いトーストで有名なお店で、女子的裏グルメに載っています。 もちろん私だって食べてみたいと思っていましたが、今食べたばかりなので遠慮して言い出しませんでした。 管理人の管理人の胃袋じゃ無理だと思ってましたから。

 ところが管理人の管理人が行こうと言い出したんですからびっくり。 もちろん私に異議はありません。 すぐ近くにあるはずですし、さっそく向かうことにしました。

 昌記は黄泥涌街市の熟食中心にあり、その街市は奕蔭街の次の横道、景光街(King Kwong St.)の角です。 だからちょっと歩いたらすぐ街市に着いてしまいました。 時計を見ると 13:04、途中で一服したりしてるので、祥興珈琲室から 14 分かかったわけではありません。 普通に歩けば 7~8 分といったところでしょう。
成和道を南へ

成和道と景光街の
交差点付近

右端に見えているのが
黄泥涌街市

黄泥涌街市がある
大厦(マンション)

とりあえず街市見なくちゃ  黄泥涌街市は黄泥涌市政大厦という建物の中にあります。 街市の他に、スポーツセンター(体育館)や公共図書館などもあるようです。

 入口にはお決まりの案内板がありました。 1階が肉・魚、2階が野菜と雑貨、そして3階が熟食中心(フードコート)です。 これも街市の決まりごとどおりですね。

 ちなみに香港では、日本の1階は地下(Under Ground)、2階は1階というように1階ずつずれた呼び方をします。 最初はびっくりしましたがもう慣れました。

 入口のエスカレータを上ると、そこは肉・魚の売り場。 ん? あれ? このフロアーは地下だから地面と同じ高さのはずなのに・・・。 さっき説明したばかりなのに・・・。 ま、いっか、坂道だからでしょってことで。

 街市は公設市場でどの街にもありますが、見かけるとどの街でもつい入ってしまいます(笑。 最近は最初の頃の感動はなくなりましたが、それでも街市は楽しい。 香港ならではの食材を見ているだけで、香港を実感できますもん。
入口にある案内板

入口のエスカレータ

 黄泥涌街市はわりとこじんまりしていました。 売り場は相変わらずです。 肉と魚のフロアには新鮮な食材が豊富に売られていました。 基本生きたまま売られているので、新鮮なのは当たり前(笑
新鮮な食材たち
はい、蛙です
貝いろいろ
魚いろいろ
 ひととおり見て回って、上の階に移動。 今度は野菜・果物と雑貨のフロアですね。 こちらもいつもどおりの光景でした。 時間が中途半端なせいか、お客の姿はまばらです。
こちらは雑貨
客がいない
しかし種類が豊富
熟食中心へ  またまたひととおり見て回ってから、エスカレータでさらに上の階に移動。 熟食中心(フードコート)のフロアです。 ここに目指すお店「昌記」があるはずですが・・・

 エスカレータを降りると、おぉ、綺麗な熟食中心ですね。 下の階にはあまり人がいませんでしたが、ここは盛り上がってるぞ。

 見上げると、お店の看板が並んでいました。 そして「昌記」の看板も!! め~っけ。

 さっそく入ってみると、いきなりフロアスタッフが飛んできて、「こっちこっち」と席に案内されました。 へぇ~、ちゃんと案内されるなんて珍しいな。 熟食中心はだいたいどこでも自分で席を探さなきゃなりません。 ってゆうか普通は適当に座るんです。

 案内されたとおり席に着くと、すぐに注文を取りに来ました。 なかなかきびきびしてる、活気があっていいなぁ。

 さて注文ですが、言葉は分からないので女子的裏グルメの「昌記」のページを見せました。 するといきなり「こっちこっち」と別の席に移されたんです。 ほぉ、店によって座る席が決まってるんだ。 こんな熟食中心初めて。

 さて私たちが食べに来たのは女子的裏グルメに載っている昌記の厚切りトーストです。 店の宣伝文句では香港で一番厚いそうです(笑。 その厚切りトーストに何種類かの中から好みのものを塗ってもらえます。

 そこで本に書いてある花生醤(ピーナッツバター)と奶醤(コンデンスミルク)の箇所を指差して、それぞれ1つずつ注文しました。

 飲み物は香港ならではの鴛鴦茶(コーヒーと紅茶を半々に混ぜた飲み物)。 これ管理人は大好きで、これまでに何度も飲んでいます。

   花生醤厚多士  $10
   鴛鴦茶     $11

 やがて注文の品が運ばれてきました。 おぉ、ほんとに分厚いぞ。 本当に香港で一番かどうかは定かではありませんが、5cmくらいの厚さがあります。 耳を落として表面をこんがり焼き、ピーナッツバターがたっぷり。

 おいしそ~。 ・・・ん? でもこれってどっちもピーナッツバターじゃない?

 そうなんです、うまく注文したつもりだったのですが、運ばれてきたのは2つともピーナッツバターだったんです。 ま、いっか、さっそく食べましょ。

 口を大きく開けてかぶりつきます。 甘~い、でも美味し~い。 表面カリカリ、中しっとりの厚切りトーストはすんげぇまいう~。

 そして鴛鴦茶をごくり。 こっちもうま~い。 コーヒーの香りがする紅茶というか、紅茶の香りがするコーヒーというか。 なんとも不思議な美味しさがあります。

 管理人の管理人は初めての鴛鴦茶でしたが、なかなかいけるとのことでした。

 なお鴛鴦茶に砂糖は入っていません。 テーブルに置いてある砂糖を好みで入れます。 私たちはスプーン1杯ずつ入れましたが、隣のテーブルのおっさんは4杯入れてました(笑。
エスカレータで
あがると
店の看板が
見えてきた

ガラス張りの
熟食中心

フロアを仕切っている
元気なおねえさん


かなりな入り


花生醤厚多士


鴛鴦茶


テーブルの砂糖

跑馬地を街歩き  13:22 ごろ熟食中心を後にした私たちは、街市のトイレに寄ってから街歩きを再開しました。

 最近私たちは、トイレに行きたくなったら街市に行くようにしています。 街中の公衆トイレもかなり綺麗ですが、街市のトイレはさらに綺麗なんです。 もちろん私たちの少ない経験の話ですから 100% そうとは言い切れません。 でも試してみる価値はあると思います。

   トイレ写真1   トイレ写真2

 さて成和道に戻った私たちは、右(南)に曲がってさらに進んでみることにしました。 トラム站から徐々に急になる坂道は、進むにつれてもっと急になって行きます。 そんな坂道をゆっくり歩いてみました。

 毓秀街、山村道、聚文街、桂成里と右側の横道を覗きながら坂を上ります。 歩きながら感じたのは「ベッドタウン的な街だなぁ」。

 1階が店舗で2階から上がマンションという典型的な香港の街並みですが、わりと静かなんです。 競馬場が有名なので、近くに歓楽街があったりするのかと思っていました。

 そんな中、面白いディスプレイを発見。 Star MART というコンビニのショーウィンドウに、これでもかと並べられた日本のスナック菓子。 中には怪しげなものもありましたが、だいたいまともなもののようです。 香港では日本製品が人気になっているのは知っていますが、何もここまで並べなくてもね(笑

 さて桂成里を過ぎて跑馬地警署(警察)の前あたりで地図をチェックしてみると、これ以上進んだら山光道へは行けなくなってしまうようです。 そこで坂道をちょっと下り、聚文街を通って山光道に移動することにしました。

 山光道に出てみると、そこもやはり成和道と同じような坂道です。 この坂を下ってトラム站に戻ることにしましょう。

 山光道には小学校がありました。 これがなんとも中国チックな建物で、最初はお寺と見間違えてしまったほどです。

 この小学校あたりもかなりな急坂でした。 スキーの中級コースくらいの斜度はあるでしょう。 香港島の北側はちょっと海から離れると坂になっていますが、ここの坂はほんとに急でした。

 山光道をゆっくり下って行くと、坂はだんだんゆるやかになり、やがて競馬場前のトラム站に着きます。 時計を見ると 14:30、なんだかんだで 40 分ほど街歩きをしていたのですね。

 私たちは一服してから筲箕灣行きのトラムに乗り込みました。 14:13 発車です。

 跑馬地の街はけっこう楽しかったですね。 ぶらぶら歩くのにもいいし、歩き疲れたらローカルなお店に飛び込むのもいいし。
成和道
山村道を
過ぎたあたり

だんだん急に

Star MART の
ショーウィンドウ


もっとあります


こんなお店も
ありました


これ小学校です


お寺みたい


筲箕灣行きの
トラムに乗る
ホテルに戻る  トラムは競馬場を右に見ながらゴトゴト進みます。 さよなら跑馬地、今度は競馬やってるときに来るよ・・・・・かもしれないよ。

 少し進むと左側の斜面に墓地が見えてきました。 斜面にそってかなりな数のお墓が並んでいます。 どれも立派なお墓なので、たぶん富裕層の持ち物なのでしょう。

 しかし一番いい席をとても体格のよい2人連れに取られたのは不覚だったな。 1本遅らせればよかったかな。 などと後悔をしている間もなく軒尼詩道が見えてきました。 ここで線路は分岐し、左に行けば灣仔、右に行けば銅鑼灣です。

 トラムがホテル前の站に着いたのは 14:25、約 12 分の短い旅でした。 私たちはいったん部屋に戻ったのですが、あいにく清掃中。 仕方なくロビーをうろうろしたりして時間をつぶし、14:42 部屋に戻りました。
右に見える競馬場
・・ん?
どっかで聞いたような

軒尼詩道が
見えてきた


左に行けば灣仔
右に行けば銅鑼灣

再び出陣

お土産探し
 ホテルに帰った私たちはしばらくうだうだしていました。 やっと再び出かける気になったのは 15:00 過ぎ。 この辺、いかにも私たちらしいですね(笑

 ホテルを出た私たちは、崇光(そごう)に向かいました。 トラム道(怡和街)を渡って少し西に歩けばすぐです。 なんたって見えてますもん。

 中に入ってちょっと見て回りましたが、どうも崇光は日本そのものですね。 奇華餅家もありましたが目ぼしいお土産は見つからず。

 崇光を出て向かったのは崇光に入る前に見かけたSASA。 SASAは化粧品のチェーン店で、街を歩いているとしょっちゅう見かけるお店ですね。

 SASAがあるのは、東角道(East Point Rd.)と駱克道(Lockhart Rd.)の交差点付近。 崇光の建物の北東の角って感じのところです。

 私は化粧品には興味がないので外で一服し、管理人の管理人だけがSASAに行きました。

 一服しながらあたりを見回してみると、この辺にも日本料理のお店が多いようですね。 中には日本でポピュラーな店名もあったりして。 香港に進出していたとは知りませんでした。

 しばらくして出てきた管理人の管理人によると、やっぱりSASAは安いそうです。 ものにもよりますが、日本と比べて3~5割くらい安い感じだって。

 さてこれで管理人の管理人は目的の買い物を終えました。 がしかしお土産まだじゃん。 お土産探さなくちゃ。

 どうしようかとその辺をうろうろしていたら・・・お、「Wellcome」じゃん。 やっぱりお土産買うならスーパーですよね。

 さっそく突入してみると、うんうん、やっぱりスーパーは楽しいです。 私たちは友人にリクエストされていた透明の紹興酒公仔麺その他を買い込みました。

 しかし公仔麺ってほんとにポピュラーですね。 スーパー、コンビニ、街なかの食材屋などどこでも売ってます。 それにすごくたくさんの種類があるので、見てるだけで楽しい(^^)。

 私たちは10種類買いましたがこれですべてではありません。 たぶん20種類くらいあるのでは?

 私たちはたくさんのお土産をかかえていったんホテルに戻ることにしました。
銅鑼灣の崇光

化粧品のチェーン店
SASA

「わたみ」だ

どんな店なんでしょ


九州料理?


Wellcome

ん? こんなプレートが  ホテルに帰るには怡和街を渡るのですが、このときはホテルのすぐ西にある円形の歩道橋を利用しました。 この歩道橋には面白いプレートが飾ってあるんです。

 1枚1枚のプレートにかなり昔の香港の様子が写真プリントされていて、見ていて飽きません。 もっと見ていたかったのですが、何しろ大きな荷物があるので半分ほど見て帰りました。

  プレート1  プレート2  プレート3
怡和街に掛かる
円形の歩道橋
香港最後の夕食  17:10 ごろ部屋に戻って、お土産の写真を取ったりしながらしばらくまったりしていました。 動き出したのは 19:10 ごろです。

 向かったのはホテルのすぐ近くにある麵のお店「榮記粉麺」。 ここも女子的裏グルメに載っているお店です。 今回の旅行ではほんとに女子的裏グルメにお世話になってます。

 ホテルを出た私たちは、円形歩道橋で怡和街を渡ってそのまま糖街(Sugar St.)に入りました。 目指すお店はこの道をちょっと行った左側にあるはずです。

 と、探すまでもなくすぐに見つかりました。 外に何人か並んでいます。 地元でも人気店なんですね。

 スタッフに声をかけて待つことしばし、呼ばれて席に案内されます。 店内なかなか混んでますね。 案内されたのはもちろん相席。 ま、香港の常識です。

 さて何を頼もうかと壁のメニューを眺めつつ考えましたが、このときが楽しいんですよね。

 麺は6種類から選べ、トッピングは20種類以上から選べるようです。 う~ん、すごいバリエーションだなぁ。 迷っちゃう。

 迷った末に注文したのは、お得なセットもの

   各式大雜粉麺 $28.00

です。 この店ではトッピングを何種類のせるかで金額が決まっていて、

   1種類  $20.00
   3種類  $24.00
   4種類  $28.00

ですから、6種類のトッピングで $28.00 はお得!!。 6種類のトッピングは次のようなものでした。

   猪紅 豚の血を固めたもの
   猪皮 豚の皮(揚げたもの)
   蘿蔔 大根
   牛肚 牛のモツ
   魚蛋 魚のつみれだんご
   牛丸 牛肉だんご

 麺を待っている間に同じテーブルにいる人たちが食べている麺をさりげなくチェックしてみると、それぞれ好みが違うようですね。 中には猪紅だけをいっぱいにトッピングしているおばはんもいました。

 しばらくして運ばれてきた麺をみたときは、ちょっと引きましたね。 何しろ全体的な色が泥のイメージなんですもん(笑。 食べ物っぽくな~い。

 管理人の管理人は、私より引いてます。 「このメニュー失敗だったかな」と管理人の管理人を横目で見ながら、とりあえず食ってみることにしました。

 まずスープを一口・・・ん? いけてるじゃん。 色はすごいですが、意外にあっさりしてうまいです。

 具を順に食べてみても、やはりどれもけっこううまい。 これいいじゃん!! と私はどんどん食べ進みましたが、途中で管理人の管理人が「これいらない」と寄越してきたのは猪紅。

 私はすでに試していたので「全然クセがないから食べてみなよ」と返すと、「じゃ食べてみる」と挑戦。 その感想は、「けっこうおいしいじゃない」でした。

 そうなんです、見た目と材料のイメージから敬遠する人がいるかもしれませんが、猪紅は臭みもなく味もほとんどありません。 つるんとした食感でのど越しがよく、なかなか美味しいものでした。

 その他の具もうまかったですが、特にうまかったのは蘿蔔。 よ~く味がしみていて、チョーまいう~。
円形歩道橋から
糖街を見下ろす

銅鑼灣中央商場の
あたりに目指すお店が


この看板を
目指せばオッケー



榮記粉麺



壁のメニュー

分かりやすいです


各式大雜粉麺
街歩きしながらつまみ食い

 大満足で店を後にした私たちは、もう少し銅鑼灣の街を歩いてみることにしました。 香港最後の夜ですもん。 真っ直ぐホテルに帰るのはもったいない!!

 ということで私たちは再び怡和街を今度は信号のある横断歩道で渡り、西に向かって歩き始めました。 MTR銅鑼灣站に向かう方向です。

 しばらく怡和街の南側を歩き、波斯富街に入りました。 この道をちょっと進むと右(西)に時代廣場(Times Square)が見えてきます。 もう何度も来ているところですが、夜に来たのは珍しいかもしれません。

 時代廣場の辺りには、おいしそうな軽食のお店が多いです。 実はさっきの麺だけじゃ物足りなさを感じていた管理人は、そんなお店にふらふらと吸い寄せられて行きました(笑。

 まず覗いてみたのが "THE TAIYAKI"。 甘くないもののほうがいいなぁ。 ん? メニューを見るとずいぶん変わり鯛焼きがあるようです。 でも、ま、これはとりあえずパス。 次いってみよー。

 今度は串刺しのスナックのようですね。 これ、んまそうじゃん。 ここにしよっと。

  うまそー1   うまそー2

 実はこの串刺しの店、いろんなとこで見てたんです。 で、いつか食べてみようと思ってました。 これはちょうどいい、さっそく注文♪

 すごく種類があってどれがいいかよく分からなかったので、適当に以下の3品を注文しました。 個々の値段はチェックし忘れましたが、全部で $19.00 です。 安っ。

怡和街(トラム道)
右前方は恒隆中心
左前方は香港大廈


時代廣場


THE TAIYAKI


串刺しの店
中華ソーセージ

ちょっと甘めのソーセージ
中華独特の香辛料も
効いていますが
こういうの好きです
たぶん魚蛋

魚のつみれですね
カレー風味のソースを
チョイスしました
ピリ辛まいう~
焼売

チープな感じの焼売
でもそれがいいんです
これもカレー風味
夜の街歩きでホテルに帰る  管理人の管理人にも薦めたのですが、お腹いっぱいだそうで魚蛋1個だけ試食してました。 残りはぜ~んぶ管理人の胃袋の中へ。

 基本的にこういうジャンキーな食べ物って大好きなんですが、その嗜好に十分応えてくれました。 これでやっとお腹いっぱいになった管理人です。

 時代廣場を後にした私たちは、ホテルへ帰る方向に歩き始めました。 たぶん霎東街(Sharp St. East)から希慎道(Hysan Av.)を通ったんだと思います。

 その途中で見かけたのがフィギュアショップ。 別にフィギュアコレクターではないのですが、ちょっとした期待を持って店内へ。

 がら~んとした店内を見て回りましたが、残念、期待したものはありませんでした。 あったらいいなと思ってたのは李小龍のフィギュアです。 え? 李小龍って誰だって? 燃えよドラゴン観てないんですね(笑

 考えてみたら、ガンダムドラエモンなんかのフィギュアが並んでる店に、ブルー・スリーなんかないですよね。 期待したほうが間違ってました。

 店を出た私たちは希慎道のどんづまりまで歩き、右に曲がって恩平道(Yun Ping Rd.)を少し行ってから鋭角に左に曲がり、邊寧頓街(Pennington St.)に入りました。

 恩平道にはハイソな店が多いですね。 ルイヴィトンとかメルセデスとか。 ルイヴィトンのイルミネーションなんか綺麗なこと。 下から上に向かって青のグラデーションがさぁ~って上がっていくんです。 ま、それだけのことですが。

 邊寧頓街に入ればホテルはもうすぐ。 伊榮街(Irving St.)との交差点までくれば右側がホテルです。

 こうして香港最後の夜の街歩きは終わり。 途中険悪なムードになったりしましたが、何とか2人無事にホテルにたどり着きましたとさ。
街角風景
どこだろう(汗



フィギュアショップ


ルイヴィトン
イルミネーションが
綺麗ですね



おベンツショップ
管理人の管理人の

独り言

 見たことはあった。 食べたことはなかった。 猪紅がどんぶりに乗ってきたのには正直どうしようかと思った。 皆さん食べず嫌いはいけません。 勇気を出して食べましょう。 と自分に言い聞かす・・・。 美味しかった。


本日の万歩計  8171