6日目 (2008/11/18 tue)
     

 最後の日になってしまいました。 とうとうこの日がやってきたか・・・。 これって毎回必ずやってくるんですよね。 だけどいまだにこの "帰る日" の寂しい感覚には慣れることができません。

 でも救いは帰りの便が午後便であること。 午前中はまだ使えます(^^)

 ということで、朝食はホテル近くのお店で飲茶を楽しむことにしました。 午後便、バンザイ \(^O^)/

     
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飲茶へGO!  管理人の管理人は 07:00、管理人は 08:30 起床です。 天気は晴れ。 よかった(ほっ

 私たちがホテルの部屋を出たのは 09:20 ごろ。 私たちにしては、起きてから動き出すまでがいつになく早いですね。 エアの時間が決まってるので、仕方なく早く動き出しただけですけど(笑

 09:23、ホテル前のトラム站で筲箕灣行きのトラムに乗りました。 目指すお店は天后站の南側、銅鑼灣道(Tung Lo Wan Rd.)を少し南に下ったところにあります。 天后まではMTRで行く方法もあったのですが、急いでいく必要もないのでトラムで行きました。

 しばらくすると、左側に天后の站が見えてきました。 よし、ここらで降りよう。 09:30 天后到着。

 トラムを降りて南を見てみると、トラム道よりも細い道路が見えます。 あれが銅鑼灣道ですね。 さっそく歩き始めました。

 ガイドブックによるとそう遠くないはずなのですが、7~8分歩いてもお店にたどり着きません。 そろそろあってもいいはずなのになぁ・・・。 ひょっとして気がつかずに通り過ぎた? それとも無くなっちゃった?

 そうなんです、香港はすごい勢いで発展しているので、去年あった店が無くなってるなんてざら。 少々心配になってきたので、そこらのおっさんに聞いてみましょう。

 身近なおっさんをつかまえて、女子的裏グルメのページを見せます。 するとおっさんは、さらに進めと手振りで教えてくれました。 「おぉ、ありがと。 この店知ってるんだね」

 再び歩き始めたのですが、まだ見つかりません。 こりゃ無理かな、と不安になりかけたとき !!あった!! 目的のお店 「嘴兒甜」をついに発見。 よかったぁ。 歩き始めてから14分、09:44 入店です。
銅鑼灣道を
歩き始める



まだ?
無くなっちゃったのかな


やっと発見!!
嘴兒甜
嘴兒甜に到着  お店の入り口で湯気を立てているセイロと保温器を横目で見ながら入ってみると、こじんまりした店ですね。 そしてB級グルメの香りが、ほんのりではなくバリバリ漂っています(嬉。

 嘴兒甜は旧き良き香港の香りがするお店でした。 ゆったりとした時間が流れています。 街なかの喧騒とはかけはなれていますね。

 壁には手書きのお品書き。 これは飲茶ではなく、注文用のメニューです。 麺類やご飯ものなど、すごくたくさんの種類があるようです。 なかなか達筆ですが、どの人が書いたんでしょう。

 お茶は3種類あり、$2.00 です。 ひょっとしてセルサービスかな。

 適当に席に座ると、待つこともなく食器が運ばれてきました。 大き目の鉢に熱湯を張り、その中に食器が入っています。 お約束の洗杯ですね。 湯で洗ってから使いましょう。

 食器を持ってきた人に「お茶、どうする?」って感じで聞かれたので、壽眉(さうめい)茶をお願いしました。 これ日本茶によく似ています。 クセがなくて美味しい。 ほんとはセルフサービスなのに取りに行かないから出してくれたのかもしれません。

 さぁ、準備完了です。 さっそくセイロを見にいくことにしましょう。 保温器の中もチェックしなくちゃ。

 ということで取ってきたのは次のようなものです。 相変わらずよく食べますね。 腸粉を頼むころには、お店の人や周りの客から「あんたら、まだ食べるのか!」的な視線を注がれました(笑。
セイロと保温器


入り口付近


食器は洗杯して使う


壽眉茶
こんだけ食べました 鮮蝦餃子

定番の蝦餃子
これバカウマです
プリプリの蝦も
美味いですが
特に皮が美味しい
湯葉巻き

湯葉の中身は鶏肉
右下はシイタケ
あっさりしてて
美味しいです
鼓汁排骨

これ間違いないです
鼓豆の香りが
たっぷり染みた
スペアリブは最高
カボチャ入りは
珍しいですね
こんだけ食べました 鵪鶉旦焼賣

この店の名物です
ウズラの卵が
丸ごと入った焼賣
バカウマ
蟹焼賣

定番の蟹焼賣
蟹の卵が乗ってます
これも美味いっすね
中華ソーセージ

下は中華ソーセージ
独特の香りですが
私は大好きです
上は・・忘れた(^^;;
すみません
こんだけ食べました 懐奮大包

これもこの店の名物です
すごく大きな中華まん
いろいろな具
たっぷり詰まってます
食べでがありますね
もちろんすっごくまいう~
鮮蝦腸粉

干し蝦とネギが入った
定番の蝦腸粉
つるっつるで
めちゃくちゃ美味い
甘じょっぱい濃いめの
タレが最高!!
珍しく唐辛子が
入ってました
常備されたタレ

少し甘めで
少し酸味がある
あっさりした味
黒酢のタレかも
ホテルに帰る  私たちは朝からこの大量の飲茶を楽しみました。 どれも美味しかった~。 しかも全部でたったの $88.00、1品平均 $10.00 ちょっとです。 安いですよね、これぞB級グルメですよね。

 このお店、女子的裏グルメによると24時間営業だそうです。 これは嬉しいですね。 飲茶は基本的に午前中、しかも中心は朝早めの時間帯というお店が多いので、24時間飲茶が楽しめる嘴兒甜は貴重です。 お勧めのお店ですので、機会があったらぜひどうぞ。

 10:00 ごろお店を出た私たちは、銅鑼灣道を歩いてホテルに帰ることにしました。 店を出て左に向かってのんびり歩き始めます。

 銅鑼灣道は怡和街(トラム道)ができるまで天后←→銅鑼灣を結ぶメインストリートだったそうです。 今は静かな裏通りのような感じになっているので、のんびり歩くのになかなかいいですね。

 ちょっと歩くと右手にバスターミナルが見えてきました。 高架のループになった銅鑼灣徑(Tung Lo Wan Dr.)のあたりです。 この辺で銅鑼灣道は右にカーブしているのですが、その左手に小さな祠を発見。

 数段の階段をあがるとほんとに小さな祠でしたが、それにもかかわらず天井からは渦巻き線香がたくさん下がっていました。 香港の人たちは信心深いんですね。

 バスターミナルを回りこんで進んでいくと、銅鑼灣道は告士打道(Gloucester Rd.)の高架をくぐります。 高架下には焼き栗の屋台がありましたが、こんなところで商売になるのかなぁ。

 さらに進んでいくと銅鑼灣道は怡和街にぶつかりますが、そのころには富豪酒店も見えてきてます。

 さてホテルに帰るには、怡和街の手前にある禮頓道と伊榮街を歩道橋で越えなければならないんですが、この歩道橋が面白い。 オリンピックの開催地リストが刻まれているんです。 なぜこんなところにオリンピック?

 そんな歩道橋を渡りきればホテルです。 あぁ、帰ってきてしまいました。 ホテルに着いたのは 10:58、嘴兒甜から 40 分かかってますが、普通に歩けば 20~25 分ほどの距離だと思います。
銅鑼灣道


銅鑼灣徑の
バスターミナル


銅鑼灣道沿いにあった
小さな祠


高架下の焼き栗屋台


歩道橋にあった
オリンピックの
開催地リスト
ホテルに別れを告げて香港站へ  さて以上で全日程終了です。 後は帰るだけ。

 私たちは 11:48 ごろチェックアウトし、ホテル前から的士に乗りました。 目指すはエアポートエクスプレスの香港站です。

 エアポートエクスプレスの香港站、九龍站などでは、エアのチェックインができるので、最近はよく利用しています。 でかい荷物を預けちゃえるので、すごく便利です。

 今回乗ったタクシーの運ちゃんは、走り出してすぐに「このまま空港まで行かない?」と言ってきました。 もう少しで香港站に着くところまで来てもしつこく「このまま空港まで行かない?」 もちろん丁重にお断りし続け、香港站に向かってもらったのは言うまでもありません。

 さて的士に乗ったのが 11:57、香港站に着いたのは 12:08。 約 20 分の行程でした。 料金はチップ込みで $55.00。 しつこく勧誘されたのにチップを出す私たち・・・甘すぎるのかなぁ・・・
的士で香港站へ


香港站到着
香港站でチェックインして空港へ  香港站に着いた私たちは、さっそくJALのカウンターでチェックイン。 これで重い荷物とおさらばできました。 楽ちん~♪

 そして空港までのチケットを購入。 エアポートエクスプレスに乗ったのは 12:24 です。 車内はがらがら。 空港までの 26 分間をゆったりと過ごすことができました。
JALの
チェックイン
カウンター

ピンボケ (^^;;
さくらラウンジで軽食  エアポートエクスプレスを降りたホームから、だらだら坂をあがって空港内へ入ります。 この坂をあがるときが寂しいんですよね。 「あぁ、もう帰らなくちゃいけないんだ・・」

 坂をあがりながら横を見ると空港内のレストランが見えましたが、まだ昼時ということもあってかすごくにぎわってました。 なんかうまそ~。

 13:11 イミグレを通過し、空港内に入ったらとりあえずフライトのチェック。 JAL732 は 15:25、定刻のようです。 よかった。 ゲートは 41、確認終了。

 余裕をもって空港に来たので、まだだいぶ時間があります。 私たちは最後の買い物をしてから、さくらラウンジに向かいました。

 JALのビジネスだと、さくらラウンジを使えるのがいいです。 サンドイッチ・のり巻き・クラッカー・飲み物なんかがオールフリーなのも嬉しい。 フリーと聞くと張り切っちゃうのが管理人(笑。 ついいろいろ取ってきちゃうんです 。 これから機内食を食べるというのにね(^^;;

 さくらラウンジを後にしたのは 14:53 でした。 まだ時間があるのですが、最後の一服のために早めに出ます。 そして喫煙所に行ったのですが・・・!! なんだよっ、改装中かよっ。 予定狂った。

 私たちはあたふたと別の喫煙所に向かいます。 余裕がなくなっちゃいました。 でも強引に一服。 これから6時間以上の強制的禁煙にそなえなくちゃ。 吸いだめ、吸いだめ。
だらだら坂をあがる


管理人が
食べたもの1


管理人が
食べたもの2


管理人の管理人が
食べたもの
ちょい遅れで離陸  あたふたと喫煙所に向かった私たちは、あたふたとタバコを吸い、あたふたと41番ゲートに行きました。 もちろん JAL732 はすでにスタンバっています。 ま、よろしく頼むよ。 帰りたくないけど、とりあえず日本まで無事に連れてっておくれ。

 15:03 着席です。 機内持ち込みの手荷物を整理し、ビジネスシートに落ち着きます。

 15:24 ドアモードがオートマティックに。 いよいよ離陸ですね。 ・・・と思ったらなかなか動き出しません。 どーしたんじゃろ?

 ん? 機内放送してるぞ。 なになに、荷物預けて乗らないやつがいるから少し遅れるって? ん、もう、なにやってんだよ。

 待つことしばし、やっと機が動き出したのは 15 分遅れの 15:46 のことでした。 やれやれ、やっと飛ぶか。

 機はタクシイングして滑走路へ向かい、15:59 エンジンフルパワー、そして 16:00 離陸です。 再見、香港!!
JAL732 便の雄姿


滑走路に到着
そして日本へ  機はまだ上昇中ですが 16:18 ごろ、飲み物のサービスが始まりました。 管理人はジンジャーエール、管理人の管理人はもちろんビール。

 つまみは DRY Natto と CRISPS&CRACKERS で、私はどちらも好きですね。 管理人の管理人は DRY Natto があまり好きではないらしいです。 ひょっとしてトラウマかな(笑

 このあと映画を観たり、うとうとしたりしてすごしているうちに夕食の時間です。 管理人はポークを、管理人の管理人は和食をいただきました。 どちらもけっこういけてましたな。

  ★★ ここからは日本時間表記 ★★

 平穏なフライトが続いてましたが、19:50 ごろ揺れだしました。 私は多少揺れても全然気になりません。 飛行機なんて、なんかあったらどうせ助からないんですから、揺れなんかどうってことないです。

 しばらく揺れが続きましたが、20:04 あと 15 分で着陸のアナウンス。 とうとう帰ってきてしまいました。

 そして 20:16 ランディング、20:25 飛行機を後にしました。

 以上が 2008 年の香港旅行でした。 おしまい。
管理人は
ジンジャーエール


管理人はポーク


管理人の管理人は
和食
管理人の管理人の独り言

 街のすみっこの小さなお店で、たらふく食べた飲茶は最高でした。 でも、いつも管理人同様大食いに見られてるけれど、じつは私は香港だけです。 日本に居るときは普通です。 今回もたくさん食べてお腹もいっぱい。 心もいっぱい。 また来年バイバイ。


本日の万歩計  11176
 
最後に一言  今回の旅行の食事は、香港女子的裏グルメのおかげでとても充実したものになりました。 こんなに楽しい本をありがとう。 著者の「池上千恵」さんに、心からお礼申し上げます。