2日目 (2009/11/17 tue)
     

 旅行2日目です。 今日のメインは・・・ありません(笑。 近場をうろうろして、B級グルメを楽しんだり、お土産を買ったりしただけです。 こんなんで旅行記になるのかな(汗

 でも食事とデザートは "充実" してました。 私たちにとって "充実" は

   充実してた = B級グルメが美味しかった

ですけど。 ホテルのレストランや名の知れた高級レストランではなく、そこいらの食堂ってことですね。

 特に晩飯はとっても香港チック。 日本ではまず考えられないすんごい麵を食べました。

     
    リンクをクリックすると
別窓で開きます
     
おめざはエッグタルト  管理人、管理人の管理人ともに 8:25 起床。 2人同時に起きるのは珍しいことです。 たいてい管理人が先に起きてパソコンなんぞで時間を潰してるパターンですね。 管理人は自然に目が覚めちゃうんだからしょうがない。 理由は聞かないでくださいね (^^;;

 起きたらまずモーニングコーヒーがお決まり。 これまでのホテルでは袋入りのインスタントコーヒーなのでまずお湯を沸かすんですが、ハイアットにはエスプレッソメーカーが用意されています。 いつもより美味しいコーヒーが飲めそうですね。

 さてそのエスプレッソメーカー、初めて使うのでよく分かんない。 カプセルタイプのコーヒーをセットして使うらしいのですが・・・

 しばらく格闘してやっと使い方が分かりました。 分かってみればいたって簡単。 なんであんなに苦労しちゃったんでしょう(笑。

 美味しいコーヒーがはいったところで、夕べ買ってきたエッグタルトでおめざタイムです。 美味し~♪♪

 エッグタルトって出来たてのアツアツはもちろん美味しいですが、冷めても美味しいんですよね。 美味しいコーヒーに美味しいエッグタルトで、私たちはゆっくりおめざタイムを楽しみました。
エスプレッソ
メーカーと格闘



エッグタルト

冷めても美味し~
今日はどうしよう  さて今日はどうしよう。 ここんとこ、いつもこんな調子です。 その日の予定がまるで決まってない。

 モーニングシャワーを浴びたり、窓からの景色を楽しんだりしながらいろいろ相談して出した結論は、「今日はお土産を買おう」でした。

 そんなことをしているうちに、お昼がどんどん近づいてきます。 昼時になると食堂が混んじゃうんですよね。 そうなる前に出ようと、私たちは 11:00 ごろホテルを出て食べるところを探しにいきました。
窓から見える香港島
香港ホテル事情  ホテルを出て見上げると、ハイアットはすごく立派な建物ですね。 周りの建物と比べても群を抜いて高い。 尖沙咀地区の中でもトップクラスなのではないでしょうか。

 しかし建物はすんごい立派なのに、メインエントランスがバリバリ工事中とはいかがなものか。 おかげで夕べ入口が分からずに不安な思いをさせられました。

 この辺、日本では考えられないですよね。 とりあえず営業できる部分が完成したら客を入れちゃうっての。 香港流というか中国流というか。

 そういえば澳門(マカオ)のグランドリスボアも、完成披露して営業を開始したものの未完成部分が多かったらしいです。 そして本当に完成したのは数ヶ月後だったそうで。

 まぁハイアットに宿泊中、エントランス以外は不便を感じなかったのでこれも "あり" なんでしょうね。

 そんな姿を写真に撮ってから、彌敦道を渡って海防道に入りました。 尖沙咀の西地区で適当なお店を探す魂胆です。
ハイアットの雄姿


真横から見ると
こんな感じ

うすべったい建物
なんですね
遅い朝食はお粥  すると目にとまったのが "潮發粥麵"。 このお店、これまでに何度か前を通っていますが、入ったことはありませんでした。 ということで初めてのこの店に決定!!

 入るときにふと見ると、入口に日本の雑誌のカラーコピーが貼ってありました。 何かの雑誌で紹介されたんですね。

 入った時間は 11:35。 まだ昼食時間の前で店内は半分くらいの入り、すぐに座ることができました。 注文したのは次のようなものです。

   雲呑撈麵    メモ忘れました
   皮蛋牛肉    $26.00
   皮蛋豬潤    $26.00
   油菜(介蘭)  メモ忘れました

 全部で $97.00 だったので、雲呑撈麵と油菜で $45.00 ということになります。 ちょっと高めかな。
潮發粥麵


店の入口には
こんなものが
雲呑撈麵
雲呑撈麵のスープ
 プリプリの蝦雲呑が6個入っている、汁なしの蝦雲呑麵です。 レタスが敷いてあるのが嬉しいですね。 かかっているのはオイスターソースです。  別添えのスープはかけてもいいですし、そのまま飲んでもいいです。 濃い目のオイスターソースがとっても美味しかった。  雲呑撈麵に添えられたスープです。 私は麵にかけないでそのままいただきました。 淡白な味で、なかなかイケてます。
皮蛋牛肉
皮蛋豬潤
油菜
 ピータンと牛肉が入ったお粥です。 針ショウガとシャンツァイ(香草)も入ってました。 柔らかな牛肉も美味しかったですが、何と言ってもピータン最高。 何で香港のピータンってあんなに美味しいんでしょう。 途中からコショウを振って食べましたが、これがまた別の旨さになるんです。  ピータンと豚のレバーが入っている粥です。 レバーが苦手な管理人の管理人ですが、臭みも無く美味しいと言っていました。 私も味見しましたが、クセがなくてとっても美味しかった。 こちらも途中からコショウを振って食べてました。  茹で介蘭にオイスターソースをかけたものです。 ちょっと茹ですぎの感じで、コリコリ感が足りなかったかも。 オイスターソースはかなり旨かった。 私たち、どこ行ってもこれ食ってます(笑。
上海灘に向かう  店を後にしたのは 12:00 ちょうどくらいでしたが、その頃には満席になってました。 昼食ラッシュを避けられてラッキー v(^^)

 食事を終えて次に向かったのは "上海灘"。 上海灘は中環にある今風の雑貨・小物のお店で、何かお土産になるものがあるんじゃないかと行ってみることにしたんです。

 私たちはMTR尖沙咀站に行き、八達通に $100 ずつチャージして中環に向かいました。 12:15 尖沙咀で乗り、12:22 中環に着き、 12:30 D1 出口を出ます。

 ガイドブックによると D1 出口を出てすぐのところのようです。 ところがあたりを見回してみましたがそれらしき店がありません。 もう一度ガイドブックをチェック。 おっかしいなぁ、すぐ近くのはずなのになぁ。

 とりあえず一服して落ち着きましょう。 とタバコ吸いながら後ろを見たら・・・あれ?

 真後ろに見えたのは上海灘の看板でした(笑。 そうなんです、D1 出口の近くどころか真横にあったんです。 あまりに近すぎて見えなかった。

 一服を終えた私たちは、さっそく入ってみることにしました。

 中に入ると、おぉ、すんごいおしゃれなお店ですね。 さまざまな小物や家具などが並んでいます。 そこで何かお土産になるものを・・と見て回ったのですが、どうも感性が合わない。 それに全体にちょっと高くね?

 アロマキャンドルのちょっといいやつなんか、なんと $10,800。 見間違えかと思って確かめましたがやっぱり $10,000。 火をつければ消えてなくなっちゃうものがこの値段。

 ということで、15 分ほど見て回った私たちは何も買わずに上海灘を後にしました。 きっともう来ないだろうなぁ。
中環の D1 出口


振り向いたらあった
上海灘の看板


上海灘の
おしゃれな入口
ハイソなお店がたくさん  上海灘を出た私たちは、畢打街(Pedder St.)を歩いて徳輔道中(Des Voeux Rd. C)に出ました。 距離的にはほんのちょっとです。

 畢打街と徳輔道中の交差点あたりには、私たちと関係ないお店が多いですね。 LOUIS VUITTONGIORGIO ARMANI などです。 ブランド名くらいは知っていますが、一度も買ったことがない(笑。 興味のある方々は、どうぞ。

 私たちはそんな看板を横目に見ながら、トラム站にまっしぐらです。 そして堅尼地城(ケネディタウン)行きのトラムに乗りました。 向かうのは西營盤の乾物街です。
上海灘の前から
徳輔道中方面を見ると

有名ブランドの看板が
見えます
西營盤の路地を歩く  トラムは上環を過ぎ、ウェスタンマーケットのところで右に曲がり、すぐに左に曲がって干諾道中(Connaught Rd. C)に入りました。 少し走って今度は斜め左に曲がり、徳輔道西(Des Voeux Rd. W)に入ります。

 この辺で左側に文咸西街(Bonham Strand W)が見えますね。 プライベートレストラン "周菜" がある通りです。 懐かしい。

 そしてトラムは道なりに斜め右に曲がって西營盤地区に入りました。 トラムを降りましょう。

 私たちは東邊街(Eastern St.)との交差点付近の站でトラムを降りました。 この辺が乾物街の東の端っこです。

 さてお土産を買いに乾物街に来たのですが、その前にぶらぶら歩いてみることにしました。 何回も来ている乾物街ですが、いつもチャチャっと買って帰るだけ。 たまにはのんびり歩いてみることにしたんです。

 私たちは徳輔道西の南側にある路地、梅芳街(Muifong St.)に入ってみました。 トラム站のすぐそばの路地です。

 歩き始めてみると、トラム道沿いのこぎれいなお店よりもっとローカル色の強いお店が並んでいました。 2枚の写真に写っているお店は中でもきれいなほうです。

 多くのお店は折りたたみのテーブルや地べたに置いた段ボールに、いろいろな商品を陳列しています。 中には正体が分かるものもありますが、ほとんどは何だか分かりません。 だって説明書きすらないものが多いんだもん。

 そんなお店をのぞきながら、「これなんだろ?」とか言いながらゆっくり歩きます。 そんな何でもないことがとっても楽しい(^^)

 それではどんなものが売られていたのか、いくつか紹介しましょう。
乾物街の端っこあたり


梅芳街に入る


梅芳街のお店1


梅芳街のお店2
 中華火腿(ハム)でしょうか。 たぶんそうだと思います。  豚足ですが、中華火腿(ハム)っぽい感じですね。  何の干物なんでしょうね、分かりません。
 分かりません。  分かりません。 しかし右のやつ、立派なヒレですな。  左はシーココナッツですね。 スイーツなんかに入ってます。 右は分かりません。
 全く分かりません。  全く分かりません。  全く分かりません。
梅芳街の猫  梅芳街を歩いていると猫を発見。 猫好きな私たちは、猫を見るとつい写真を撮ってしまうんです。

 この猫、なかなか凛々しいいい顔をしてました。 猫好きじゃない人にとってはどうでもいいことでしょうが、私たちは鋭く反応してしてしまいます。 話がそれました、元に戻しましょう。
猫発見!!
皇后大道西を歩く  梅芳街のお店でみたものはほとんど説明できません。 正札を頼りにいくつか検索してみましたが、漢方に使うらしいとか香辛料の一種らしいという漠然とした情報しか得られませんでした。

 またいくつかは該当ゼロ。 つまりネット上に情報がないってことです。 だから説明できなくてもしょうがないですね(笑

 さてかなり狭い梅芳街をそぞろ歩いていくと、ちょっと広い道に出ました。 皇后大道西(Queen's Rd. W)です。 私たちは右(西)に曲がって皇后大道西を歩いてみることにしました。

 歩き始めるとすぐ、アーケードからいろいろなものがぶら下がっているのを見つけました。 写真のようなものですが、皆さんなんだか分かりますか?

 答はお供え物です。 紙紮(ジージャッ)といって、ほとんど木と紙燃で作られています。 これを燃やすことによって、故人が好きだったものをあの世に持っていってもらうらしいです。

 しかしすごい種類。 これなら故人がどんな趣味嗜好を持っていてもだいじょうぶですね。

 そんなお供え物を見ながら私たちが思ったのは、「これ、インテリアになりそう」。 不謹慎かもしれませんが、中には飾り物として面白そうなものがたくさんありました。 ひょっとしたら今度香港に行ったとき買っちゃうかもしれません。

 皇后大道西には、仏具やお線香のお店もありました。 この辺は墓参り用品ストリートということなんですね。

 香港の街を歩いていて感じるのは、同種のお店が集まっているところが多いことです。 日本でも東京ではカッパ橋の食器、神田の古本、横浜では野毛の古本や駄菓子などそういうところがありますが、香港では集まっているところがもっと多いです。
いろいろなものが
ぶら下がってます


こちらにも


こちらにも


仏具もあります


これはお線香ですね
おっ、んまそうじゃん  さて仏具屋さんを見ながら歩いていると、西邊街(Western St.)との交差点辺りで何やら美味しそうなものを売っているパン屋さんを発見。 並んでいるのは下町っくなパンやお菓子です。

 美味しそうだなぁと思いながらいったんは通り過ぎたのですが、無性に食べてみたくなってお店まで戻りました。 もちろん戻ろうと言ったのは私(笑。

 とりあえず豆沙軟餅を買ってみることにしました。 たぶん餡入りの餅だと思います。 そしてもうひとつ何か買おうと迷っていると、その店で買い物をしていた奥さんが、「これ美味しいわよ」と焼并を指差します。

 あ、そうなの、じゃこれにしよう。 ということで豆沙軟餅と焼并を2個ずつ購入。

 店を出るとさっきの奥さんがまだいて、「どっから来たの?」などと聞いてきます。 そして奥さんは自分が買ったものを見せてくれ、いろいろと説明してくれました。 内容はほとんど分かんなかったですが(笑。

 しかし奥さんパンとお菓子をすんげぇ大量に購入しています。 そんなに食べるの? 大家族なの?

 もちろんほとんど意思疎通はできない会話でしたが、香港の下町に触れられた時間でした。 ほのぼの~
街のパン屋さん


焼餅


餡子入り焼餅
さっそく食ってみる  私たちは買ったばかりのお菓子をさっそく食べてみることにしました。 座るとこもないので街角で立ち食いです。

 まず豆沙軟餅をぱくっ。 やっぱり餡入りでした。 この餡が中華っぽくない。 日本の餡によく似た感じです。 抑え目な甘さで、軟らかな餅との相性は抜群。 美味し~。

 続いて焼并も食べます。 お、何にも入ってないけどほのかな甘さでこれも美味し~。 とっても軟らか~。

 香港伝統のお菓子なのかどうかは分かりませんが、食べてみた限りではとても素朴な味がしました。
上が豆沙軟餅
下が焼并


どちらも1個 $2.20
中華火腿を買う  下町スイーツを楽しんだ私たちは、西邊街をぶらぶら歩いて徳輔道西に戻ることにしました。 ここに来た目的のお土産を買うお店を探すためです。

 徳輔道西に行けばこっちもあっちも乾物屋さんだらけ。 どの店で買うか迷ってしまいます。

 お店を物色しながら歩いていると、ふと目に付いたのが中華火腿(中華ハム)。 そうだこれもお土産にしよう。

 選んだお店は加工肉の専門店らしく、店の中にも外にもいろんな商品が並んでいました。 萬利隆臘味家というお店です。 壁にかかっているのは油鴨ですね。

 中華火腿は、店先右側の木箱の上に並んでいました。 いくつか種類があるようですが、どれがどんな味なのかさっぱり分かりません。

 いろいろ手にとって製造元や説明をチェックしたりしても分からない。 仕方ないので最終的には適当にみつくろって3つ購入。 美味しいといいなぁ(不安

   こんなん買いました
加工肉の専門店
萬利隆臘味家



壁には油鴨


手前右の木箱の上に
いろんな中華火腿が
並んでいました

干し貝柱を買う  次に買いに行ったのは干し貝柱です。 何軒か見て回った結果それほどの価格差はないようでしたので、品揃えが豊富な "華泰海味" というお店で買うことにしました。

 干し貝柱の価格はそれこそピンきり。 基本的にはサイズの小さいほうが安く、大きくなるにしたがって高くなります。 そのほか形が不ぞろいだったり欠けたものなどの特売品もありました。

 私たちが購入したのは、1斤(500g)あたり、$288 と $328 のものです。 この日の為替レートが 11.52 なので、

   $288 ≒ \3,317 / 500g
   $328 ≒ \3,778 / 500g

という感じ。 これでランクは中の下あたりでしょう。 かなり高価な感じがしますが、日本で買うよりはずっと安いです。

 $288 と $328 では、写真でも分かるくらいサイズの差がありますね。 店の奥のほうにはびっくりするほど高価な貝柱もあり、そういったものはびっくりするほどサイズがでかいです。

 それから高級品のほとんどは日本原産のものです。 私たちが購入したものも "日本宗谷" のものでした。 ん? それじゃ私たちが買ったのも高級品?(笑

 なお貝柱の色には濃いものと薄いものがあります。 もれ聞いた話では色の濃さでも値段が違うらしいです。 どっちが高いかは忘れましたが(えへへ

 購入した貝柱は、きちんと袋詰めにしてもらえます。 密封されていますのでお土産に持って帰るのに便利ですね。
乾物専門店
華泰海味


こんな感じの店



$288 / 500g


$328 / 500g
ウェスタンマーケットへ  次に私たちが向かったのは上環のウェスタンマーケットです。 トラムで行きました。 西營盤で乗ったのが 13:58、上環で降りたのが 14:07 です。

 ウェスタンマーケットはこじんまりしたショッピングモールで、その中に "80M BUS MODEL SHOP" という模型屋さんがあります。 ガイドブックにもよく載っているので有名ですね。 私たちもこれで何度目かの訪問です。

 このお店に行きたかったのは私。 ガキの頃は鉄道模型が大好きで、Oゲージから始まり、HOゲージ、Fゲージとずいぶん集めたものです。 このお店を知ってからはここで自分のお土産を買うようになりました。

 さんざん迷った末に買ったのは、1950 年代のトラック "50年代噸半貨車"。 "噸半" は積載量 1.5 トンという意味です。 渋いっ、とっても渋いっ。 かっこいいっ。 ナイスっ。 でも高っ。

 そうなんです、お値段は $438。 約 5000 円です。 興味の無い人が聞いたら「あほちゃうか」と思うかもしれませんね。 でも好きだからいいんですっ ( ̄^ ̄) ほっといてください。
ウェスタンマーケット
入口



80M BUS MODEL SHOP


50年代噸半貨車
疲れたときは甘いもの  50年代噸半貨車を手にしてとても嬉しい気分の私でしたが、ふと小腹が空いているのに気がつきました。 買うとき迷いに迷ったので、きっと迷い疲れたのでしょう(笑。 こういうときは甘いものに限ります。

 ウェスタンマーケットの中にはそんなニーズにぴったりのお店がありますね。 満記甜品です。 西貢にある満記甜品の支店でしたが、今でも本店と支店の関係なのかどうかは定かではありません。 微妙に名前が変わったりしてるし。

 そんなことは客の私たちには関係ないわけで、とりあえず甘いもの欲しさに満記甜品に入りました。 ここで注文したのは3品です。

 まずは芒果班戟(マンゴーパンケーキ)。 うちのページの常連さんなら「またかよ」と思うほど何回も紹介していますね。 でもほんと美味しいんです。 大きめにカットした新鮮なマンゴーをたっぷりの生クリームでくるみ、クレープ生地のようなもので巻いただけのシンプルなスイーツなんですが、これまじうまっ。 

 次は芝麻糊配合桃露。 ごま、胡桃のおしるこのミックスと日本語の説明がありました。 見た目はしつこそうかもしれませんが、飲んでみると意外にあっさりしてます。 とても美味しいんですが、管理人の管理人が「写真と違う」と文句言ってました。 確かに写真のほうが断然美しいですね(笑。

 最後は[火局]茘茸西米布甸。 サトイモ、タピオカのホットプリンです。 これ香港では定番のスイーツなんですが初めて食べました。 サトイモなので少しねっとりした感じで、タピオカの食感が面白いです。 甘さ抑え目で私は美味しくいただきましたが、管理人の管理人にはあまりウケませんでした。

 以上3品で $69.00。 以前よりも少し値上げしたかなと思われる金額ですね。 私たちは 30 分ほどスイーツを楽しみ、14:50 ごろ店を後にしました。
芒果班戟


断面です
ほら
美味しそうでしょ



芝麻糊配合桃露


[火局]茘茸西米布甸
ホテルで一休み  お店は出てきましたが、さてどうしよう、これからの予定は何も決まっていません。 次のイベントは晩飯ですが、まだ晩飯の時間まではだいぶあります。 ということで、いったんホテルに帰ることにしました。 お土産をホテルに置いてきたいこともありましたし。

 私たちは歩いてMTR上環站まで行き、地下に下りました。 そして地下道を歩いていると・・ん? あれはジョルダーノ? ほぉ、こんなところにも出店ができたんですね。

 ちょうどいいのでちょいと着替えを買い込みました。 また荷物が増えちゃったぞ。 ま、ホテルに戻るだけだからいいですけど。

 15:18 上環站で芝灣行きに乗り、15:29 中環で荃灣行きに乗り換え、15:35 尖沙咀に到着。 そして歩いてホテルに帰りついたのは15:47。

 ホテルに着いてすぐフロントに寄り、リージェンシーからペニンシュラへの荷物の移送について尋ねてみました。 日本語を話せるスタッフが対応してくれ、手配が完了したとのことです。 よかった(ほっ。 移送については前代未聞のリクエストらしいので、ちょっと心配していましたが、ちゃんと手配してくれてたんですね。 多謝。

 部屋に帰って私は・・・寝てしまったらしいです。 どうも体力不足を感じますね(トシカナ。 管理人の管理人は寝なかったとのことで、ノーパソで遊んだりしてたらしいです (^^;;

 しばらくして目覚めるとTVでターミネーター1を放映していたので最後まで観てしまいました。 面白い映画は何回観ても面白いです。 でもね、何も香港で観なくてもね(笑
上環の
地下道にあった
ジョルダーノ
リージェンシークラブでリラックス  さてうだうだしているうちに時刻は 19:50。 そろそろシンフォニーオブライツが始まる時間ですね。 そこで 23F にあるリージェンシークラブに行ってみることにしました。

 リージェンシークラブは 24H オープンのラウンジです。 リージェンシークラブルームに宿泊している客専用のラウンジで、軽食と飲み物をフリーで楽しむことができます。 ビールもフリーなのでとってもお得。

 ラウンジに行ってみると誰もいません。 高い天井のラウンジには、ゆったりとした時間が流れていました。

 私はクッキーエスプレッソ、管理人の管理人はクッキーとビールをいただき、リラックスした時間を過ごすことができました。

 こういう時間ってとってもいいですね。 何をするでもなく、ただただ時間が過ぎていくのを楽しむなんて最高の贅沢。

 さてこのラウンジに来た目的であるシンフォニーオブライツですが・・・、はっきり言ってあまり盛り上がりませんでした。 目線が高すぎるからかなぁ。 一応写真も撮ってみましたが、こんなもんです。
とても落ち着いた
感じの
リージェンシークラブ


ソフトドリンク


クッキーとフルーツ
加拿分道を歩く  私たちはちょっとがっかりしつつ、20:27 ごろ部屋に戻りました。 でも優雅な時間が過ごせたのでよしとしましょう。

 部屋に戻ったとき、管理人はある欲求を感じていました。 そうです、腹減ったんです。 時間的にも食事にちょうどいいので、食べに行くことにしました。

 今夜食べるところは、旅行前にチェックしておいたちょっと変わった麵の店、"新記" です。 ホテルの近くなのでぶらぶら歩いて行きましょう。

 私たちは 20:40 部屋を後にし、加拿分道(Carnarvon St.)を歩き始めました。 歩き始めて振り返ると、我がハイアットが夜空に向かって聳え立っています。 この近辺では最も高い建物なので、なかなかの雄姿。

 加拿分道は金馬倫道(Cameron Rd.)と交差し、厚福街(Hau Fook St.)とのT字路を過ぎ、加連威老道(Granville Rd.)と交差し、金巴利街(Kimberley St.)とのT字路を過ぎ、金巴利道(Kimberley Rd.)にぶつかります。 加拿分道はここで終点。 加連威老道との交差点あたりからは、ゆるい上り坂でした。

 この道はあまり歩いたことがないので、周りのお店をチェックしながら進みましたが、そんな中で気になったお店を紹介しましょう。

 まず厚福街とのT字路の角にあったのが許留山。 これはそこいらじゅうで見かけるスイーツのチェーン店ですね。 まだ入ったことがないので、いずれ入るつもりです。 と言いながらもう何年も経っちゃったなぁ・・・。

 この許留山の角を右に曲がって厚福街に入るとすぐ右側に見えるのが桂記雲呑麵。 ここ去年入りました。 雲呑がとっても大きくとっても美味しかった。

 次は街角の土産物屋です。 こまごましたものが置いてあり、見てるだけで楽しい。 店先にたんまりぶら下がってるのはアンパンをモチーフにしたキャラものですが・・・アンパンマン・・・。 このお店とても気になって、帰りに寄ることになりました(笑

 大きなお茶屋さんもありました。 壁にずらりと展示されているのは普洱茶です。 かなりな品揃えですね。 お店の名前はチェックしてくるのを忘れました(すみません。

 回転寿司らしきお店もありました。 元禄寿司ではなく元"緑"寿司です。 あやしい香りが漂ってますねぇ(笑。 入ってみたい気もしますが、今日は目的の店があるのでパス。

 加拿分道は途中からゆるい坂になっていて、香港仔というお店があるあたりでははっきり坂になってました。 写真の右奥にT字路が見えていますが、そこが加拿分道の終点。 金巴利道とぶつかって加拿分道が終わりになるわけですね。 そのT字路の左角あたりに目指すお店「新記」があります。
ハイアットの雄姿


許留山


桂記雲呑麵


土産物屋


お茶屋


元"緑"寿司


香港仔
新記を発見  さてT字路に着いて道路沿いをチェックしてみましたが、新記は見当たりません。 変だな、この辺りにあるはずなんだけどな・・・。 左角は香檳大厦というマンションになっていて、その1階にはいろいろなお店がありますが新記は無いんです。

 ん? そっか、分かった。 私は大厦の中に入る通路を探しました。 すると加拿分道から左に曲がった金巴利道側に通路があります。 絶対ここだ!! 私はその通路に入りました。

 通路を進んでいくとT字にぶつかり、そこで右を見たら・・・あった!! 21:00 新記発見!! ほらね、やっぱりここだった。

 実は私、方向音痴なんです。 だから日本ではどっちに行ったらいいのかさっぱり分からないことがしばしば。 でも香港では迷ったことがほとんどありません。 なんでや?
新記
新記ならではの料理で夕食  お店の中を覗くとけっこう空いてます。 が、中は禁煙。 外のテーブルだけ喫煙オッケーだそうです。 迷わず喫煙オッケーテーブルに着席して、メニューをチェック。

 この店の名物は芝士麵(チーズ麵)です。 いろいろなバージョンがありました。 そんな中から私は「猪頸肉芝士撈公仔麵」と飲み物は「鴛鴦」、管理人の管理人は「餐肉芝士撈公仔麵」と「奶茶」をチョイス。

 麵は両方とも基本が同じで
   芝士   チーズ
   撈    汁なし
   公仔麵  手前一丁(インスタント麵)
トッピングがそれぞれ
   猪頸肉  豚の首肉
   餐肉   ランチョンミート
です。

 そんなに待つこともなく運ばれてきた料理を見てちょっとびっくり。 こんなん見たことないぞ~(笑。 茹でた麵(公仔麵)の上に肉が載り、ドロッとしたチーズソースがたっぷりかかっていました。

 それからもうひとつちょっと驚いたことがありました。 箸です。 香港といえば箸立てにむき出しの箸が大量に刺さっているのが普通ですが、ここではビニール袋に入った箸でした。 袋入りの箸は初めてです。

 それではさっそく食してみましょう。 とりあえず猪頸肉芝士撈公仔麵のほうから。

 豚肉と麵にチーズソースをからめてパクッ。 お、意外にいけるじゃん。 ほのかな甘さを感じるチーズソースは、見た目ほどしつこくありません。 特に美味しかったのが猪頸肉。 猪頸肉は外の看板でも宣伝してあり、この店のお勧めなんでしょうね。 公仔麵はちょっと柔らかすぎたかな。 でもなかなかまいう~。

 餐肉芝士撈公仔麵のほうには、両面焼きの目玉焼きも入っていました。 ランチョンミートの塩味がちょっと強めですが、こちらもなかなかいけてます。

 鴛鴦はコーヒーと紅茶のハーフ&ハーフ、奶茶はミルクティーです。 砂糖は4つ付いてきました。 香港の人は甘いのが好きなのでこんなに付いてくるんでしょうね。 と言いながら私も鴛鴦に2袋入れちゃいました。 だんだん香港に染まってきてる?(笑

 管理人の管理人は奶茶を砂糖なしで飲んでいました。 少し渋みが出るくらいの濃い目でしたがその渋さがなかなかいいですね。

 管理人はこの芝士麵かなり好きです。 また食べに行きたいですね~。 でも管理人の管理人は一度食べればもういいと言っていました。 嗜好の違いかなぁ・・・。
猪頸肉芝士撈公仔麵


餐肉芝士撈公仔麵


鴛鴦


奶茶


砂糖は4つ


有名人?
なんでしょうね

でも知ってる顔は
ありませんでした
おぉ、チョーリアル  21:25 新記を後にした私たちは、来たときと同じ加拿分道を歩き始めました。 そして向かったのは、来るときにチェックした土産物屋。 なんか楽しそうな店だったんです。

 いちばん外には著作権的に問題ありそうな数々のグッズがぶら下がっていましたが、私たちの目的はそれではありません。 マグネットです。

 マグネットは管理人の管理人が大好きなグッズで、香港に行ったときは必ずどっかで買っています。 私もかなり好きなグッズですね。

 この店にもきっとあると思って探してみたら・・・あったあった。 うわっ、チョーリアル。 ほんとに食べられそうです。 いいですね~。

 2人で、こんなんもある、こっちにもあると物色していると、お店のおねえさんが出てきて、こんなのもあるわよと差し出してきました。

 結局全種類を大人買いした私たちでした(笑。
加拿分道の
土産物屋


チョーリアルな
マグネット
セブンイレブンで買い物  土産物屋を後にした私たちは、マグネットの袋をぶらさげてぶらぶら歩いてホテルに帰ることにしました。

 途中セブンイレブンにちょっと寄って三文治(サンドイッチ)とアイスバーを購入。 だって芝士麵だけじゃ少し物足りなかったんですもん(管理人だけですが。

 ホテルに帰って食べましたが、三文治は特に変わったものではなくチキンとエビと野菜のごくありがちなものです。

 ちょっと面白かったのはアイスバー。 小豆っぽい色をしていますが黒米のアイスです。 抑えた甘みのココナッツ風味で、かなり香港チックな味でした。 黒米のツブツブが面白い。

 以上で2日目の全日程は終わり。 24:00 ごろ就寝しました。
白汁蝦火鶏巻三文治


黒米アイスバー
管理人の管理人の独り言  予想以上の寒さの街角で、たまたま出会ったパン屋。 言葉の分からない私たちに「これお勧め」って、教えてくれた地元のご婦人。多謝!! こんな出会いが、また来年の旅につながるのかな・・・。