3日目 (2011/11/23 wed)
   

 3日目に突入しました。 初日、2日目とほとんど移動もなく近場をうろうろしてただけですが、3日目はどうなるのでしょうか。 予定は全く決めていないので、朝の時点では今日がどうなるか分かりません。

 そんなふうに始まった3日目ですが、結果から先に言うとやっぱり遠出しませんでした(笑。 近場で買い物をして、近場で美味しいものを食べてなんとなく1日が過ぎていった感じです。

     
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その辺で朝食

 管理人は 07:45、管理人の管理人は 08:30 起床。 管理人が先に起きるいつものパターンですね。

 管理人はパソコンなどいじりながら時間を潰していました。 管理人の管理人が起きたところで本日の作戦会議です。

 その結果、上海街にある厨房用品のお店に行くことになりました。 CSで放送していた番組で知ったお店です。 料理研究家の山本麗子さんがよく行くお店で、包丁がとっても便利ということでした。 そこで去年買いに行ってみたらほんとに使いやすい包丁で、また買いに行くことにしたんです。

 とりあえずの行動が決まったので、その前に腹ごしらえしなくちゃ。 今日はラウンジのタダ飯じゃなくどっか外で食べようということにして 私たちは 10:30 ごろ部屋を出ました。

 特に店が決まっているわけではなく「どっかその辺」というアバウトな方針の私たちは、いつもの地下道ではなく地上に出て尖沙咀站に向かって歩き始めます。 食べるところはたくさんあるので、地上を歩いていれば何か見つかるでしょう。 よさげなところを見つけたら入ってみるつもり。

 と、目に付いたのが「翠華餐廳(Tsui Wah Restaurant)」という看板。 「ここ食べたこと無いね、ここでいいじゃん」と、さっそく入ってみました。

 入ってみるとかなり大きな店で1Fと2Fがあり、各階10以上のテーブルが並んでいます。 私たちは2Fに案内されました。 10:43 着席。

 客の入りは8割というところで、朝食の時間が過ぎているにしては混んでますね。 明るく清潔で、茶餐廳の中でも新興勢力って感じです。

 テーブルには晨光早餐(モーニングサービス)のメニューがあります。 さっそくチェックしてみると・・・、お、スープマカロニがある(嬉。 これ一度食べてみたかったんですよね。 最近の香港では粥よりこういうのが人気あるそうで、情報は得ていましたが食べるのは初めて。

 ということで私はAセット、管理人の管理人はCセットを注文です。 ついでに早晨優惠(朝のお得メニュー)から1品追加。 飲み物は私はミルクティー、管理人の管理人はコーヒーにしました。 飲み物もセットに含まれています。

   Aセット($28)
     鮑魚火腿絲湯通粉(アワビとハムの細切り入りスープマカロニ)
     西煎雙蛋(卵2個の目玉焼き)
     牛油餐包(バターを添えた焼いてないパン)
     奶茶(ミルクティー)

   Cセット($27)
     炸菜肉絲湯米粉(野菜と肉の細切り炒め入りビーフン)
     牛油豬仔(バター付き焼きパン)
     珈琲(コーヒー)

   追加
     脆嘩奶油豬(コンデンスミルクを付けた焼きパン)($9)

 鮑魚火腿絲湯通粉は話に聞いていたとおりでした。 クタクタになるまで煮たマカロニが、ちょっとしょっぱいスープに浮かんでます。 トッピングはアワビとハムですが、最初アワビだと分からず「これイカかな?」などと言ってました(笑。 特段美味しいものでもなく、かと言ってまずいものでもありません。 ただ何でマカロニをあんなに柔らかくしちゃうんでしょう。 もうちょっと歯ごたえがあるほうがいいのに。

 炸菜肉絲湯米粉はわりと美味しかったですね。 マカロニほどクタクタになってないところも良かった。

 パンは全体的に美味しいです。 イギリス文化が浸透しているからでしょうか。 Aセットのパンは少し甘みがありました。 個人的には甘みのないほうが好みです。

 以上、最近の香港で定番と言われる朝食でした。 あれだけ食べて $64 だし、手軽な朝食としていいんじゃないかな。 もし機会があったら、皆さんも試してみてください。

翠華餐廳

鮑魚火腿絲湯通粉


西煎雙蛋
牛油餐包


珈琲


炸菜肉絲湯米粉


牛油豬仔


奶茶


脆嘩奶油豬

ジェニーズベーカリーを探す

 11:18 ごろ翠華餐廳を出た私たちは、ジェニーズベーカリーを探してみることにしました。 いつも参考にしている香港ナビで、クッキーが美味しいと紹介されていたお店です。 今回このクッキーをお土産にしようと決めていました。

 向かったのは重慶大厦に向かって左隣にある、重(广+大)站という建物。 私たちは彌敦道に出て左(南)に曲がり、重慶大厦を目指しました。

 重(广+大)站はすぐ分かり、さっそく入ってみます。 ショッピングモールのようですね。 ファッション、小物、食品などいろんなお店が並んでいます。

 そんな中をしばらく探してみましたが、ジェニーズベーカリーがありません。 この建物にあるはずなんだけどなぁ。

 「また来てみよう」と、とりあえずあきらめた私たちはもひとつ隣の建物にも入ってみました。 Wood House です。 短い階段を下りて半地下のようになっていました。

 入ってみたらこちらもショッピングモールのようですね。 階段を下りてすぐ右に、ZACCA FREEQ というお店があり、面白そうなので見て回りました。 ソニープラザみたいなお店で、小物が楽しい。 日本製や日本"風"の商品が多く、こんなところにも日本ブームの波が押し寄せてました。

 しかし重(广+大)站にしろ Wood House にしろ、半分以上のお店が開いてないってどゆこと? もう 11:40 なのに・・・。

重(广+大)站
ショッピングモール
油麻地に向かう  私たちはとりあえずはジェニーズベーカリーをあきらめ、陳枝記老刀荘に向かうことにしました。 彌敦道に出てみると、歩道で何かの撮影をやってます。 なんだろ、映画かな。 けっこうな人だかりじゃん。

 見ると女性がカメラの前に立っています。 映画じゃなさそうだな。 何かのリポート?

 そんな撮影現場を横目にしながら i-square 前のC1出入り口からMTR尖沙咀站に入ります。 そして荃灣行きに乗車。 11:50 ごろ油麻地站に着きました。
お、なんか撮影してる


リポートかな
陳枝記老刀荘で買い物  油麻地站ではB1出入り口から地上に出ました。 陳枝記老刀荘は彌敦道の西側にある上海街にあるので、西側の出口が便利です。 B2でもいいんですが、ま、そんなに変わらないでしょ。

 地上に出たら、彌敦道と直行する窩打老道(Waterloo Rd.)を西に進みます。 彌敦道から2本目の上海街にぶつかったら、左へ曲がって上海街を南へ進めば、わりとすぐ左側(東側)に陳枝記老刀荘が見えてきます。 ナイフをあしらった看板が目印です。

 私たちはさっそく店内に入り、いろいろ見て回りました。 陳枝記老刀荘はかなり大きなお店で、品揃えがとっても豊富。 ひととおり見るだけでけっこうな時間がかかってしまいます。 中には何に使うのか解らないものもあり、用途を想像するのも楽しいですね。

 そん中私たちが買ったのは、ジャーレと包丁。 ジャーレは揚げ物を取り出す道具です。 日本でよく見るのは乗せるところが網になっているものですが、ここで売っているのは太目の針金のようなものが同心円状になっているタイプです。 網よりも油切れがよく、洗うのも簡単。 こういうの、なんで日本で見かけないのでしょう。

 包丁は金属製の一体式で、長さが7インチタイプ。 以前は無かったサイズですが、料理研究家の山本麗子さんがオーダーしたところ、以後製品のラインナップに加えられたらしいです。 これとっても切れ味がよく、ほんとに使いやすいんです。 しかも安いので使い捨てにしても惜しくありません。

 買ってきて欲しいと頼まれたりしたので、どちらもかなりな数を買い込みました。 その他ちょっと面白い型があったので、それも購入。

 私たちはなんだかんだで 30 分ほど店内にいました。 それでもまだ見切れないほどの品揃え。 すごいです。

 ちなみに中国の丸くてでかいまな板、一度買ってみたいなぁ。 でも持って帰るのが大変だし、持って帰っても置き場所がないだろうなぁ。
陳枝記老刀荘


店内は品揃え豊富


ジャーレ


包丁

左端が8インチ
残り7本は7インチ
そうだ玉器市場へ行こう

 買い物を終えた私たちは、 12:28 ごろ店を出て一服しつつ次はどうしようかと相談。 その結果、現在地から近い玉器市場(Jade Market)へ行こうということになりました。 歩いて行けますもん。

 私たちは上海街をぶらぶら南へ歩き始めました。 しかし上海街って、以前も思いましたが厨房用品の店がたくさんなりますね。

 香港では同種の店が固まっていることが多いと前にも紹介しましたが、ここも同じです。 買い手の立場からすれば、なかなか便利なことだと思います。 同種の店がたくさん集まると自然と競争になるし、あそこへ行けば何でも揃うって感じになりますもん。

 しばらく歩くと眾坊街(Public Square St.)との交差点に行き当たりるので、ここで右(西)へ曲がります。 そしてちょっと歩いたら左(南)へ曲がればあと少し。 と言っているそばから玉器市場が見えてきました。

 玉器市場はこれで何回目だろう。 ベタな観光地ですが、初めて来たときにわりと楽しかったのでリピーターになってます。 私たちはとてもインターナショナルな看板を見つつ、12:53 ごろ玉器市場に入りました。

 場内は客の姿はチラホラていどで、ゆっくり観て周ることができました。 思ってたより客引きもなく、ほんとにゆったり。 しかし玉器市場って店の数が多いです。 何十軒あるんでしょう。 売っているものもすごいバリエーション。 ブレスレット、ネックレス、指輪、ブローチ、置物、携帯ストラップ、印鑑、香水入れ、その他用途の分からないもの。

 置物は面白いです。 十二支はもちろん、ワニ、トカゲ、カエル、ペンギン、ゾウなど探せば全ての生き物が揃っているのではないかと思えるほど。 人物や球もあり、観てるだけで飽きません。

   お店1  お店2  お店3  お店4  お店5


 しばらく観て周ったあと、1軒の店で値引き交渉開始。 ブレスレットと亀の置物を購入しました。

 値引き交渉は楽しいです。 片言の日本語をしゃべるスタッフも多く、何となく意思の疎通ができます。 最終的には電卓を挟んで、数字の応酬。 少なくとも2~3割はまけてくれますね。 もし行ったときは粘り強く交渉しましょう。 値段が折り合わなかったら、「じゃ、要らない」と言って店を離れてみるのもひとつの手です。

 このとき買ったものは
   ブレスレット  $180 → $150
   亀の置物    $170 → $140
のように値引きしてもらいました。

玉器市場の入り口


お店はめっちゃ多い


電卓を挟んで
値引き交渉
ホテルへ歩いて帰ろう  私たちは、13:11 ごろ玉器市場を後にしてホテルに帰ることにしました。 厨房用品と翡翠を買ったので、けっこうな荷物になってます。 ホテルに置いてこなくちゃこの後の行動が厳しい。

 どうやって帰るか相談した結果、歩いて帰ることに決定。 今いるのは油麻地と佐敦の中間くらいです。 ということはMTRの站1個半ぶん歩けば帰れるのですから楽勝でしょう。

 私たちは玉器市場のすぐ前を東西に走る、甘肅街(Kansu St.)を東へ歩いて彌敦道に出ました。 後は右に曲がって彌敦道を南に歩けばそんなにかからないはず。 ちょっと疲れていたので鼻歌まじりってわけにはいきませんでしたが、軽い気持ちで先に進みます。

 甘肅街を歩いているとき、面白いものを発見! なんと高速道路がビルを貫いています。 たぶん道路があるところにビルを建てたのでしょうが、なかなか不思議な光景ですね。

 彌敦道に出たら南に歩きます。 佐敦を通り過ぎると柯士甸道(Austin Rd.)にぶつかるので、左(東)に曲がって柯士甸道に入りました。 途中適当に右(南)に曲がれば、彌敦道と並行する裏道でホテルまで帰れそう。

 ところが柯士甸道をしばらく歩いても、右に曲がる道がありません。 あれ?、変だな。 右に曲がる道無かったっけ?

 ここで地図をチェック。 その結果右に曲がる道などなく、このまま柯士甸道を進むとかなり遠回りになることが分かりました。 しょうがない、戻ろう。 私たちはすごすごと彌敦道に戻りました。

 やっぱりイメージだけで歩いてはダメですね。 香港では完璧な土地勘を持っているつもりでしたがまだまだでした。 失敗、失敗。

 彌敦道に戻った私たちはさらに南へ進み、金巴利道を左(東)へ曲がりました。 今度は大丈夫です。 少し進んだら右(南)へ曲がって加拿分道を進めばホテルにたどり着けます。

 結局玉器市場を出てからホテルまで 46 分もかかってしまいました。 柯士甸道へ曲がりこむというアホなことをしなければ、30 分くらいで帰れてたのに・・・。 荷物は重かったし余計な時間はかかったし、まったく何やってんだろ。
甘肅街


甘肅街で見かけた
ビルを貫く道路


もうすぐ彌敦道


彌敦道
お土産を買いに

ジェニーズベーカリーへ
 くだらないことで体力を使ってしまった私たちは、しばらく部屋で休んでました。 そして体力が回復した 15:18 ごろ出発。 今朝行ったら開いてなくて買えなかったクッキーを買うのがメインで、他にもいくつか行きたいところがあります。

 まず向かったのはペニンシュラアーケード。 実は以前テレビでロベルト・カヴァッリというファッションのブランドを見て、もし売ってたらひとつ欲しいと思ってるんです。 これ個人的に画期的なことなんです。 管理人はブランドにはほとんど興味がありません。 たぶん産まれて初めて興味を持ったブランドだと思います。

 ということでペニンシュラアーケードを見て回りましたのですが、残念ながらロベルト・カヴァッリはありませんでした。 ふだん興味がないブランドにいきなり興味を持っても縁がないってことなんですね。

 次に向かったのは北京道にあるジョルダーノ。 ここは香港に行くたびに立ち寄ってます。 Tシャツなんかを買うのに安くていいんですよね。

 ジョルダーノを出た私たちは、メインの目的であるジェニーズベーカリーに向かいました。 このとき彌敦道に向かって海防道(Hai Phong Rd.)を歩いていたのですが、のどが渇いたのでジューススタンドに立ち寄ることにしました。 海防道と樂道(Lock Rd.)の角のところです。

 ジューススタンドは龍津風味美食という名前で、尖沙咀付近を歩いたことのある方はご存知ではないでしょうか。 けっこう目立つし。

 私たちは芒果西米露(マンゴーサゴ)を2つ注文して、その場で飲みました。 いや、美味い。 香港の果物はとても新鮮、その果物を使ったジュースも最高に美味いです。 ちなみに1杯 $7 でした。

 のどを潤した私たちは、彌敦道を渡って重慶大厦(チョンキンマンション)の左隣にある重(广+大)站に入ります。 入ったらまっすぐいちばん奥まで進んだところがジェニーズベーカリーでした。

 小さな店舗ですが、けっこう繁盛しているようでお客さんも数人いました。 クッキーは缶入りで販売されていて、サイズは大小2種類のようです。 私たちは大3小8を購入

 さて買ったのはいいのですが、がさばるし重っ。 これ持って帰るのたいへんだなぁ。 どうせ持つの私だし。 帰るときの荷物の状態をみて、重すぎたらDHLかなんかで送っちゃえばいいか、とこのときはすご~く軽く考えてました。 国際宅配便は利用したことないですが、日本国内の宅配便と同じ手軽さを想像してましたから。 だってそれが普通でしょ?
ペニンシュラホテル裏


いつも買い物をする
ジョルダーノ


龍津風味美食


芒果西米露


ジェニーズベーカリー
晩飯の予約と荷物発送の相談  すげぇ重いクッキー缶を11個をホテルの部屋に持ち帰るために、私たちは 16:50 ごろいったん部屋に戻りました。 それにしてもクッキー重いなぁ。

 部屋に戻って一休みしながら、晩飯のことを相談です。 その結果、弾丸トラベルというテレビ番組で "しょこたん" が紹介していた「南北樓」というお店に決定。 南北樓は出発前からチェックしていて、今回の旅行中1度は行ってみたいと思っていました。

 私たちは 18:42 ごろ部屋を出て、23F のコンシェルジュルームに向かいました。 お願いしたのは南北樓のリザーブ。 電話番号をメモっていたのでそれを渡すと、すぐに 20:00 で予約を取ってくれました。

 荷物発送の件は、コンシェルジュに相談するのやめました。 私たちの英語力では、細かい相談は無理ですから (^^;;

 実はハイアットのフロントには日本人スタッフが1人いるんです。 その方がいれば、我が母国語でお話できるので安心。 ということで私たちはロビーフロアに降りました。

 フロントをうかがうと、「お、いた」。 日本人スタッフの姿が見えました。 さっそくその方に荷物発送の相談です。

 お話を聞いてみると、国際宅配便のDHLと国際郵便の2通りがあるとのことでした。 とりあえずDHLで送る料金を調べてもらうと、\17,000くらいかかるとのこと。 う~ん、ちょっと高いなぁ、でも背に腹はかえられない。

 どのくらいの日数で届くのか聞いてみると、何もなければ3日くらいらしいです。 ということは今日発送してしまったら日本へ帰る前に届いちゃう。 それではまずいので、あした発送しようということに決め、その場を後にしました。 いろいろ相談にのってくださってありがとう。
部屋で休んでるときに
撮った夕景


なかなか綺麗でしょ
お土産を買いに鏞記酒家へ  さて時刻は 19:00、これから真っ直ぐ南北樓に行くと予約の 20:00 よりだいぶ前に着いてしまいそうです。 南北樓は銅鑼灣にあるので、30 分もあれば十分。 ということで、南北樓に行く前に中環にある鏞記酒家に寄って行くことにしました。

 鏞記酒家と言えばガチョウのローストが名物ですが、もうひとつ名物があります。 それは皮蛋(ピータン)。 これすっごく美味しくて、初めて食べたときからすっかりハマってしまいました。

 鏞記酒家ではこの皮蛋を外賣(テイクアウト)できるようになっていて、日持ちもするしお土産に最適。

 ということで私たちはホテルを出て尖沙咀站に向かいました。 19:06 ホームに着き、すぐに来た電車に乗って中環に向かいます。 中環に着いたのは 19:13 でした。

 D1 出入り口から出て畢打街(Pedder St.)を南西へ進み、皇后大道中(Queen's Rd. Central)とぶつかったら右(北西)に曲がってからすぐ左(南西)に曲がります。 この道路が雲咸街(Wyndham St.)で軽く上り坂になってます。 ゆるゆる少し上ってから右(北西)に曲がれば威靈頓街(Wellington St.)で、あとは真っ直ぐ進めば左(南)側に鏞記酒家があります。 紫色のでかい看板が出てるので分かりやすいでしょう。 しかしいつ見ても鏞記酒家の建物の色はすごい。 キンキラリ~ン。

 鏞記酒家に着いた私たちは、建物いちばん手前にある外賣専用口から入りました。 中に入ると左側にテイクアウト用の品物が展示してあり、突き当たりにカウンターがあり、そこで支払います。

 私たちが買ったのは、もちろん皮蛋。 6個入りで、少し甘めの酢漬け生姜もちゃんと入ってるところが嬉しいですよね。 この酢漬け生姜、皮蛋にすっごく合うんです。

 買い物を終えた私たちは 19:30 ごろ店を出て、中環站に向かいました。 日本に帰ってからまた鏞記酒家の皮蛋が食べられるので、気分はとってもハッピー。
畢打街
ゆるい上り坂


鏞記酒家の外賣専用口


外賣用の品物が
展示されている


突き当りが
支払いカウンター
南北樓へ  鏞記酒家を出た私たちは、徳己立街(D'aguilar St.)を北東に進み、皇后大道中に出たら左前に見えている細い通りに入りました。 戯院里(Theatre Lane)です。

 戯院里は細い路地で、真っ直ぐ進めば徳輔道中(Des Voeux Rd. C.)に突き抜けます。 が、そうしないで中ほどで右(南東)に曲がって畢打行に入れば、ちょっと進んだ左側にあるMTRのD2出入り口に行くことができます。

 中環站のホームに着いた私たちは、19:38 ごろ東行きのMTRに乗り銅鑼灣に向かいました。 銅鑼灣までは3駅で、19:45 ごろ到着。

 19:50 ごろF出入り口を出て一服。 ちょうどいい時間ですね。 これなら予約の 20:00 ちょうどくらいに南北樓に着けそうです。

 私たちはF出入り口の目の前の道、渣甸坊(Jardine's Crescent)を右に向かって進みました。 渣甸坊は銅鑼灣站の東にあるホテル、富豪香港(Regal Hongkong)に泊まったとき歩いたことがあります。 服飾系のお店が多く、人で溢れかえっている印象でした。 今夜も同じです。 相変わらず人が多い。

 渣甸坊を進むと途中から道の名前が変わり、啓超道(Kai Chiu Rd.)になります。 道幅がちょっと広くなるあたりが名前が変わるポイントのようですね。 こういうの、香港では珍しくありません。 啓超道に入ってすぐ左(南)に曲がりました。 恩平道(Yun Ping Rd.)です。

 恩平道に入って右側を見ながら進むと、1本目の横道が白沙道(Pak Sha Rd.)です。 それを通り過ぎると次の横道が蘭芳道(Lan Fong Rd.)。 もうだいぶ近いぞ。 南北樓は蘭芳道沿いにあるんです。

 恩平道から蘭芳道に曲がってからは、上のほうに突き出ているだろう看板を探しながら進みました。 すると、・・・ん? あれ南北樓の看板じゃない? ご丁寧に2つも。

 19:57 ごろ南北樓に到着~♪。 ジャストオンタイムですね。 今日は時間配分バッチリだぞ。 気持ちいいかも。 
戯院里

ちょっと先を右に曲がれば
D2出入り口


渣甸坊

銅鑼灣站F出口を
出たところ


恩平道

その先を右に曲がると
蘭芳道


蘭芳道を進む


南北樓の看板
南北樓で晩飯  店に入って予約してあることを告げると、すぐ席に案内されました。 真紅のテーブルクロスがかかった丸テーブルです。

 テーブルには、お茶、取り皿、箸、ナプキン、調味料など、それに突き出しの小皿までセットされていました。 さっそくメニューが手渡されます。

 お、日本語。 最近多いですね、日本語メニュー。 以前は日本語メニューがあると怪しんだものです。 2割くらい乗っけてんじゃないの?って。 最近はそのようなこともなく、わりと安心して日本語メニューを利用できます。 少なくとも私たちは日本語メニューでボラれたことはありません。

 注文するものはほぼ決まってました。 ひととおおりメニューを見ましたが、結局決めてあったメニューを注文。

   茹で豚肉のニンニク特製ソースがけ
   エビチリ
   インゲンのひき肉和え

 この3つのメニュー、弾丸トラベルで "しょこたん" が注文していたものなんです。 どれもすごく美味しそうだったので、南北樓に行ったらこの3品と決めていました。 これミーハーっていうのかな?(笑

 飲み物は、管理人の管理人が青島啤酒(チンタオビール)、私は冷たい中国茶。 何のお茶だったのかメモるのを忘れてはっきりしませんが、確か鉄観音だったような(違うかな・・。

 料理が来るまでの間は、突き出しを楽しみましょう。 突き出しは3品、塩味の揚げピーナッツ、キュウリの甘酢漬け、キャベツのキムチです。

 揚げピーナッツはカリカリしてて、程よい塩味が美味しいですね。 甘くないのがいいです。 キュウリの甘酢漬けは、思ったよりあっさりした感じ。 酢も甘みも押さえ気味でなかなか美味かった。 キャベツのキムチは、かなりホットでした。 香港の人たちってこんなに辛いの好きなのかなぁ。

 突き出しを食べながら店内をチェックしてみると、なんだか日本人だらけのような・・・。 私の左前の大きな丸テーブルは明らかに日本人の団体。 ネクタイ族なので接待かなんかでしょうが、大声でしゃべりちらかしてて見苦しい。 もう少し静かにできんのかいっ。

 他にもたぶん日本人と思われるテーブルが2つありました。 この店って前からそういう店なのかな。 それともテレビで紹介されたから日本人が集まってるのかな。 定かではありません。 そういう私たちも日本人ですけど(笑。

 などとつまらない詮索をしていると、1品目の "茹で豚肉のニンニク特製ソースがけ" が運ばれて来ました。 ほお、美しい。 茹でた薄切りの豚肉が大きな皿に丸く並べられ、大輪の花のようです。

 赤ピーマンと青ピーマンの千切りがトッピングされ、中央にはたっぷりとおろしニンニク。 そして濃いこげ茶色のソースがかけられています。

 さっそく食べてみましょう。 薬味とソースをからめて豚肉をいただきます。 お~、チョーまいう~。 んまいなぁ。 ソースはショウユベースの和風テイスト。 ちょっと辛味がありますがちょうどいい辛さですね。 中華料理独特の香辛料をほとんど感じません。 すごく効いてるニンニクを除けばなんだか和食みたい。 白いご飯が欲しくなります。

 次に来たのは "エビチリ" です。 熱々の鉄皿とエビチリは別々にやってきました。 目の前で鉄皿に移し替えられます。 ジュワ~~。 すごい量の湯気が立ち込め、スパイシーな香りが立ちのぼってきました。 とってもお腹に刺激が与えられる香りですね~。 少しクセのある香りは中国セロリでしょうか。

 さっそくいただいてみると・・・!!。 これもすげぇまいう~。 プリプリで大振りのエビが7つ、噛むたびに美味しさが広がります。 辛さは適度で、甘みはほとんどありません。 これ、んまいな~。 さらに白いご飯が欲しくなりました。

 ということで、我慢しきれずに白飯(パンファン)を注文。 エビチリソースをご飯に乗っけて食べます。 もう最高!! 残っていた茹で豚と白飯も相性抜群。 幸せです。

 最後に来たのは "インゲンのひき肉和え"。 料理を見てびっくりです。 これほんとに中華なの?と聞きたくなるぐらい和食っぽい外観。 食べてみた感想も、これ和食じゃん。 少し甘みをつけて煮込んだひき肉とインゲンがよく合っています。 もちろん白飯との相性も最高でした。

 私たちは3品の料理を平らげ大変満足。 ちょっと和食っぽい中華でしたが、美味しければ何でもいいです。
南北樓


テーブルセッティング


突き出し3品


茹で豚肉の
ニンニク特製ソースがけ


エビチリ


白飯


インゲンのひき肉和え


エビチリソースを
白飯に乗せると最高
ホテルへ帰る  21:00 ごろ店を出た私たちは、外で一服してからのんびりと銅鑼灣站に向かって歩きました。 このくらいの時間はすごい人出ですね。 元来た道を逆に辿って站へ引き返しましたが、たくさんの露店が並び通りは人でいっぱいです。 服を売っている露店が多いのはこの辺の特色なのでしょうか。 アクセサリーや小物を扱う店も多いです。

 しかしハンガーにかけた大量の服を道路上に置いちゃってるのはどうなんでしょう。 店が売り場拡張で道路を使っているのか、店とは別の露店が並べているのか定かではありません。 確かに言えるのは「すごいっ」ってことだけです。

 管理人の管理人はそんな露店を物色しています。 何か買うのかと見ていると、ちょっと見ては次の露店へ。 そしてまた次の露店へ。 結局何も買っていないようです。

 站少し手前の右側の横道、渣甸坊の入り口にもたくさんの洋服がかかっています。 今この通りに入ったらたいへんなことになってるんだろうなぁ。

 私たちは 15 分ほどで站に着きました。 そして来たときと同じF出入り口から中へ。

 站に入ると、構内も人が多いですね。 帰宅ラッシュの時間帯は過ぎているのに、なんでこんなに多いの?。

 私たちは混んだホームから 21:19 ごろ電車に乗り、21:24 ごろ金鐘站に到着。 そこで乗り換えて 21:30 ごろ尖沙咀に着きました。 もちろん電車も混んでました。

 尖沙咀からホテルまではどこへも寄らずに戻り、ホテルB1にあるこぎれいなスーパー Market Plase で飲み物や小腹が空いたとき用の食料などを買って 21:55 ごろ部屋に戻りました。

 この Market Plase はとても便利。 以前はセブンイレブン、Kマート、PARKnSHOP などで買い物をすることが多かったんですが、Market Plase を知ってからはほとんどここで買っています。 品揃えはすごいし、スーパーなので多少のディスカウントはしているし、コンビニよりずっといい。

 特に管理人の管理人御用達のビールは絶対 Market Plase です。 冷えたものは1本単位で売ってますし、6缶パックは冷えてないですがディスカウントされてますし。

 部屋に戻って対岸の香港島を見ると、すでにクリスマスの装い。 サンタさんもいるし、トナカイも駆けてるし。 一度はクリスマスの香港に来てみたいなぁなどと話しつつ、24:00 ごろ眠りに就きました。
小物の露店がたくさん


道路を占拠する服


渣甸坊の入り口


香港は
クリスマスモード
管理人の管理人の独り言
 早くも3日目。 起きて、食べて、歩いて、食べて。 すでにカロリーオーバーの兆しです。

 でも気にしていられない。 明日も食べて、歩いて、食べて!!

今日のちょいネタ  本文でもお話しているようにいま香港では日本食ブームですが、これもそのひとつ・・・だと思います。 タコヤキでしょ? 日本では一般的に鰹節や青海苔がかかっていますが、これは刻み海苔。 案外美味しいかもしれませんね。 街角で見かけたメニュー