3日目 その1 (2003/09/16) | ||
盛りだくさんな1日でした。 灣仔(ワンチャイ)、中環(セントラル)、佐敦(ジョーダン)、黄大仙(ウォンタイシン)、西貢(サイコン)と、移動しまくり、食べまくり、観まくり (笑。 昨日雨で降り込められたぶんを取り戻そうと少々張り切りすぎ、少々ハードになりすぎた感があります。 行ってよかったとこもあるし、行くんじゃなかったとこもありました (^^;; 1ページでは重くなるので、2ページに分割しました。 まずは前半をどうぞ。 |
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外は雨模様 | 起きてみると、今日も雨模様 (T_T)。 悪いのは雨男か雨女か・・・。 でも雨なんか気にしてる場合ではありません。 昨日まる1日損した分を取り返さなければっ。
それに私たちには秘密兵器があります。 昨日買ったサークルKの傘です。 これさえあれば雨なんかっ。 ということで荷物になってめんどうですが、傘を持って出かけることにしました。 張り切って 09:00 にはホテルを出る予定でした。 でもなんだかんだで09:45 頃出動!!。 |
窓ガラスの 水滴が哀しい ![]() |
八達通を購入 | まず八達通(オクトパスカード)を買いに尖沙咀駅に行きました。
八達通はいろいろな交通機関で共通利用できるプリペイドカードです。 私たちの移動はほとんど地下鉄、トラム、バスなどなので、小銭が不要なプリペイドカードはとても便利です。 特にバスではお釣りが出ないので、無駄を省くことができます。 尖沙咀の駅で八達通2枚を $300.00 (\4,500)で購入した結果、手持ちのドルが少なくなってしまいました。 昨日両替したときに八達通のぶんを計算に入れてなかったのです(アホかいな。 そこでまた重慶大厦に行ってちょっと多めに両替しました。 レートは昨日と同じ 0.0662 です。 なおこの 「ちょっと多めに」 というところが後で役に立つとは思いませんでした (くそっ。 【ワンポイント】 $150.00 (\2,250)のカードの内訳は、プリペイ $100.00 (\1,500)、デポジット $50.00 (\750)です。 もちろん残ったプリペイ分とデポジットは、不要になったとき返金されます。 |
尖沙咀駅![]() |
灣仔で飲茶の朝食 | 尖沙咀から地下鉄で1駅先の金鐘(アドミラリティ)に行き、乗り換えて1駅先の灣仔に到着。 駅から
10 分ほど歩き、トラムが通っている Johnston Road
沿いに目的の 「龍門大酒樓」 を見つけました。
中に入ってみるとなかなか大きな店で、かなり混みあっています。 こういうとき相席になるのは香港の常識ですね。 私たちは大きな丸テーブルに案内されました。 「龍門大酒樓」 は、香港でも少なくなってきたワゴン式の飲茶です。 やっぱり飲茶はワゴン式でないとね (^-^)。 店内のあちこちでセイロを積んだワゴンが動き回っています。 天井の照明はランタンだし、いいなぁ、香港らしいなぁ。 テーブルには日本語メニューもあるし、お勧めのお店だと思います。 私たちはさっそく通りかかったワゴンを手で合図して止め、セイロのフタを片っ端から開けてみます。 そして気に入ったものを何点かゲットしました。 ワゴン式の飲茶の場合、品物を取るたびにチェックシートにハンコが押されます。 店を出るときにレジに行って精算するわけです。 エビ餃子 さっそく食べ始めましたが、すんごくまいう〜。 どうして香港の飲茶ってあんなに美味しいんでしょうね。 しかも安いし。 あっという間に平らげてしまいました (笑。 総額は $88.00 (\1,320) です。 食べるときにはタレを付けますが、それほど辛くなくとても美味しいタレです。 オコワはちょっとクセがありました。 何と言うのでしょうか、漢方の香りのような感じです。 でも決してまずいわけではなく、そこそこ美味しく食べられましたよ。 この店は喫煙もおっけーだし、みんなゆっくりゆったり朝のひとときを過ごしているようです。 最初は食べることだけに夢中でしたが、お腹が満たされて周りを見回す余裕も出てきたってわけです(笑 私たちが行く前からいた同席のおっさんとあんちゃんも、新聞を広げてくつろぎ、席を立つ気配なんか全然ありません。 あんちゃんなんか、セイロのフタを開けはするのですが、全然取らない。 何か食べたいものがあって、それが来るのを待ってるのでしょうか。 【ワンポイント】 飲み物は暖かいお茶が急須で出されます。 お茶のお代わりが欲しいときは、フタをずらして置いておきましょう。 お湯を注ぎ足してくれるか、まるごと取り替えてくれます。 【見たい人だけ】 トイレはこんなんでした。 見たい人だけどうぞ (^^;; |
龍門大酒樓![]() 灣仔 Johnston Road |
トラムに乗って
ヒルサイドエスカレータへ |
次の目的地は、中環から山側に少し入った所にあるキャットストリートです。 移動にはトラム(路面電車)を利用することにしました。 まだ乗ったことがないので、初めての体験です(わくわく
トラムの駅は、道路より高くなっているちゃんとした駅と、単に白線が書いてあるだけの駅があります。 駅名はありません。 ちょっと分かりにくいと思うかもしれませんが、乗降客が多いので人が集まってるところにいればだいじょうぶです。 トラムは全線共通料金で、どれだけ乗っても $2.00 です。 エアコンはなくかなり暑いですが、2階の窓から見える景色など、香港らしさを体験できる乗り物と言えるでしょう。 11:00頃、「龍門大酒樓」 の目の前にある乗り場から西行きのトラムに乗って、ヒルサイドエスカレータリンクに向かいました。 ゴトゴト揺られながら目印を探します。 すると 15 分ほどで空中歩道が見えてきました。 この近辺で降りればヒルサイドエスカレータです。 ・・・すみません、ウソをついていました。 空中歩道が目印であることに気が付いたのは、行き過ぎてトラムを降りてからで、歩いて戻る途中に気が付いたんです。 建物を目印にしていたわたしたちは、よく分からないまま降りるべき駅から2つほど先まで行ってしまいました。 地図をたよりに戻りながら、ヒルサイドエスカレータを探したんです (^^;;。 そうしたら空中歩道のところがエスカレータだったんですね (笑 【ワンポイント】 トラムには降りる合図をするボタンなどはありません。 基本的に各駅停車なので、駅には全部停まります。 降りる駅が近づいてきたら、前方にある降り口に行きましょう。 そして料金を払って降ります。 オクトパスカードも使えます。 |
トラムは後ろ乗り![]() 「上」 と書いてあります |
エスカレータで
ハリウッドロードへ |
ヒルサイドエスカレータは、香港映画に何度も登場していますし、もうすっかり有名ですね。 中環のちょっと北から傾斜地を登るエスカレータで、登り専用です。
エスカレータと呼ばれていますが、実際のところ 「動く歩道」 です。 かなり上まで登っていくことができます。 私たちがエスカレータを利用したのは、Hollywood Road と Cat Street に行くためです。 エスカレータでちょっと登って途中下車すると、そこが Hollywood Road なんです。 登り始めてすぐ左側には、ガイドブックで紹介されまくっている 「沾仔記麺食」 が見えます。 行ってみたかった店なんですが、残念ながら今回は行けません。 ゴルフボールのように大きなエビワンタンが3個入ったワンタン麺が、たったの $10.00 (\150) なんですよ!!。 行きたかったなぁ・・・。 ちなみに汁なし麺は $15.00 だそうです。 |
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ハリウッドロードは 骨董天国 |
Hollywood Road
に行くときには、警察署のところで降りましょう。 降りれば目の前の北西←→南東に伸びている道が、Hollywood
Road です。
Hollywood Road は、骨董屋通りです。 通りの両側に、高そうな店、綺麗な店、おんぼろの店、怪しい店、うさんくさい店などなど、たくさんの骨董屋があります。 見ているだけで面白い通りです。 また横道をのぞくとそこにもお店があり、また屋台や露店があったりして飽きないですね。 そんな通りを、店を冷やかしながら散策しました。 |
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あら、文武廟だ |
Hollywood Road
を進んでいくと、左側にお寺が見えてきました。 なんのお寺かなとよく見たら、「あれ? 文武廟って書いてあるぞ」。
そうなんです、渦巻き線香で有名な 「文武廟」 (まんもうみゅう)なんですね。 このお寺も予定に入れてたのですが、いきなり現れるとは思ってませんでした。 そこでさっそく中に入ってみます。 文武廟では入場料などは必要ありません。 誰でも自由に入れるようになっていました。 中に入ってみたら、「!!!」。 驚きましたね。 渦巻き線香だらけです。 しかも全部火がついていますから、建物内はもうもうと煙っています。 その中で信者の方々がお祈りをささげていました。 いいのかな?と思いつつ、ぜひ撮影したかったのでストロボを使って撮影しました。 それにしてもすごい煙です。 熱心な信者の方が多いんですね。 渦巻き線香は、2週間燃え続けるんだそうです。 その線香があれだけたくさんあるってことは、それだけ信者の方がいるわけで、あらためて香港の方々の信心深さが感じられました。 |
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茶を一服 |
文武廟を後にした私たちは、ハリウッドロードをさらに進みました。 するとお茶のお店があります。
Cha Yuen Fong Tea Room というお店です。 シンガポールで疲れたときに飲んだお茶がすごく美味しかったので、ここでも立ち寄ってみることにしました。 中に入ってみると、左右の棚に所狭しと茶器やお茶が並べられています。 そしていちばん奥のテーブルには、年輩の女性がにこやかに座っています。 言われるままにテーブルの前に座ると、いきなりお茶をいれはじめました。 「ん? ここって喫茶店じゃなさそう Tea Room って書いてあったのに (^^;;」。 そうなんです。 ここ単なるお茶と茶器の店だったんですね。 そして出されたお茶は試飲(笑 ま、どうせお土産にお茶を買うつもりでしたから、ここで買っていくことにしました。 買うからにはいろいろと試飲してみなくちゃね (^^;; 試飲したのは、鉄観音茶、ジャスミン茶、白茶、岩茶、バラ茶、プーアル茶などです。 こうやって並べてみると、ずいぶんたくさん飲んだんですね (笑 ほとんど意志の疎通はできなかった感じですが、たらふく飲んだあと、お茶をいくつかお土産に買いました。 ごちそうさまでした。 【ワンポイント】 香港でもっとも広く飲まれているお茶は、白茶(寿眉、白牡丹、銀針白亳)だそうです。 店でもらった 「中国茶の飲み方」 (A4版1枚:日本語、英語)というパンフレットに書いてありました。 |
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キャットストリートで 小物を物色 |
お茶屋さんを出てもうちょっと Hollywood Road を進んだところを右に曲がると、Cat Street
に出ます。 曲がるところには 「光」 という看板がありました。 これ目指せば間違いないですね
(笑
Cat Street は Hollywood Road と並行している短い通りで、上品なガラクタ市場といったところかな。 ここ面白かったなぁ。 道の両側には骨董屋、土産物屋、なんだか分からん店などが並んでいて、通りには屋台の土産物屋や小物屋がたくさん出ています。 小物を見てまわっていると、えーもん見つけました。 あの 毛沢東腕時計 です。 文字盤の上の毛沢東さんが手を振ってるヤツ。 管理人の管理人はまったく興味なさそうでしたが、わたしとしてはもちろんソッコーで買いです。 $40.00 (\600)のところを $35.00 (\525)に値切りました。 次に見つけたのは、干支の彫刻の携帯ストラップです。 半端なヒスイを使ったものなのでしょう。 なかなかいい感じの小物です。 ヒスイはお守りになるらしいので、これで将来は安心 (^-^)。 $15.00 (\225)を3個買って、$40.00 (\600)に値切りました。 お守りを値切っちゃって、効力的に問題ないのでしょうか (^^;; 携帯ストラップを売っていたおばちゃんはすごく明るい人で、値切られても笑顔でした。 そこで記念撮影 (パチリ。 【こぼれ話】 Cat Street を出てすぐのところに、すんごいお店を見つけました。 とにかく見てみてください。 お断りしておきますが、ゴミ捨て場じゃないです。 お店ですからね、お店。 昔 Cat Street にはこんな店が並んでたんじゃないでしょうか (勝手な想像ですが |
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佐敦で昼食 |
さてさて、もう時刻は 13:30
をまわりました。 いくら朝食が遅めだったとは言え、そろそろお腹が減ってきています。 昼食の店は決めてあります。
そこで私たちは、Cat Street に別れを告げ、次の目的地佐敦(ジョーダン)に向かうことにしました。 上環(ションワン)駅から地下鉄に乗り、中環(セントラル)で乗り換えて3つ目です。 目指すのは、佐敦駅のすぐ脇にある 「参文記麺家」 というお店です。 これはすぐに見つかりました。 中に入ってみると、こじんまりした感じの店で、とても清潔感があります。 最近はこういう綺麗なお店がどんどん増えてますね。 B級グルメ派としては、ちょっと寂しい気もします。 この店で頼んだのは 京都炸醤麺 です。 「京都炸醤麺」 以外、正式名をメモって来ませんでした、すみません。 それから単品の値段もメモるのを忘れました。 総額は $78.00 (\1,170)です。 京都炸醤麺は、食べてみたかった麺のひとつです。 甘辛の肉味噌が乗った汁なし麺で、これはなかなか美味かった。 肉味噌といえば横浜の中華街でも 「ジャージャー麺」 という有名な汁なし麺がありますが、それとはずいぶん違いましたね。 なんというか、独特の香辛料が入っていて、味はかなり濃い目です。 個人的な好みとしては、グーでした。 エビワンタンメンは定番ですね。 これはどこで食べてもほとんどハズレがありません。 もちろんここで食べたものもまいう〜でした。 青菜炒めは出し方が変わってました。 オイスターソースが別皿になってたんです。 青菜炒めはたいていソースがかかって出てきますが、この店では 「お好みで」 という方針なのでしょう。 味はばっちりです。 エビ卵乗せ麺は、あこがれの汁なし麺だったんです。 2年前の香港旅行で探したんですが見つからず、やっと巡り会えました。 味のほうは、・・・う〜ん、なんというか、エビ臭いふりかけをかけた感じで、パサパサしてます。 1度食べればいいかな、って感じでした (^^;;。 憧れなんてこんなもんかもしれませんね。 |