3日目 その2 (2003/09/16) | ||
3日目の後半です。 後半は黄大仙(ウォンタイシン)からです。 それでは後半をどうぞ。 |
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地下鉄で黄大仙へ |
14:15 頃店を出て、次に向かったのは
「黄大仙」(ウォンタイシン)
です。 黄大仙と言えば、占いで有名なお寺です。 TVの旅番組で何度も紹介されてますね。 占いは全然信じないんですが、ここは行ってみたかったんです。
佐敦で地下鉄に乗り、1駅先の油麻地(ヤゥマティ)で乗り換え、6駅目の黄大仙で降りました。 実はお寺が黄大仙の駅から遠いのか近いのか、予備知識はありませんでした。 とりあえず黄大仙駅で降りてしまったんです。 でも心配は不要でした。 お寺は駅の目の前にありました。 しかもド派手に (笑。 |
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境内を進む |
門に向かおうとすると、線香やお札のお供えセットを売っている人が近づいてきます。 地下鉄の駅を出たらすぐのところです。 見ると売り子はきちんと縦1列に並び、先頭の人が売れるとその人は列の最後尾に並んでいました。 もめないように順番を守って売っているのですね。 私たちもここで1セット買いましたが、ガイドブックには 「その人たちから買ってはいけない」 と書いてありました。 どうしてなんでしょう・・・。 門をくぐると境内です。 参道の左側に並ぶお供えセットのお店を見ながら進んでいくと、お供えをしてお祈りする台がありました。 大勢の人が熱心に祈りをささげています。 私たちもここでお祈りをし、先に進みました。 |
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黄大仙といえば占い |
さて黄大仙といえば 「占い」 です。 宗教心はあまりないのですが、これはぜひやってみたかった。 まず筮竹(ぜいちく)の入った木の容器を取りに行きました。 これは誰でも自由に借りることができます。 容器を持ったら本堂の前の広場に行って、生年月日、名前、願い事を強く念じながら容器を振ります。 するとその中の1本がポロリと落ちます。 その筮竹の番号を覚えておくのです。 先に管理人の管理人がやってみたところ、ものの1分ほどで1本落ちました。 ふ〜ん、なるほどね。 ということで私も同じようにやったのですが、これが全然出てこないっ。 1分、2分、3分、5分、7分・・・・ポロッ。 なんと7分も容器を振っていたんですね。 管理人の管理人はあきれてしまい、うんざりした顔をしています。 だってしょうがないじゃん、出てこなかったんだからしょうがないじゃんっ。 信心が足りなかったのかなぁ。 ようやっと2人とも数字をゲットし、本堂に向かって左側にある占い師の館へ向かいました。 通路の両側にたくさんのブースがあります。 日本語ができる占い師がいるというので、私たちは探してみました。 とありましたありました。 「日本語」 という看板を掲げている占い師のブースが。 中を見ると・・・!!!。 旅ものの番組で、「西村雅彦」 と 「鈴木杏樹」 を占っていた Ken Lee さんという占い師です。 「あはは、こりゃいいや」 ってことでさっそく占ってもらいました。 「今年はダメ、来年はいい年になるから仕事変えちゃダメ」 あらら、西村さんと同じようなこと言われるな。 「来年、金持ちの友達があなた助ける」 あれれ、これも西村さんが言われてたことだ。 「耳が大きいからお金貯まる」 はぁぁ、これも同じ。 偶然かもしれません。 偶然だと信じましょう。 占いを終えて料金をたずねると、「$280ね」(\4,200)。 ふーん、そんなもんなんだ。 「1人 $280ね」。 1人かいっ。 管理人の管理人はさらに $80 (\1,200)のお札を渡され、「それを持って本堂に行って、祈ってから持ってきなさい。 私が燃やしておきます。」 と言われました。 その通りにしましたが、総額は $640 (\9,600) !!!。 お金多めに両替しておいてよかった。 こんなところでこんなに必要になるとはね (ちょっと後悔 ちなみに私は 83 才まで生き、管理人の管理人は 78 だか 79 才まで生きるそうです・・・・・。 |
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地下鉄とバスで西貢へ |
時刻は 16:15、もう夕方ですね。 でもこれからまだ行くところがあるんです。 西貢(さいこん)です。 黄大仙の駅で地下鉄に乗り、さらに先に進みます。 2つ先の彩虹(ちょいふん)で降り、西貢行きのバスを探したところ、すぐに出るミニバス(1A)発見。 2人分 $15.00 の料金を払って乗りました。 ところがふと見ると、オクトパスカードが使えるじゃありませんか。 現金使うんじゃなかった(ちっ 乗り込んだミニバスは、16:45 頃発車しました。 走り始めてびっくりです。 はえぇぇぇぇぇぇ あ、乗用車抜いた、あ、あおってる、あ、上り坂でBMW抜いた、すげぇぇぇぇ。 そして 15 分後には西貢に到着。 心臓の弱い方は乗らないほうがいいかもしれませんね (^^;; 終点に近づいてくると、頻繁に人が降りるようになりました。 お客さんが 「○○○×××っ」 と叫びます。 きっと 「次の信号の先にある家の前で降ろしてくれ」 とかなんとか言ってるんでしょうね。 すると運転手は黙って左手を上げて 「了解」 のサインを出します。 その手のあげ方がかっこいいんですよ。 すーーっという感じで左手をあげるのですが、人差し指と中指だけ立ててるんです。 写真撮っておけばよかったんですが、揺れがひどくて写真撮れなかったなぁ (^^;; 【一口メモ】 マイクロバスタイプのバスには、ミニバスとマクシキャブがあります。 マクシキャブは決められた路線を走り、決められたバス停で停まります。 一方ミニバスはおおざっぱな道筋だけ決まっていて、バス停以外のところでも自由に乗り降りできます。 |
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目的は 「猫雑貨」 | 17:00 頃西貢に降り立った私たちは、海際のベンチで一休みしました。 夕暮れの西貢、なかなか情緒がありますね。 犬が海水浴してたりして(笑。 しばらく休んでから、私たちは目的の店に向かいました。 え? 西貢だからシーフードだろうって? それが違うんですねぇ。 私たちが向かったのは、「猫雑貨」 というお店です。 「猫雑貨」 は、無類の猫好きのオーナーが、世界各地を周って集めた猫グッズを販売しているお店です。 私たちも猫大好きなので、わざわざ足を伸ばしては西貢まで行きました。 裏通りで見つけた 「猫雑貨」 の店内に入ると、そこはもう猫、猫、猫。 天使の猫、サッカー猫、踊る猫、塀の上から覗き込む猫。 ほんとうに猫だらけです。 うっきうきです。 よく見るとオーナーが飼っている猫(2匹)までいます(笑。 オーナーは優しそうなヒゲの紳士で、とても暖かく迎えてくれました。 商品の説明をする楽しそうな姿からも、「猫大好き」 がにじみ出ています。 「Can I take a picture here?」 と尋ねると、満面の笑みで 「Off course」 と許可してくれました。 この店では何を買うか、本当に迷いました。 見てるとあれもこれも欲しくなっちゃうんです(笑。 悩んだ末に買ったのは、2匹の猫が立ち上がって向き合って手を合わせているハッピーなペア猫です。 このお店で過ごしたひとときは、ほんとうに楽しかった。 オーナーさん、ありがとうございました。 |
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もうひとつの目的
「満記甜品」 |
わざわざ西貢まで足を伸ばしたのには、もうひとつ目的があります。 「満記甜品」(まんげいてぃえんぱん)という香港スイーツの店が西貢にあり、すごく美味しいと評判なんです。
猫雑貨を堪能した私たちは、大満足で満記甜品を探しに行きました。 ちょっと迷った末に見つけた満記甜品は・・・真っ暗・・・閉まってる。 このときの落胆は、今でもはっきり覚えています。 ん? 張り紙がある。 「あ゛ーーーーーっ、改装中だぁ」。 さらに、ん? 「仮店舗で営業中!!、どこじゃーーっ」。 なんのことはありませんでした。 改装中の店舗を通り過ぎて5軒目くらいのところに満記甜品はあったのです。 よかった、ほんとによかった(ほっ。 がらがらの店内に入り、さっそく注文です。 日本人と分かると、日本語メニューを出してくれました。 マンゴーパンケーキ ($22.00 : \330) ぱくっ、うわっ、うめぇーーーー。 どれもすんごくまいう〜です。 満記甜品は、甘いものが好きな主婦数人が集まって開いたお店だそうです。 そしたらその美味しさですっかり有名になり、遠くから車を飛ばして食べに来るお客さんも出てくるようになったとか。 中でも有名なのはマンゴーパンケーキです。 お店の看板商品だけあって、これは美味かった。 新鮮な生のマンゴーとあっさりした生クリームをクレープのような生地で包んだ一品で、甘さとほのかな酸味が絶妙でした。 有名になっただけのことはある逸品です。 ゴマ汁粉もぐー。 ここのゴマ汁粉には、柔らかい餅のようなものが入っていました。 そして餅の中には、クルミらしき木の実をクラッシュしたものが入っています。 これがまた美味いのです。 もう最高。 そしてフレッシュメロンジュース。 単なるメロンジュースなのですが、素材が新鮮なせいでしょうか、これもすんごく美味かった。 スイカゼリーは、発想がおもしろいじゃないですか。 これもいけてました。 注文するときは、スイカ臭いかなと思いましたが、食べてみたらまいう〜です。 スイカをこんな形でデザートにできるんですねぇ。 この店はわざわざ行ってよかったです。 大、大、大満足の私たちでした。 |
し、閉まってる (汗
![]() お店の看板 |
地下鉄で尖沙咀に戻る | 香港スイーツを堪能して店を出ようとすると、突然のスコール。 半端な雨じゃありません。 さすが亜熱帯ですね、香港は。
店の入り口で雨が小降りになるのを待ち、バス乗り場に向かいます。 1日中持ち歩いたサークルKの傘が、やっと役に立ちました。 海沿いを歩いてバス乗り場に向かう途中には、シーフードの店がたくさん並んでいます。 でも今日は思わぬ散財してしまったので、夕食は安く済ませなくちゃ (^^;; ということで1Aのバスに乗り、彩虹駅に向かいました。 そして地下鉄で尖沙咀に帰ります。 |
シーフードのレストラン
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夕食はホテルの近くで | ホテルに帰って一休みしてから、夕食を食べに出かけました。 まだ入ったことのない店を物色していると、見事に呼び込みに引っかかりましたね
(^^;;
店の外に貼り出してあるメニューを見ていると、店のスタッフが素早く出てきて、「さぁどうぞ、すぐどうぞ、いまどうぞ」 と商魂たくましいこと(笑)。 高そうな店じゃなかったので、入ることにしました。 Ashley Road と Hankow Road の間にある宜昌街に面した、「中國餐廳小厨」 というお店です。 注文したのは3品です。 福建炒飯 ($30.00 : \450) それに飲み物は 福建炒飯は、一言でいえばあんかけ炒飯です。 でもこれが美味いんですよね。 炒飯だけでも十分に美味しい香港ですが、海鮮、野菜たっぷりのあんかけと一緒に食べる炒飯は格別のものがあります。 時菜鮮魫炒麺は、五目あんかけ焼きそばです。 なんかご飯と麺が違うだけで似たようなメニューになってしまいました。 こちらも美味かったなぁ。 Spareribs Pepper Beef は想像していたものと全然違いました。 甘くない酢豚のような料理といったところでしょうか。 これ、思いのほか美味かったなぁ。 牛肉の臭みがまったくなく、牛肉が不得手の管理人の管理人も 「美味しい」 と言ってました。 しかし3品とも似たような感じですね (笑 さて問題はレモンコーヒーです。 これはTVで加藤晴彦が紹介していたのを見て、体験したかった。 思い切りレモンをつぶして飲みます。 飲んでみて思ったのは 「案外いけてるじゃん」 で、個人的にはおっけーです。 なんというか初めての味なんですが、先入観は捨ててチャレンジしてみては? すっきりした飲み口ですよ。 この店の特徴は、一皿の分量が多いことです。 呼び込みに出てきたおっさんは、メニューを見て迷っている私たちに 「これとこれとこれとこれで、どうだっ」 みたいなこと言ってました。 が、3品でも食べ切れなかったのに、「4品も頼ませてどーするっ」。 言うこと聞かなくてよかった (笑 お腹いっぱいになった私たちは、横綱歩きでホテルに帰りましたとさ。 長〜い1日はこれで終わりです。 |
中國餐廳小厨
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