3日目 後半 (2004/09/13)
     

 香港3日目の後半は、筲箕灣、銅鑼灣、深水、そして尖沙咀での夜食と続きます。 とにかくあちこちとよく動きました。

 銅鑼灣は初めてでしたが、とても賑やかな街ですね。 ほんのサワリしか見ることができませんでしたが、また行きたくなる魅力を秘めた街です。

 深水には夕食のために行きました。 深水がどんなところかをご存知の方は、「えっ?」 と思われるかもしれませんね (笑

 そして今夜、マダムXが合流します。

     
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甘いもので一休み

 例年より暑くないとはいえ、昼下がり(14:15 頃)の日差しは強く少々疲れてきました。 小腹も減ってきたし。 そこで龍南なんとかというお店で一休み。

 入り口のところにはショーケースがあって、菓子パンやケーキが並んでいます。 「新鮮西餅」 と書いてあるのは 「焼きたてパン」 ってところですね。

 立ち止まって見ていると、中からおっさん(写真に写ってる人)が出てきて、「どれ?」 と聞いてきました。 そして 「まぁ、入んなよ」 って感じでいろいろ話しかけてきます。

 そこで管理人の管理人はカップケーキ、私はコルネを指差しで選んで店に入りました。 中はエアコンがきいていて、気持ちい〜。

 席に着くと、なんとお茶(ホット)を出してくれました。 香港では一般的にお茶は有料なので、とても珍しいことです。

 メニューは英文もなく完全に中文のみ。 観光客が来るようなところじゃないので、しゃーないですね。 でも凍珈琲(アイスコーヒー)くらいは分かるので注文したのですが、他のおっさん(客)まで 「なんだなんだ」 と寄ってきて、まぁ騒がしいこと。 日本人が珍しいのかな (笑。

 ところがおやじが運んできたのはホットコーヒーなんですよ。 「違う、違う、これ」 と凍珈琲を指差すと、またさっきのおっさん(何度も言うようですが客)が寄ってきて、店主に 「な、だから違うって言ったろ」 とかなんとか言ってまたまた騒がしいこと (笑。

 でも楽しいんですよ、そういった雰囲気が。 店の人もお客さんもすごく明るくほがらかで、とても暖かい気持ちになれるお店でした (^-^)

 カップケーキは、もうどっから見ても普通のカップケーキでした。 コルネのクリームは、生クリーム、カスタードクリーム、バタークリームのどれでもありません。 なんとなくチーズっぽい味がし、また何か果物のつぶつぶが入っていましたが、正体は不明です。 でもどちらも普通にまいう〜でした v(^-^)

龍南なんとかという
パンと軽食の店

カップケーキ

$3.00 (45円)

コルネ

$3.00 (45円)

凍珈琲

$11.00 (165円)

次の目的地は

崇光に決定

 私たちは 30 分ほど休み、ついでに次の目的地を決める作戦会議を開きました。 そして香港コスメを求めて銅鑼灣の崇光(そごう)に行くことに決定。 MTRの駅を探して、MTRで銅鑼灣まで行くことにしました。

 MTRの駅はすぐに見つかりました。 何しろ小さな街なので、MTRのマークさえ見つければこっちのものです。

 駅に入るときふと見上げると、駅名表示がなくなっちゃってました (笑。 そんくらい直せよ。

MTRの筲箕灣站

駅名表示ないし (笑
銅鑼灣で崇光に

 筲箕灣站でMTRに乗ったのが 15:07 、銅鑼灣に着いたのは 15:18 でした。 7個の站をたったの 11 分です。 トラムだと 30 分はかかりますから、MTRは早いですね〜。

 銅鑼灣に着いて出口の案内を探すと、あった!。 崇光はD出口だな。 長〜いエスカレータで上がると、そこはまだ地下です。 見回すと奇華餅家の宣伝があったりします。 この宣伝、そこいらじゅうにありました。 とにかく中秋節の9月は月餅、月餅、また月餅なのですね。

 D出口はそのまま崇光の地下に直接入れるようになっていました。 その短いエスカレータにも大班の宣伝があるし (笑。

銅鑼灣站の案内表示

D出口に行けばいいのね

地下からそのまま
崇光に入れる

崇光と三越  崇光の地下に入ってみると、そこは食料品売り場です。 その入り口の左側で、パシミナのショールを売っていました。 管理人の管理人が吸い寄せられていきます (笑。 それもそのはず、すんごく安いんですよ。 そこで1枚買い、食品売り場になだれ込みました。

 私たちはしばらく見て回りましたが、もう日本製品だらけですね〜。 ここに来れば日本の食材や調味料、その他の雑貨まですべて揃います。

 その後上のフロアに移り、香港コスメを探しました。 が崇光ではブランドコスメが幅をきかせています。 やはり街なかの化粧品屋を探したほうがいいね、ということになり崇光をあとにしました。

 外に出て崇光の外観を写真に撮ろうとして空中歩道でトラム道を渡ると、そこには三越があります。 ついでですから三越も覗いてみることにしました。

 ちょうど管理人の管理人が着るTシャツが足りなくて買おうとしていたのでレディースのフロアに上がってみると、なんだかずいぶん安いです。 クレージーバーゲンの名残なのでしょうか。 管理人の管理人は ELLE で 30% OFF のTシャツを買って満足げでした。

〜〜〜 一口メモ 〜〜〜

 香港の街歩きで困るのは、トイレです。 特に女性はトイレ探しに苦労しているのではないでしょうか。 一般的にデパートのトイレは施錠されていて客は使えませんし。
 そんなときはホテルのトイレが便利なのですが、銅鑼灣では "崇光" のトイレがいいです。 とても清潔ですから安心して利用できますよ。

空中歩道から
トラム道をのぞむ

銅鑼灣の崇光

銅鑼灣の三越

銅鑼灣で街歩き1

羅素街

 三越を出た私たちは、ちょっと街歩きしてみることにしました。 銅鑼灣は初めてなので探検、探検。

 私たちは軒尼詩道(トラムの通り)に面している三越の西側の利園山道に入り、最初の四つ角を右に曲がりました。 そのまま進んで跑馬地(ハッピーバレー)行きのトラム道を渡って、その先の羅素街を歩きます。

 人通りの多い羅素街を歩いていると、あ!、池記雲呑麺家だ!!

 池記麺家は行ってみたいお店のひとつなのですが、晩飯は予定があるので涙を飲んで素通りします。 胃袋のサイズに限りがあることを恨みますね (ちっ

 ちなみにこの旅行記を作りながら地図のチェックをしていたら、すぐ近くに義順牛奶公司もあったのですね。 ミルクプリンくらいなら食べられたかも・・・

シャツ $10.00 (150円)
安っ

池記雲呑麺家があった

許留山もあるぞ

銅鑼灣で街歩き2

寶靈頓街

 私たちは羅素街を抜け、高架になっている堅拿道をくぐり、さらに歩きました。 するとなにやらたくさんの露店が見えてきたぞ。 もう少しで寶靈頓街にぶつかるはずです。

 寶靈頓街は夜になると屋台が出て、とてもにぎわうところです。 まだ夕方なのですが、食料品の露店は明るいうちから出ているのですね。 とりあえず突入〜。

 寶靈頓街は、夕方の買い物客でめちゃくちゃ賑わっていました。 銅鑼灣は大きな街なのですが、ちょっと裏道に入るとこんな露店市場があるんですね〜。 こういうところは、歩いているだけで楽しいです (^-^)

 それでは寶靈頓街の画像をお楽しみください。

寶靈頓街に突入

とにかく賑わっている

寶靈頓街の賑わい

お肉美味しそ〜

乾物屋さんですね

新鮮な魚

 

 とにかく賑わっていた寶靈頓街、今度は屋台の出る夜に行ってみたいなぁ。 できればおなかをペコペコ状態にして。

買い込んでますね(笑

当然鶏は生きたまま

打小人はどこ?  寶靈頓街の探検を終えた私たちは、打小人を探しに行きました。 私のリクエストです。

 打小人とは 「呪い屋」 のことで、香港ではこんな職業があるのですねぇ。 ガイドブックに載っていた情報をもとに、軒尼詩道(トラムの通り)と高架で交差する堅拿道のガード下に行ってみました。

 何しろ 「呪い屋」 ですから、どっか奥のほうじゃないかと薄暗がりを覗き込んでみたりしますがなかなか見つかりません。 今日は休みじゃないかとか、もういなくなっちゃったんじゃないかと諦めて帰りかけたその時、発見!!

 呪い屋は、なんとすんごく目立つ場所で堂々と営業していました。 いいのかよ? だって呪い屋に行く客が、みんなから見られちゃうじゃん。 そんなんで客来るのかよ?

 さすがに近寄って写真を撮る勇気はありませんでした。 急いで隠し撮りのように撮ったのでピントが甘いです。 見にくくてすみません。

 分かりますよね? なにやら赤い道具を広げ、胸を張って座っているおばあさんです。 管理人の管理人は 「こっちを睨んでた」 と言いますが、私には目をつぶっているように見えました。

 とりあえず私たちは特に呪いをかけたい相手もいないので (ほんとか?)、写真だけ撮ってその場をあとにしました。

呪い屋さん
深水をふらふら

 

〜〜〜 注 〜〜〜

"ぽう" の字は
テキストではなく
画像です

 銅鑼灣を楽しんだ私たちは、MTRでいったんホテルに戻りました。 そして一休みしてから夕食を食べに繰り出したのは 18:45 頃です。

 夕食は深水と決めていました。 TVの旅番組でこぶ平が紹介していた店が美味しそうだったのですが、その店が深水にあるんです。 しかし私たちって、ミーハーしてますね (笑

 尖沙咀から深水までは、荃湾行きのMTR1本で行けます。 5つ目が深水ですから、所要時間は 10 分ちょっとですね。 私たちが深水に着いたのは 19:00 頃でした。

 初めて降りるところなのでわくわくしながら站を出ましたが、出たとたんびっくり!! めちゃくちゃ賑わってます。

 站を出てすぐのところからすでに煌々と明かりがついた店が並んでいました。 深水と言えば香港の電気街として有名ですが、電気店ばかりでなく食べるところもたくさんあります。 これは期待できそうですね。

 私たちはしばらく街歩きを楽しみました。 楽しみながらもこぶ平の店を探します。 が、メモしておいた紙を持っていくのを忘れてしまい、手がかりがありません。 30 分ほどあてもなくウロウロしましたが、結局見つけることはできませんでした。

めちゃめちゃ
賑わってる深水

女人街みたい

これは電球屋さん

ここだけ異常に
明るくなってました

晩飯はここでいいや  TVでこぶ平が食べていたのは、公仔麺と通粉です。 公仔麺は香港で 10 年以上前からよく食べられている日本の即席麺で、その正体は "出前一丁" です。 有名なのでご存知の方も多いでしょう。

 要するにその公仔麺が食べてみたかったわけで、それじゃ公仔麺が食べられそうな店ならどこでもいいやとなりました。 おなかもすいてたし。 そういったことで飛び込んだのは、英記粥麺茶餐廳です。

 このお店、とても繁盛してました。 店内に入ってみると 10 以上のテーブルがありましたが、ほとんど空席がなかったですもん。

 私たちはさっそく、分かりやすいメニューを見ながら注文しました。 管理人の管理人は豚肉の、私は牛肉の公仔麺です。

 食べてみると、確かに即席麺でした (笑。 でもその店独自のスープで煮込んであり、なかなかまいう〜です。 クセもありませんし、鶏ベースのスープも私たちの舌によくあいました。 豚と牛ではスープが微妙に違い、豚の方がちょっと甘めです。

 トッピングのお肉は豚肉も牛肉もどちらもすごく柔らかかったですが、牛肉のほうがより柔らかかったです。 麺とは別にかなり煮込んでいるので、あんなに柔らかいのではないでしょうか。

 お値段はどちらも $16.00 (240円)。 なかなかリーズナブルなお値段ですし、皆さんも公仔麺を見つけたら試してみてください。

 私たちは軽めに夕食を済ませて、ホテルに帰りました。 だって今夜はマダムXがお出ましになる晩ですもの。 マダムXがお出ましになったら、きっと何か食べに行こうとおっしゃりますもん。 だからそのぶん、お腹をあけておかなくちゃね。

夕食はここに決定
英記粥麺茶餐廳

生滾肉片公仔麺

$16.00 (240円)

生滾牛肉公仔麺

$16.00 (240円)

マダムXのお出まし  マダムXは今夜の NW17 で香港に降り立ちます。 そして空港からホテルまではエアポートホテリンクの巴士です。 私たちと同じパターンですから、ホテルに着くのは早くても 23:30 過ぎだと思っていました。 ところが!!

 23:09 部屋のチャイムが鳴ります。 ドアを開けてみると立っていたのはなんとマダムXでした。 早っ。

 見ると荷物は小さな手提げが 2 個だけです。 なるほどね、預け荷物の受け取りがないわけね。 だからこんなに早くホテルに着けたのね (納得。

 飛行機もマダムXのために頑張っちゃったらしく、予定よりもちょっと早いランディングだったそうです (またまた納得。

 さて到着したマダムXが何か食べに繰り出そうとおっしゃるので、私たちはさっそく出かけることにしました。

 歩き始めてすぐ、マダムXは果物屋さんでお買い物。 2日目の中で紹介した、北京道沿いの果物屋さんです。 リェンブーとグァバを買い、私たちにも分けてくださいました。

 このときいただいたリェンブー、日本で食べたものよりずっとまいう〜でした。 新鮮でよく熟れていたのでしょう。 すっきりとした甘味があって、食べたあと口の中がすっきりします。

 グァバの方は、残念ながら食べる機会がありませんでした。 ホテルの部屋にそのまま残してきてしまいましたが、残念なことしたなぁ。

果物屋さんで
お買い物〜

よく熟した
リェンブー

これがグァバ

生は初めて見ました

深夜の宴  夜食を食べに向かったのは、1日目の中で紹介した新源粉麺茶餐廳です。 今夜は広東語バッチリのマダムXが一緒ですから、ふだん食べられないメニューを食べることができるかも (わくわく。

 注文はマダムXにおまかせでした。 私たちが食べたいものは少々リクエストしましたが、ほとんどマダムXの独壇場です。

 注文をとりにきたにいちゃんは、マダムXが流暢な広東語を操ることにすごく驚き、「日本人にしてはすごくうまいね」 などと言っているそうです (笑。 この辺のことについては、詳しくは語らないでおきましょう、、、むにゃむにゃ。

 食べたのは次のようなものです。

 廈門炒米粉はいわゆる焼きビーフンですが、ちょっと西洋風な感じがしました。 蝦、ネギ、ハム、タマゴなどが入っています。 優しい味で、けっこういけてました。

 油菜(介蘭)はもう定番ですね。 ここの油菜は、オイスターソースなどはかかってません。 塩味であっさり炒めてありました。 こういうのもいいですね。

 排骨は、この店の通常メニューではご飯に乗せた排骨飯だそうです。 それをマダムXが 「ご飯はいらんから排骨だけちょうだい」 と注文し、排骨だけもらいました。 これバカうまです。 表面はカリッとして、肉は柔らか。 少〜しカレーの風味がしていましたが、味はサイコー!! これはまた食べたいなぁ。

 蝦雲呑も 「麺いらんから、雲呑だけちょうだい」 と、雲呑だけ注文していました。 こういうふうに注文したいときは 「雲呑湯」 といえばいいそうです。 この味はすでに紹介していますが、あっさりしてまいう〜ですね。

 最後は河粉です。 きし麺みたいな平麺の米粉で、すごく薄味。 でも食べた後に旨味が付いてくるって感じなんです。 こういう薄味のものには、アクセントでラー油を入れてもいいのでしょうね。

 私たちがこれを食べているのは、すでに 00:00 を回った時刻 (^ ^;;。 いいのかなぁ、こんな時間にこんなに食べて。 と言いつつ、ほとんど完食してしまいましたとさ。

 私たちは横綱歩きで 01:00 ごろホテルに帰りました。 今日はほんっっっとに中身が濃い1日だったような気がします。

 なお宴の品それぞれの値段、総額などは不明です。 マダムXがバ〜ンと払ってしまいましたので。

 ごちそうさまでした、マダムX!!

廈門炒米粉

油菜

排骨

蝦雲呑

河粉(ほーふぇん)