4日目 (2008/11/16 sun)
     

 旅行は後半に突入しました。 4日目です。

 今日もあちこち動きますが、観光はありません。 お土産を買って、食べて、食べて、ちょっとマッサージして、また食べてって感じです。 食べたところは、女子的裏グルメに載っていたお店と、以前行ったことがあって気に入ったお店です。

 どこも高級感は全くありません。 相変わらずのB級グルメ三昧です。 スイーツも食べました。 詳しくは本文でのお楽しみ~。

 マッサージに行ったのは尖沙咀の「太極」というお店です。 日本人のスタッフが常駐してて、初めてでも安心して行けます。 とても交通の便がいい場所ですし、お勧めの店ですね。

     
    リンクをクリックすると
別窓で開きます
     
起こされた・・  ギコギコギコギコ、カタン、ウィーーーン、トントントントン・・・うっせぇなぁ。 と起きた、いや起こされたのは 09:08 のことでした。 窓の外には何かのケーブルが見え、それが窓に当たってカンカンうるさいし。

 まぁしかしもう起きてもいい時間ですから、ちょうど良かったのかもしれませんね。 ほっといたらいつまで寝てるか分からない私たちですから(笑

 起きてからもしばらくは何もしませんでした。 のんびりしながら「今日はどうしようか」とうだうだ状態。 そんなこんなでぼーっとしてたらあっという間に11時を過ぎてしまいました。
乾物?

それなら西營盤でしょ
 そろそろ動こうか、ということでトラムで向かったのは西營盤です。 お土産に乾物を買おうということになっていたのですが、乾物を買うなら乾物問屋が軒を並べている西營盤が最適です。

 ホテルの部屋を出たのは 11:15 です。 ホテルの真ん前にあるトラム站に向かいました。

 ふと見ると、スカーフをかぶった女性たちが歩いています。 そっか、今日は日曜日だもんね。 香港ではマレーシア系のたくさんの女性がメイドとして働いています。 彼女たちの休日は日曜日。 だから日曜日になるとスカーフの女性たちをたくさん見かけます。

 彼女たちは広場や公園やビルの陰などそこここに集まって、食べたり、しゃべったり、ゲームをしたり、思い思いに休日を楽しんでいます。 ってこんな説明、以前にしたような気がする(^^;;

 11:25、石塘咀行きのトラムがやってきました。 さっそく乗車です。

 トラムは中環を過ぎ、上環に近付いています。 ヒルサイドエスカレータが見えてきました。 これをくぐると、いろいろ思い出されますね。 レースのお店「春生貿易行」、文武廟、キャットストリート、沾仔記麺食、SOHO・・・。 この辺っていろいろあるんですねぇ(しみじみ)。

 ヒルサイドエスカレータを過ぎると、もうすぐ上環です。 上環止まりのトラムはここで折り返しますが、石塘咀行きのトラムは直角に右に曲がってさらに進みます。

 曲がるところの正面には有名なウェスタンマーケットがあります。 この建物には芒果班戟(マンゴーパンケーキ)で有名な満記甜品があって、去年行きました。 そういえば西貢にある満記甜品の本店、最近行ってないなぁ。 また行って元祖芒果班戟食べなくちゃ。

 満記甜品を過ぎると直角に左に曲がって直線に入りますが、この辺では右には海が見えています。 しばらく進むと今度は斜め左に曲がり、短い直線になります。

 この短い直線の左側にある横道「文咸西街」には、テレビで何度も紹介されているプライベートレストラン「周菜」があります。 そういえば今年に入ってまたテレビで紹介されてました。 相変わらず頑張ってるんですね~。

 文咸西街を過ぎると道は斜め右に曲がり、西營盤地区に入りました。 道の両側には乾物のお店が並び、独特の香りが漂い始めます。 そろそろ降りなくちゃ。

 斜め右に曲がってから1つめか2つめの站で降りれば、乾物街の真っ只中。 適当に降りれば大丈夫です。 銅鑼灣から約 30 分でした。
日曜日には
スカーフの女性たちを
たくさん見かけます



トラムから見えた
メイドさんの大集団



ヒルサイド
エスカレータをくぐる



左に停まってる
車のところが
文咸西街


西營盤は
乾物屋だらけ

西營盤は乾物天国  トラムを降りた私たちは、さっそく乾物屋を見に行きました。 というか、そこらじゅう乾物屋なので、特に見に行かなくても普通に歩いていればいやでも目に入りますが(笑

 しかしほんとに乾物屋が多い。 通りいっぱいに乾物独特の香りが漂っています。

 乾物の種類はすごく多いです。 日本でもポピュラーなものもありますが、そうでないものもたくさんありますね。 見て回っているだけで楽しい。

 日本でもポピュラーな乾物の代表は干し貝柱でしょう。 値段はピンきりで、安いものは店の前で山積み、高いものはガラス容器に入れて店内の棚に陳列されています。

 干し蝦もポピュラーですね。 これも値段はまちまちで、たぶん小さいものが安いのだと思います。

 干し牡蠣はそんなにポピュラーじゃないかな・・。 やはり値段はまちまちですが、日本からの輸入物が高級とされているようですね。

 日本からの輸入物では鱶鰭や干し鮑も有名で、高値で取引されているとのこと。 4000年の歴史と言われる中国の食文化を支えているのが日本の食材なんて、やるじゃん! 日本も。

 それではその他の乾物もいくつか紹介しましょう。 と言ってもちゃんと説明できないものが多いですが (^^;;
西營盤の街角の風景

これぞ香港の街角
って感じ

ポピュラーな干し蝦


干し牡蠣は
日本製がより高い

ヒトデですね
漢方として
スープに入れられる
ようです

ハリセンボンです
これはどうやって
使うのでしょうか

左から
不明、海蛇、
ヒトデ、不明です

右はのしイカ
左は貝かな
内臓系かな

手前の黒いのは
きくらげ?
奥のは不明

分かるのは右から
2番目の胡桃だけ
右端は海鼠?

魚唇(ユイチェン)は
鱶の鰭の付け根部分
とのことです
後は何かの貝かな

左は牡蠣
右はなんでしょ
海鼠?
さっきもあったな

全く分かりません

この干物、すごく
たくさん売られて
ました
正体は不明です

中国ソーセージ
これは前菜などでも
ポピュラーですね

油鴨です
最初私たちは
ノシドリって
呼んでました(笑

右端は貝柱ですが
その他は・・
分かんないです
貝です

貝柱いろいろ
この辺がお土産と
して無難ですね
不明ばっかりですみません (^^;; とにかくいろんなものがあるでしょ? 見てるだけで楽しいですから。
こんなん買いました  しばらく乾物を見て回った私たちがゲットしたのは、定番の貝柱と牡蠣です。 泰興行というお店で買いました。

 この貝柱、出汁をとったり煮込んだりして、つまり調理して食べるものだとばかり思っていました。 でもある方から「そのまま食べても美味しいですよ」と教えられ、食べてみたらこれが美味しい!!

 噛みしめているといい味が次から次へと出てきて、スナック感覚で楽しめます。 皆さんもぜひ試してみてください。

 牡蠣はそのまま食べられるかどうか確認してません。 たぶん調理したほうがいいでしょう。
貝柱


牡蠣
こんなんも買いました  乾物の他にもうひとつゲットしたものがあります。 ベルトポーチです。 金寶店というお店で買いました。

 ベルトポーチは街なかのカバン屋でも普通に売られているのですが、西營盤のお店はなぜかすんごく安い。 なんと1個 $10 なんです。 こんな安いのは他では見ないですね。

 ということで、去年も買ったお店に行き、ベルトポーチを5個お買い上げ~。

 なおこのベルトポーチ、当たり外れが激しいんですよね。 3日で壊れちゃうこともあるし、半年使っても全く大丈夫なこともあります。

 ちなみにここで買ったものを現在使っていますが、1個目は5日で壊れました(笑。 2個目は8ヶ月目に突入しました。 大当たりです(^^)
女性の後ろのワゴンに
山積みされているのが
ベルトポーチ


ゲットした
ベルトポーチたち
よしっ、巴士で帰ろう  買い物を終えた私たちはいったんホテルに帰ることにしました。 買ったものを持ったまま行動するのはめんどくさいですからね。

 いつもならここでトラムに乗るところですが、今回は巴士にしようってことになりました。 巴士路線はあまり詳しく知りませんが、なんとかなるでしょ。

 巴士站で行き先を調べて見ると、なんか5系統なら帰れそうな気がします。 ということで、5系統を待って 12:24 乗車。

 ここでひとつお詫びです。 5系統の行き先をメモるのを忘れました (^^;; ごめんなさい、行き先がどこだったのか分かりません。

 私たちは2階の先頭座席に陣取りました。 現地の人は危険だから座らないんですって。 でも巴士が目的の方向からはずれたらすぐに降りなきゃならないので、景色をチェックしやすい危険な席にあえて座りました。 ってゆうか、私たちいつもこの席だな(笑

 しかしこの巴士寒すぎ。 香港の乗り物や建物ではしょっちゅう体験しますが、どうしてあんなに冷房を効かせちゃんでしょ。 ものごとには限度ってもんがあるだろうに。

 巴士はトラム道を進みます。 うん、もーまんたい(無問題)。 このままトラム道を走っていればホテルまで帰れるぞ。

 やがてSOGOが見えてきました。 おぉもうすぐだ。 SOGOを過ぎて少し左にカーブするあたりがホテルです。

 ん? あれ? 巴士站ないじゃん。 と少しあわてる私たちを乗せて巴士は走ります。

 結局ホテルを通り過ぎ、維多利亜公園(ヴィクトリアパーク)の巴士站で降りるハメになりました。 ま、ちょっとした失敗です(わはは
どうやら5系統が
使えそう


巴士はトラム道を
進む


SOGOの近く
さすが日曜日です
すごい人出


ここで降りました
維多利亜公園です
トラムで北角へ  部屋に戻ったのは 12:57、もう昼過ぎです。 なのに朝からなんにも食べてない。 間違ってる、なんか間違ってる。

 ということで、間違いを正すべく出かけることにしました。 目的地は北角です。 女子的裏グルメの中に北角のお店が紹介されており、その店に行くことにしたんです。

 北角へ行くなら足はトラムですね。 北角行きに乗れば、あの有名な「軒先かすめ」を体験できますもん。

 私たちはホテルの前のトラム站に行きました。 すると最初に来たのが北角行き!! これはラッキー、なんかついてる。 13:12 乗車。

 トラムは天后、炮台山とゴトゴト進み、北角に近づいていきます。 すると線路が分岐しているところが見えてきました。 真っ直ぐ行けば筲箕灣ですね。

 私たちの乗っているトラムは 90 度左に曲がります。 そして少し進んで今度は 90 度右に曲がります。 その先が軒先ポイント。

 以前と比べると大人しくなったという情報もありますが、どうしてどうしてなかなかのもんですな。 けっこう楽しめますから、体験してない方はぜひ一度!!

 私たちの乗ったトラムは、人を掻き分け、軒先をかすめながらゆっくりと進みます。 それにしてもすごい人出。 さすが日曜日だなぁ。

 トラムはもう一度右へ 90 度曲がりました。 そして終点に到着。 13:29、北角站に降り立ちました。

 さぁ、お店を探しに行こっと♪ お店の名前は「大众粥麵」、お勧めは粥と腸粉だそうです。 楽しみ~♪
ドピーカンの中
トラムは進みます


真っ直ぐ行けば筲箕灣
左に曲がれば北角


右に曲がると


その先が軒先かすめ


あの先を右に曲がると
終点です
お店が見つからない(汗  北角のトラム站は、糖水道(Tong Shui St.)の南端にあり、私たちはちょっと戻って春秋街(Chun Yeung St.)との交差点辺りまで戻りました。 そして街を眺めながら一服。

 歩道橋を見上げると、さすが日曜日、ここにも出稼ぎ家政婦さんたちがいました。 ほんと香港の日曜日は、どこに行っても家政婦さんだらけです。

 ふと見ると街路灯のところに箱があって、ピーナッツが入っています。 そのピーナッツを通りすがりの人がちょっとづつ取って食ってるんですけど・・・あれって売り物ちゃうの? ご自由にどうぞ的なものではないと思うんだけどなぁ。

 一服を終えた私たちは、東に向かって歩き始めました。 高架道路をくぐってその先の馬寶道(Marble Rd.)を進みます。 女子的裏グルメに地図が載っているので、簡単に見つかると思っていました。 まだこのときは・・・

 私たちはものすごい人ごみの馬寶道を歩き、書局街(Shu Kuk St.)との交差点まで行きました。 もちろん左側(北側)を注意しながらです。

 あれ? なかったな。 気付かずに通り過ぎちゃったかな。

 香港ではお店が移転することも多いです。 だから地図の情報が旧くなっていることも考えなければなりません。 とりあえず付近を捜してみることにしました。

 書局街を北に進み、最初の交差点を西に曲がって渣華道(Java Rd.)に入ります。 また左側(南側)を注意しながら歩いていたら、糖水道まで来てしまいました。 まだ見つかりません。

 今度は南に曲がって糖水道を歩きます。 そして馬寶道との交差点、つまり歩き始めた地点まで戻ってきてしまいました。 要するにワンブロック1周して、振り出しに戻っちゃったわけですね(笑

 さて、どうしよう。 お、警官がいる、聞いてみよう。 私たちはガイドブックを示して尋ねてみました。 するとその警官は知らなかったようですが、親切にも周りの人に聞いてくれて、渣華道にあるらしいよと教えてくれました。 多謝。

 なんだ、渣華道だったんだ。 私たちはまたブロックを半周して行ってみました。 が、見つかりません。 結局また1周して戻ってきてしまいました。 さすがに疲れてきた・・・

 私たちは、さ迷うように歩きました。 と管理人の管理人が道路に置かれた看板に気付いたんです。 ん? これって探してる店の看板じゃん。 女子的裏グルメのコピーも貼ってあるし、間違いなし!! するってぇと、店はこの看板のすぐそばにあるに違いない。

 看板は馬寶道と書局街の角にありました。 今度は確信を持ってお店を探しながらゆっくり歩いてみました。 すると・・あった!!

 このときも見つけたのは管理人の管理人で、「この店じゃない?」と指差す先を見れば、おぉここじゃん。 結局お店を見つけたのは、ブロックを3周しかけたときだったとさ(疲れた)。

 あれ? 店名が微妙に違う。 女子的裏グルメには「大众粥麵」とありましたが、実際は「大眾粥麵」。 う~ん、これじゃ見つからなかったのも無理ないな。

 ということで、見つけるまでに 40 分もかかってしまった。 途中あきらめかけたけど、あきらめないでよかった。 でもなんだか釈然としないなぁ・・

    この辺をぐるぐるしちゃいました
街角で一服
正面は春秋街


ちょっと
分かりにくいですが
高架下です


馬寶道
すっごい人ごみ


バナナの叩き売り
香港にも
あるんですね


タイの食材屋


こんな店も
ありました


祭壇かお墓に使う
ものだと思います


看板発見!!!
店はこの近くだ!
今日最初の食事  やっとお店を見つけた私たちは、疲れた足を引きずりながら 14:10 入店。 客の入りはそれほどでもなかったので、すぐに座れました。 よかった。

 ほっと一息ついて店内を見回してみると、ローカル色満点!! これぞB級グルメって感じのお店ですね(嬉

 テーブルには写真付きのメニューが用意してありました。 もちろん英語も日本語もなし。 並んでいるのは漢字だけ。

 最近はこの漢字だけのメニューも、あるていど解読できるようになりました。 がここでは女子的裏グルメのページを見せ、そこに載っている料理を注文することにしました。

   碎滑牛肉粥(2つ)
   蝦米腸粉

 それにもう一品、 店に入るとき通路のすぐわきで鉄板の上に山盛りになっているのを見て、美味しそうだったので注文。

   炒麵

 碎滑牛肉粥は、細かくした牛肉がたっぷり入った粥です。 何か味を足そうという気が起こらないほどしっかりした味付けで、そのままでとても美味しかった。 パクチーが入っていないので、私も安心して食べられました(笑

 蝦米腸粉は、干し蝦が入った腸粉です。 甘めのタレと干し蝦の味と香りがマッチして、すんごく美味しい。 量が多いように見えますが、ペロっ、ツルっと食べられちゃいます。

 期待の炒麵は・・・う~ん、独特のクセがありました。 これまでに味わったことがない独特のクセです。 何が入ってるんだろ、これ? 見た目はすごく美味しそうだったんですが、これはイマイチだったかな。

 以上4品で、$36.00。 メモにそうあるので間違いないと思うのですが、ほんとに安い!! B級グルメばんざい。

 なお帰るときに油條が目に入り、あぁ、あれも注文しとけばよかったとちょっと後悔した私たちでした。 粥に入れると美味いんですよね。
店内は
ローカル色満点


碎滑牛肉粥


蝦米腸粉


炒麵
食後と言えばデザート  大眾粥麵を出て時計を見ると 14:30、そろそろおやつの時間ですね。 ちょうど食後だし、ここはやっぱりデザートしかないでしょ。

 ということで私たちが向かったのは、點心大王「大良八記」。 以前北角に来たとき大良八記を見つけて、いつか入ろうと思っていました。 場所も分かっているのでさっそく向かいましょう。

 大良八記は、北角道(North Point Rd.)沿い、春秋街がぶつかるT字路のあたりにあります。

 私たちはトラムが通る英皇道(King's Rd.)を西に向かって歩きました。 北角道を右(北)に曲がって少し行けば、左側にあります。

 14:44 大良八記に入りました。 さぁ、何を食べよっかな~。
英皇道を西へ


大良八記
大良八記で食べたもの  けっこう広い店内は半分くらいの入りで、すぐ座れました。

 特に何を食べようという目的もなくテーブルに置いてあるメニューを見ていたのですが、ふと壁に貼ってあるメニューに気がつきました。 そうだあれにしよう。 ということで注文したのは次の2品です。

   冰凍楊枝金露 $10.00
   芝麻餡湯丸 $10.00

 最初に出されたのは普洱茶です。 無料ではなくメニューには4種類のお茶が書いてあり、「茗茶$4」となってました。 特に注文していないのに出てきたのは、そういうシステムなんでしょう。 また特に種類を指定しないと普洱茶になるんでしょう。 不確かな情報ですみません。

 次に出てきたのは、管理人が注文した楊枝金露でした。 代表的な香港のスイーツで、甜品のお店ならたいていあります。 それなのにまだ食べたことがなかったので注文してみました。

 どんなものかと思ったら、ココナッツミルクの中に、ミカン、芒果(マンゴー)、タピオカが入ったものでした。 すっきりした甘さでなかなかイケますね。 冷たいバージョンは香港の暑い夏によく合います。

 さてここまではいいのですが、もうひとつの芝麻餡湯丸が来ません。 5分・・10分・・まだかよ~。 別のテーブルで後から注文したメニューは次々と運ばれてくるのに・・・

 15分ほどたってもまだ来ないので、たまらずに聞いてみました。 
「芝麻餡湯丸、まだ?」「○×△□」 何言ってるか分かりませんでしたが、たぶん「今出すとこだよ」とかなんとか言ってるんでしょう。

 芝麻餡湯丸はほどなく出てきました。 おぉ、やっと来たか。 管理人の管理人が食べてみると・・・「なんか、妙に柔らかい」

 ここからは想像ですが・・。 単に出すのを忘れてたばかりではなく、15分間お湯の中に入れっぱなしだったんじゃないのかなぁ。 もちろん正しい堅さを知らないので断定はできません。 でもね、柔らかすぎじゃないの?

 味のほうはまぁまぁでしたが、ちょっとゴマ餡が甘すぎたかな。 甘いものは徹底的に甘い香港でも最近はすっきりした甘さのものが増えていますが、この芝麻餡湯丸は言ってみれば香港伝統の甘さでしょう。
テーブルに
置いてあるメニュー


壁のメニュー


壁のメニュー


普洱茶


冰凍楊枝金露


芝麻餡湯丸
雞蛋仔を探す  15:13 ごろ大良八記を出た私たちが向かったのは、雞蛋仔のお店です。 雞蛋仔は香港伝統の駄菓子で、去年は銅鑼灣で見つけて食べてみました。 そのときも美味しいと思いましたが、北角にはとても有名な雞蛋仔のお店があるんです。

 女子的裏グルメにも載っているお店で、一度行ってみようと思っていました。 今がチャンスです。 行くっきゃないでしょ、せっかく北角にいるのですから。

 私たちは大良八記を出て右(南)に向かい、トラム道の英皇道に出て向こう側に渡りました。 そこから左(東)に向かって歩けば数分で到着するはずです。。

 横道があるたびにチェックしながら歩いていくと・・・お、行列ができてる。 あれじゃん!! 間違いない!!

 15:31 店発見です。 そういえば少し前から甘い香りが漂ってたもんな。

 行列は10人を超えていました。 個人的には並ぶの大嫌いなのですが、ここはしょうがない。 行列の最後尾に大人しく並びました。

 お店の外壁にはたくさんの写真が貼られていました。 きっと芸能人や有名人の写真なのでしょう。

 ほとんど誰だか分かりませんでしたが、中には知っている人の写真もありました。 チャイランさんです。 香港の食の世界ではチョー有名な人ですもん、私でも知ってます。

 行列が進んでくると、お店の中が見えるようになってきました。 おぉ、焼いてる焼いてる。 たこ焼き器のようなものに材料を流し込み、まず片面を焼きます。 タイミングをみてひっくり返し、もう片面を焼けばできあがりのようです。

 さて行列に並び始めてから約 10 分が経過したとき、私たちの番になりました。 あっつあつの雞蛋仔を焼き器から剥がし、湿気抜きの穴を手作業で開けた紙袋に入れて渡してくれます。 美味しそ~♪

 さっそく道端で食べてみました。 ボコっとしたひとつを千切り、口の中に放り込みます。 カリっ、そのあとモチっ。 !!!、まいう~、チョーまいう~。 これはマジで美味い。

 なるほどね、これは行列ができても不思議じゃないな。 去年銅鑼灣の街角で買って食べたのも美味しかったけど、北角の雞蛋仔はもっともっと美味い。

 私たちは歩きながら千切っては食べ千切っては食べ、あっという間に完食です。 んまかった~。 皆さんももし機会があったらぜひ食べてみてください。
北角の雞蛋仔

お店の名前が
雞蛋仔?


行列は10人以上


チャイランさんだ!


材料を焼き器に
流し込む


両面焼いて
できあがり


これが雞蛋仔
$12.00
ホテルに帰って一休み  お粥を食べ、スイーツを食べ、もう一度スイーツを食べてお腹が大満足になった私たちは、いったんホテルに帰ることにしました。 北角発のトラムに乗れば、ホテルのまん前まで 16 分。 ほんとホテルの前にトラム站があるって、とっても便利。

 トラムを降りてからちょっと寄り道して、コンビニで買い物です。 部屋に戻ったのは 16:32、そのあと1時間ほど記憶がないのはなぜ?(笑
北角の始発站で
出発を待つトラム
そうだ、マッサージに行こう  しばらくしてむっくり起き上がった管理人があたりを見回すと、管理人の管理人は寝ずに起きていたようです。 ごめんね~。

 さて時刻はもう 18:00、これからどうしよう。 しばし作戦会議を開いた結果、マッサージに行くことに決定。

 特にお店のあてがあるわけでもなくガイドブックなどをパラパラめくっていると、大極足療(大極オリエンタルヘルススパ)というマッサージ店が載っていました。 尖沙咀の亜士厘道にあるので簡単に行けるし、ここでいっか。

 さっそく電話してみると、受話器から流れてきた声が
「もしもし?」

 え? 
「もしもし」って・・・日本語じゃん。

 
「もしもし、予約したいんですけど。」
 
「何名様ですか?」
 
「2人、お願いします。コースは行ってから決めます。」
 
「分かりました。」
 
「ところで日本の方ですか?」
 
「はい。」
 
「いきなり日本語だったのでびっくりしました。」
 
「うちは8割くらいが日本のお客様なので、最初から日本語でお話しするようにしています。」
 
「そうだったんですか!!」

 というような会話があり、19:30 に予約。 しかし何年も香港に行っていますが、電話をかけたときにいきなり日本語が返ってきたのは初めて。 なんかとても嬉しい驚きでした。
尖沙咀に向かう  18:58 私たちはホテルの部屋を出て、地下鉄の銅鑼灣站に向かいました。 站に着いてみると大混雑。 夕方の混雑時間なのでしょうがないですが、しかしすげぇな。

 19:09 上環行きに乗車、金鐘に向かいます。 金鐘で荃灣行きに乗り換えて尖沙咀へ。 尖沙咀に着いたのは 19:18 でした。

 E出口を出て彌敦道から北京道に入り、西に向かいます。 そして3本目の横道を右(北)に曲がれば亜士厘道。 ちょっと歩けば左側に大極足療があるはずです。 この辺はよく知っているので、なんだか懐かしい感じ。 しばらく九龍酒店を定宿にしていましたからね。

 亜士厘道を歩いていくと、日本語の氾濫にびっくりです。 もう何度もお伝えしましたが、ここ数年の日本ブームは留まることを知りません。 行く度に日本語が増殖しています。

 これは尖沙咀のような繁華街ばかりでなく、香港全体の傾向ではないでしょうか。 いろいろなところを街歩きしていても、どっかしらに必ず日本語がありますもの。

 ただこれだけ日本を売りにした店が多くなってくると、淘汰も始まっているようです。 たとえば右の写真にある「一寿司」。 この店初めて見たときは長蛇の列でしたが、今は行列もなくさくっと入れるようになったようです。 少ない経験で判断するのは難しいですが、私が個人的に感じたこととしてお読みください。

 しかし「大阪」の店の入り口なんか見ると、まるで日本にいるようです。 とりあえず日本ブームは健在というところでしょうか。


回転寿司かな?

八王子

日本でもローカルな
地名ですよね

一寿司

これは以前にも
紹介しました

日本料理 大阪

どんな料理を
出すのでしょう
大極足療でマッサージ

大極足療の場所
 私たちは亜士厘道をぶらぶらして 19:30 になるのを待ち、大極足療に行きました。 大極足療は、「一寿司」のちょっと北、「大阪」の向かいにあるマンションの2Fです。 入り口は地味ですが、分かりやすい場所なので見落とすことはないでしょう。

 マンションの入口を入るとすぐに階段になっていて、上った2Fが店の入口です。 ドアを開けて入ると、カウンターの女性が出迎えてくれました。 この女性がさきほど電話で応対してくださった日本人スタッフです。

 香港で同胞に会えた嬉しさで、しばし雑談で盛り上がります。 その中で私たちが女子的裏グルメの本を持ち出すと、彼女もその本のことを知っていました。 香港在住の日本人の間でも評判になっているとのこと。 やはりこういう本はすぐに話題になるのですね。

 本に載っている元朗の「生記山西刀削麵」まで行ってきた話をすると、あんな遠いところまで行ってきたんですか、と驚いていました。 やはり在住の方とツーリストとは感覚が違うのですね。 私たちはそんなに遠いとは思いませんでしたもん。

 しばしの雑談のあとコースを決めました。 足ツボと肩・腰のマッサージ、90 分 $560 のコースです。 これが1割引になり、2人で $1008。 香港の相場で考えると、若干安い感じでしょうか。

 コースが決まったところで店内を見回すと、木を基調にしたとても落ち着いた感じです。 なかなかいいですね、こういう感じ。

 ちょっとするとフットスパの道具が運ばれ、マッサージ開始です。 続いて足つぼが 40 分ほど、そして別室に移動して肩・腰のマッサージが 45 分ほどでコース終了。

 ここの足ツボ、変な痛みもほとんどなくなかなか快適でした。 ま、多少の痛みはありましたけどね(笑。

 私たちは大満足で、足取り軽く大極足療を後にしました。 さぁ飯じゃ飯じゃ。

 最後に写真を1枚。 これトイレにあったんですが、なんなんでしょう。 直径 30cm、高さ 50cm ほどの焼き物です。 ひょっとして香を焚くものなのでしょうか。 今度行ったときに正体を聞いてきますね。
大極足療の入口


左側の女性が
日本人スタッフ


木が基調の
落ち着いた室内


こういう空間
大好きです


フットスパ


肩・腰の
マッサージを
する別室
奇華餅家でスイーツを  大極足療を出たところで時計を見ると、お、もう 21:18 じゃん。 どおりで腹減ってるわけだ。

 ということで晩飯にすることにしました。 今夜のお店はどこにしようか・・・。 そうだ!!
   合豐粉麵餐廳
   Hop Fung Noodles Restaurant
にしよう!!

 何回か食べに行ったことがあるお店で、尖沙咀の樂道にあり、2人ともなんだか気に入っちゃってるんですよね。 大極足療から歩いて数分だし、もう合豐粉麵餐廳しかないっ。

 ということで、亜士厘道の横道を通って漢口道に向かい、さらにもうひとつ先の樂道に向かいました。

 と途中で目に付いたのが奇華餅家。 月餅その他のお菓子を売っている香港ではチョー有名なお店で、以前月餅を買ったことがあります。 ちょっと覗いてみよう♪

 店に入って見ているうちに、なんだか食べたくなってきました。 やっぱ、入れば買っちゃいますよね(笑。 結局、美味しそうに見えた3点を買ってしまいました。

 奇華餅家を出た私たちは、合豐粉麵餐廳に向かいましたが、ちょっと不安な気持ちがよぎりました。 香港は毎年どんどん変わっていて、尖沙咀でよく入ったお店も何軒か無くなってしまっています。 合豐粉麵餐廳はだいじゃぶじゃろか・・
奇華餅家


こんなん買いました

ホテルで撮影
合豐粉麵餐廳で夕食

合豐粉麵餐廳の場所
 恐る恐る樂道に出てみたら・・・あ、あった、よかった~♪ 合豐粉麵餐廳は健在でした。 外装工事でもしているのか足場が組んでありましたが、お店はしっかり営業中。

 ほっとしながらさっそく入店しました。 店内を見回すとそこそこの混み具合です。 うんうん、これならこの店なくなっちゃうことはなさそうだな。

 このお店で注文したのは3品です。

   西炒飯
   鼓油王肉絲炒麵
   油菜

 西炒飯は、要するにピラフですね。 もっと正確に言えば、ケチャップで味付けした炒め飯です。 ぜんっぜん中華料理ではありませんね(笑

 エビ、ハム、ソーセージ、コーン、ニンジン、トマト、グリンピース、タマゴなんかが入ってました。 ほんと、日本の喫茶店で出てくるケチャップライスと同じです。 でも私のようなB級舌にはこれがストライク。 美味しくいただいちゃいました。

 鼓油王肉絲炒麵は、タマネギ、モヤシ、牛肉、キャベツが入った焼きそばです。 肉絲は細切り肉のことで、けっこうたくさん入ってました。

 基本は醤油味。 鼓油は食堂のテーブルにセットされている香港の醤油ですから、醤油風味になるんですね。 ただ干しエビの香りがしたり、日本の焼きそばとは違います。

 これって完璧にB級グルメですが、私たちにはとても美味しい。 完食です。

 油菜は茹でた介蘭にオイスターソースをかけたものです。 ソースは店によってかなり違いますが、ここのは甘みが少なく味濃い目でした。

 しかし油菜って、どうしてあんなに美味しいのかなぁ。 どうして日本では介蘭がないのでしょう。 クセがない味なので、日本でもきっとポピュラーになると思うのですが。

 以上、合豐粉麵餐廳での夕食でした。 このお店、私たちは雰囲気も料理も大好きです。 B級グルメファンの方にはお勧め。 でもB級ファンじゃない方には、どうってことないかもしれません(笑

 なお支払いはビール1本込みで $101。 ね、安いでしょ。
合豐粉麵餐廳


西炒飯


鼓油王肉絲炒麵


テーブルにある
調味料セット

黄色いのが鼓油

油菜
女人街で買い物  B級グルメに大満足の私たちが店を出て時計を見ると 21:57、次の予定は女人街ですが、こりゃすげぇ混んでる時間だな。

 私たちは尖沙咀で地下鉄に乗って旺角へ移動しました。 尖沙咀から旺角までは 7~8 分、旺角から女人街までは歩いて 7~8 分です。

 女人街に着いてみると、やはりすんごい盛り上がってました。 人ごみをかきわけながら購入したのはパシミナのストール。 カシミヤのバッタもんと思われるパシミナですが、けっこう評判いいんです。 1枚 $80 前後で買えるので、お土産にいいかもしれません。

 買い物を終えて歩いていると、ジューススタンドが目に入りました。 ちょうど喉がかわいてるので1杯飲んでいきましょう。

 買ったのは $9 のマンゴージュース。 普通に美味しいですね。 基本的に香港は果物が美味しいです。 ジュースやスイーツにも多用されていますが、ほとんどハズレはありません。

 もうひとつ目に入ったのは、ホンコン的スナックを売っているスタンドです。 こういうお店、街なかでよく見かけます。 チェーン店もあるようですね。 1回食べてみたいと思いつつ、なぜかお腹いっぱいのときが多くて未だに食べていません。 いつか食べてみようとこのときも思いつつ素通りでした。

 このあと旺角から地下鉄に乗り、再び尖沙咀で下車。 自分たちの衣類など購入して、地下鉄でホテルに戻りました。

 いや、今日はよく歩いた。 ちょっと疲れ気味だな。 とかなんとか言いつつ、寝たのは 26 時過ぎでした。
旺角站


女人街1

女人街2

女人街3

マンゴージュース


街角のスタンド
管理人の管理人の

独り言
 今日は昼食からデザートまで、なんと短い時間で三回も食べてる。 どうも香港に来ると私の満腹中枢が壊れてくる。 それでもビールは別腹で飲めてしまう・・・。

本日の万歩計  14554