2日目 (2017/11/27 tue)
     


 旅行 2 日目、今日はどうしましょう。 特に予定はありません。 「朝起きてから考えればいいや」と、夕べは特に何も決めませんでした。

 ということで朝相談した結果、とりあえず今日は近場に行くことにしました。 すぐ近くの重慶大厦にあるカレー屋なんていいかもしれません。 それから必ず行きたい 2 つのお店「天香楼」と「南北樓」のうち、天香楼はすでに予約しました。 もうひとつの南北樓はまだ予約してないので、今日予約出来たら夜は南北樓にしようということになりました。

 それでは 2 日目の始まりです。 ちょっと地味な 1 日なるかもしれませんね。

     
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朝のひとときにもプチ事件が
 管理人は 07:20 ごろ、管理人の管理人は1時間後の 08:20 ごろ起床。 07:20 現在の気温は 21℃、湿度は 80% でした。 湿度は高めですがそこそこ過ごしやすそうです。 特に 21℃ という気温は動くのに最高かもしれません。

 ちなみに、気温と湿度は窓から正面に見えるでっかい電光掲示板で分かります。 「DAIKIN」のコマーシャルボードなのですがこれなかなか便利。 1日中

   時刻気温湿度PM2.5濃度 → 時刻 → ・・・・

のように繰り返し表示しているんです。 出かけるときの服装の参考になるのでとっても便利。 なお旅行を通して PM2.5 濃度が危険レベルになることはありませんでした。

 時刻は 09:30 になりました。 ふと窓から真下を覗くと、このホテルのプールで 2 人泳いでるのが見えました。 朝早くから元気ですねえ。 私たちもそろそろ動き出さないと。 金庫を開けてパスポートなどを取り出しましょう。

 あれ?・・・金庫が開かない(汗)。 閉めるときに自分で4桁の暗証番号を設定するタイプです。 何も難しいものではありません。 このタイプの金庫で開かなくなったのは初めて。 しかし困った。

 仕方ないのでコンシェルジュに助けを求めました。 すると数分でスタッフが 2 人やってきました。 さすがハイアット!!、対応早いですね。 最初に求められたのはパスポートの提示です。 なるほど、本人確認ですね。 セキュリティ、しっかりしてる。 作業自体は実に簡単で、マスターキーのようなものでサクッと開けてくれました。 ありがとう、どうちぇ、どうちぇ。

 ここで本編とは全く関係ない話題をひとつ。 洗面所のフェイスミラーのことです。 大鏡の左に小さめの丸鏡が設置されているのですが、これがなかなの優れもの。 普通の鏡に見えるけど実は照明が点くんです。 しかも外枠全体が明るくなるタイプ。 これ管理人の管理人がとても喜んでました。 すごく見やすいんですって。


DAIKIN の電光掲示板


フェイスミラー


照明を点けると女優ミラー


朝食はホテルで
 さて話を戻して・・と、プチ事件も解決したところで食事に行くことにしましょう。 今日の朝食は、ホテルのクラブラウンジで提供されているタダ飯です。 07:00 ~ 10:00 が朝食の時間帯で、その時間内はパン・チーズ・生ハム・卵・生野菜・ソーセージ、それに中華粥・焼きそばなどが用意されていて、クラブラウンジの宿泊客なら無料でいただくことができます。 パンは、食パン 2 種類の他、フランスパン・ハムや野菜の挟んである調理パン・甘いパンなど多数そろっていてどれも美味しそう。 また卵は目玉焼き・スクランブル・オムレツなど、好きな形に調理してもらえ、さらも添え物もベーコン・ソーセージ・トマト・ポテトなど自由にオーダーできます。 チーズはチェダー・カマンベール・ブルーなど数種類ありますし、ラウンジでの朝食はとっても充実!!。 油断しているとついつい食べ過ぎてしまうので気をつけなくちゃ。

 私たちがラウンジに行ったのは 09:45 ごろ。 10:00 で朝食時間が終わるので滑り込みですね。 さっそくビュッフェから取ってきましょう。 ビュッフェとは別に卵も注文しました。 管理人の管理人は目玉焼き(サニーサイドアップ)の焼きトマト添え、管理人は同じく目玉焼きのベーコン添えです。 飲み物は、2人ともコーヒー。 香港はイギリス文化なので紅茶が美味しいのは分かっているのですが、やっぱりコーヒーが好き。

 昼食は重慶大厦のカレー屋に行く予定なので、"少なめに" を心がけたんですが、気が付いてみると普通の量になっちゃってるかも。 香港ではあまり食べられない生野菜などあって、ついつい食べ過ぎてしまうんです。 こんなんで昼飯だいじょうぶだろうか・・・。

 ところであれは何だろう? 私は 5m くらい先のテーブルに乗っている何かのボトルに気が付きました。 気が付いてしまったら、それが何か知りたくてしょうがない。 そこで望遠で写真を撮ってみました。 すると正体が判明。 おお、そうだったのか。 ピーナッツバターね。 美味しそう♪♪ しかしあんなのどこにあったんだろ? ひょっとして持ち込み?

 そんなこともありつつ私たちはゆっくり朝食をいただき、10:20 ごろいったん部屋に戻りました。 美味しかったなあ、でも昼飯大丈夫かなあ。 とりあえずしばらくは食べられないぞ。

 と昼食の心配をしつつ、夕食の心配もしちゃうのが私たち。 今回の旅行で外せないお店 "天香樓" と "南北樓" のうち、天香楼は明日の夜予約が取れています。 残っている南北樓をなんとかしなくちゃ。 そこで私はコンシェルジュデスクに行って予約をお願いすることにしました。

 さっそくお願いした結果、今夜の予約 OK。 19:00 で予約することができました。 これで安心。 私たちはしばらくの間部屋でゆっくり時間を過ごしました。


管理人の管理人のプレート


目玉焼き焼きトマト添え

生フルーツとジュース

管理人のプレート


目玉焼きベーコン添え

生野菜

新徳里餐廳(Dehli Club)で昼食
 部屋にいても動かないのでなかなかおなかが空いてきません。 しかし夕食の時間が決まっているので、昼食の時間をあまり遅くすると夕食に響いてしまいます。 私たちは 12:58 ごろ昼食に出かけました。 朝食を食べてから 2 時間半しか経ってないのでまだあまりお腹減ってないのですが、頑張って食べましょう。 管理人の管理人に腹具合を聞いてみると、「私は食べられるよ」とのこと。 どうやらヤバいのは管理人だけのようですね。 おかしいな、ちゃんと量を調整して食べたのに。

 私たちはホテルを出て地下道伝いに彌敦道に向かい、13:05 ごろ重慶大厦に着きました。 両替以外で重慶大厦を利用するのはまだ 2 回目です。 何年か前にお土産を運ぶためのキャリアを買いに来たことがありました。 その時はホテルに持ち帰って 30 分で壊れちゃいましたけどね(笑) その時のスタッフは、人間が乗っかっても大丈夫と言いながらその場で自分が乗っかって見せたりしてたんですが・・・

 さて新徳里餐廳に行くには、昨日の情報が役に立ちますね。 重慶大厦は彌敦道から入ると手前から A・B・C の 3 ブロックに分かれていて、新徳里餐廳はいちばん奥の C ブロックにあります。 そしてそれぞれのブロックにあるお店には、そのお店と同じブロックのエレベータでしか行けません。 つまり入ってすぐのところにある "A ブロック" のエレベータでは "C ブロック" の新徳里餐廳には行けないということです。

 そこで私たちは中央通路を奥に進み、いちばん奥の左側にあるエレベータホールに行きました。 そこが C ブロックのエレベータのはず。 そこで案内板をチェックすると・・おお、あったぞ。 3/F C1/C3 が新徳里餐廳となっています。 昨日チェックしたときは気が付きませんでした。 なんとなくお店単独の大き目の看板を勝手に想像していたので、この案内に気付かなかったのかもしれません。

 さてこのホールにはエレベータが 2 基あります。 左は偶数階専用、右は奇数階専用なので、右のに乗ればいいわけですね。 これは事前にチェックしてあったので迷うことはありませんでした。 右側のエレベータに乗って 3F で降ります。 すると新徳里餐廳は目の前にありました。


 さっそく入店。 かなり混んでます。 空いているのは、入ってすぐのテーブルといちばん奥のテーブルです。 するとフロアスタッフが、入ってすぐのテーブルを指しています。 「ああ、この席に座れ」ってことね。

 座ってみると・・「うぉっ、寒っ」 その席はエアコンの風が直接吹き付けてきていて、すっげえ寒かった。 そこでスタッフに席を替えてくれと頼むと、いちばん奥の席に案内してくれました。 おお、ここは寒くないぞ、良かった。 しかし外は 20℃ くらいしかないのに、こんなにエアコン効かさなくてもいいじゃろ。 これ香港あるあるですよね。

 席についてあらためて店内を見回してみると、落ち着いたほどよい照明でシックな趣き。 なかなかいい感じじゃないですか。 テーブルクロスが面白いですねえ。 いかにもインドって感じ。

 それでは注文しましょう。 事前に調べた情報によると、マトンカレーがイチオシだそうです。 ということで管理人はマトンカレーとガーリックナンとマンゴーラッシー

   特濃鮮茄鑊仔?羊肉(小辣) (MUTTON KARAI)  ★「?」は火へんの字ですが出ません
     Cooked in Special Fresh Tomato and Onion Gravy
   蒜茸烤餅 (Garlic Nan)
   芒果乳酪 (Mango Lassi)

管理人の管理人は野菜カレーと普通のナンとハイネケンビール

   新徳里特式雑菜(小辣) (Vegetable Dehli Special)
     Mix Veg. a House Speciality in Mild Sauce
   新徳里特式烤餅 (Dehli Special Nan)
   陴酒 細枝装 (Beer Small Bottle)(Heineken)

をオーダーしました。

 ほどなく料理が運ばれてきました。 しかしここのフロアスタッフ、愛想が全く無いな。 そこはかとなく上から目線のようなものを感じるし・・・。 こういう経験をすると、日本の「おもてなし文化」が世界中から注目されるのがよく分かりますね。

 さてさっそく食べてみましょう。 マトンカレーは心配していた臭みもほとんど無く、めっちゃ美味しい。 玉ねぎが効いてて、シャキシャキとした食感とともにいい味出してます。 辛さはかなりなものでした。 小辣なのでいちばん辛くないやつだと思うんですが、それでも相当辛い。 さすが本場のカレーですね。

 ガーリックナンは、私にはイマイチでした。 ガーリックがあまり感じられないし、食感が柔らかすぎてナンっぽくないんです。 失敗したかな・・。

 マンゴーラッシーは最高です。 日本で飲むのと比べて甘みがかなりお押さえられてて酸味が前面に出てきているのですが、これが辛いカレーに絶妙にマッチしていました。 これ絶対お勧めです。

 管理人の管理人が注文した野菜カレーは、味見させてもらったときちょっと独特のクセを感じました。 私は気になったのですが、管理人の管理人は全然気にならなかったそうです。 辛さは同じ小辣なので、マトンカレーと同じくらいでした。

 普通のナンはちょっと味見させてもらいましたが、とっても美味しい。 ガーリックナンじゃなくて普通のにすればよかった・・・。

 さてそんな風に食事していたのですが、私はお腹がいっぱいでなかなか入っていかない。 朝食控えめに食べたはずなのに、入らないんです。 こんなことは人生で初めて。 自分で自分にびっくりしてしまいました。 自分がこんなに食べられなくなってるなんて。

 私たちは 13:58 ごろ店を出ました。 信じられないことに、私はガーリックナンを 1/4 残しています。 食事に関しては、明日からちょっと考え直さないといけないぞ。 以前の自分ではないんだな。 などと考えつつエレベータで地階(1F)に降りたんですが、3F でエレベータに乗るとき面白いものを発見しました。

 3F で乗れるのは奇数階専用のエレベータだけであって、偶数階専用のエレベータには絶対に乗れません。 偶数階エレベータのある所は壁になっていて、扉すらないんですから。 ところが偶数階専用エレベータの場所には、なぜか階数表示があるんです。 "8" って表示されてるカラフルなパネルの部分です。 "8" は「偶数階専用エレベータは現在 8F にいるよ」という情報の表示なのですが、それを知ることに何の意味があるんでしょう。 とても不思議に感じたひとコマでした。

 さてエレベータで 1F に降りた私たちでしたが、ちょっと感動。 香港に来始めた頃は入るだけでドキドキしてて、エレベータで上の階に行くなんて考えもしなかったのに、その上の階に上がって食事してきたんですから。 よくここまでできるようになったもんです。 また一歩香港の階段を上れたような気がして何だか嬉しい。


重慶大厦 3/F にある
新徳里餐廳(Dehli Club)


特濃鮮茄鑊仔?羊肉(小辣)


蒜茸烤餅


芒果乳酪


新徳里特式雑菜(小辣)


新徳里特式烤餅


陴酒 細枝装


1881ヘリテージへ
 重慶大厦を出た私たちは、管理人の管理人の希望で "1881ヘリテージ" (1881Heritage)に行くことにしました。 というのは1881ヘリテージでは毎年クリスマスシーズンになると、テーマを決めたクリスマスデコレーションが施されるんです。 管理人の管理人は、「今年はどんなデコレーションなのか観たい」との希望でした。 もちろん管理人も興味があるので、1881ヘリテージに行くことにしたんです。

 1881ヘリテージは MTR 尖沙咀駅から西に進むと、九龍公園徑(Kowloon Park Dr.)にぶつかったあたりの南側にあります。 もと海上警察本部だった建物を利用して、ホテル・ブランドショップ・レストランなどをテナントにした尖沙咀のスポットです。 2009 年に開業しました。

 私たちは九龍公園徑に向かうために彌敦道を渡りましたが、「おや? こんなところに崇光(そごう)があるぞ」 シェラトンの並びに崇光ができてるんです。 前は無かったよなあ。 香港って、どんどん変わりますね。

 重慶大厦から 1881ヘリテージはすぐで、5 分ほどで着きました。 総合商業施設のような場所なので、クリスマスに向けてのデコレーションがすごいはず。 と思いつつ行ったのですが、その通りでした。 九龍公園徑に面した正面入り口には大きな白馬のオブジェがあり、そのほかたくさんのクリスマスツリーミニチュアの観覧車・いろいろな白馬など豪華に飾られています。 これはなかなかですね。 撮影によさそうなポイントには人が溢れていました。

 私たちはゆっくり散策していましたが、管理人の腹具合がちょっとおかしい。 変なものを食べた覚えはないので、たぶん食べ過ぎ状態なのでしょう。 そこでこのあと "香港太空館" へ行く予定でしたが、キャンセルしていったんホテルに帰ることにしました。 これまで腹には自信があり「何があっても大丈夫」だと思っていましたが、ヤワになったものです。 たかが食べ過ぎで調子悪くなるなんて・・・。

 14:20 私たちはホテルに戻りました。 そして一休み。

 その一休み中にこれから行く予定の香港太空館について情報を仕入れておこうと思ってネットで調べていたのですが、定休日のところに火曜日と書いてあります。 ん? 火曜日? 今日って火曜日じゃん。 あらら、あのまま行ってたらがっかりするところでした。 腹具合が悪くなったのは "怪我の功名" ってことですね(笑)。

 香港太空館がダメになったので、予定が無くなってしまいました。 「どうしよう?」と相談の結果、西營盤(Sai Ying Pun)に乾物を買いに行くことにします。 今はもう 15:00 過ぎ、夜 19:00 には南北樓の予約を入れてあるので、そんなに遠くへは行けません。 とても中途半端な時間なので、近場の買い物くらいがちょうどいいでしょう。


クリスマスムードいっぱいの
1881Heritage


中から正面入り口を見ると
こんな感じ


西營盤で買い物
 私たちは 15:35 ごろ部屋を出ました。 西營盤に向かうのですが、その前にちょっと寄り道。 どうしても今欲しいものがあったんです。 向かった先はホテル地下のスーパー。 そして買ったのは爪楊枝。 実は昼に食べたカレーのマトンがずっと挟まってて気持ち悪いのなんの。 どうしても爪楊枝が欲しかった。

 ちなみに香港の爪楊枝は、両端が尖ってます。 あれって便利なのかそうでもないのかよく分かりません。 でもあの爪楊枝見ると、ああ香港だと実感できるのは確かです。

 なお管理人の管理人は、フリスクのようなミント味の消臭キャンディを買っていました。 フリスクよりも溶けるのが早い感じですが、美味しいミント味です。 このキャンディは旅行中かなり活躍しました。

 買い物を終え、私たちは地下道の動く歩道で尖沙咀駅に向かいました。 その動く歩道で爪楊枝を出してシーハー。 やっとマトンが取れた!! ああ、スッキリした!!

 尖沙咀駅からはツェン灣綫で中環に向かいます。 中間からは西營盤に向かうには、以前は中環から西行きのトラムでゴトゴト行くか、港島綫に乗り換えて終点の上環まで行ってそこからトラムに乗るかしかありませんでした。 しかし最近港島綫が西側に延長され、堅尼地城(Kennedy Town)まで行くようになったんです。 その延長された路線に西營盤という駅があるので、今回は港島綫で行ってみることにしました。

 15:59 尖沙咀を出て、16:02 金鐘(Admiralty)に到着。 ひとつ下の階のホームに降りて 16:05 堅尼地城行きの電車に乗りました。 西營盤に着いたのは、16:11 ごろです。 乗り換えも含めて尖沙咀から西營盤まで約 12 分。 なかなか早いじゃないですか。

 西營盤の駅は初めてなので、どちら方面に出ればいいのかチェックしました。 主だった地区や建物などは、それぞれどの出口から出れば良いか案内があります。 そんな案内の中に "港島太平洋酒店(Island Pacific Hotel)" の文字を発見。 このホテルは泊まったことがあって、場所を知っています。 西營盤地区の中心近くにあるホテルなんです。 私たちは港島太平洋酒店の方向、B3 出口を目指すことにしました。

 さて B3 に向かって歩き始めたのはいいのですが、地下道がやたら長い。 動く歩道があるのでそれほど歩かないで済むのはいいのですが、それにしても長い。 結局西營盤駅で電車を降りてから西營盤地区の徳輔道西(Des Voeux Rd. west)沿いにある乾物街に着くまで、12 分もかかってしまいました。 こりゃあまり便利じゃないな。 MTR の西營盤駅はかなり山側に入ったところにあるようです。 これなら、金鐘か中環で MTR を降り、トラムに乗ったほうがいいかも。 トラムはゆっくりなので多少時間はかかりますが、乾物街の中心を通るのでほとんど歩かなくて済みます。 急いでないのなら MTR よりトラムがお勧めですね。

 それでは買い物を始めましょう。 今回は、腸詰と貝柱を買いに来ました。 腸詰はテレビの旅番組で紹介されていた腸詰専門店が良さそうなのですが、場所はよく知りません。 でも管理人の管理人が「見れば分かる」というので、とりあえず歩き始めることにしました。 ま、歩いてればそのうちあるでしょ。

 徳穂道西を東に向かって歩くこと数分・・あった!!。 "萬利隆臘味家" というお店です。 テレビで見たとおり、店の中は腸詰だらけ。 いいですねえ、美味しそうですねえ。 ここの腸詰はすべて自家製で、店の屋上なんかで作っているんだそうです。

 さてどれを買おうか。 多すぎてどれを買ったらいいのか分かりません。 品物の前で 2 人あーだこーだ話していると、スタッフが話しかけてきました。 なるほどなるほど、黒っぽいのは豚の血が入ってて、赤っぽいのは血が入ってないのね。 で、お勧めはこの赤っぽいやつなのね。 ほとんど広東語ごく一部英語だったのですが、一生懸命聞けばなんとなく解かってくるものです。

 私たちはお勧めの腸詰と、安くて小さめの腸詰を買いました。 どうやって食べたらいいのかよく分からない部分もありますが、まあ何とかなるでしょ。

 なお萬利隆臘味家は腸詰専門店と書きましたが、他のものも売っています。 魚の干物や油鴨などです。 いつかそういうものも買って料理できるようになりたいものです。

 萬利隆臘味家を後にした私たちは、徳輔道西をさらに東に向かいました。 今度は貝柱を買うのですが、お店は決まっています。 "徳成海味" というお店です。 西營盤の乾物街はかなり広いですが、徳成海味は乾物街の東の端のあたりにあります。

 以前テレビで料理研究家の "山本麗子" さんという方が紹介されていたお店で、一度行ってみたらすっかり気に入ってしまい香港に行くたびにそこで買うようになりました。 品物が良くて、スタッフもすごく優しくていいお店です。 

 徳成海味では、貝柱の他に牡蠣の干物干し柿を買いました。 牡蠣の干物はお土産で、干し柿は自分で食べてみたかったものです。 この干し柿、日本の干し柿とは別物ですね。 日本の干し柿はそのまま食べられる固さですが、香港の干し柿はカッチカチなんです。 そのままでは食べられるものではありません。

 実は食べ方を知らないまま勢いで買ってしまったんです。 日本に帰ってからネットで調べたら、熱湯に適量の砂糖を入れ、その中に入れて 6 時間ていど放置すればいいそうです。 これを書いている現在まだやってみてないので報告できませんが、いずれ報告できると思います・・たぶん。


案内板で港島太平洋酒店を発見


地下道めっちゃ長い


萬利隆臘味家
腸詰専門店です


腸詰がいっぱい!!
左奥の壁には油鴨


徳成海味
行きつけのお店です


いったんホテルへ戻る
 買い物を終えたのは 16:35 ごろ。 まだ南北樓の予約まではだいぶあるので、いったんホテルへ戻ることにしました。 どこかその辺をうろついてもいいのですが、買ったものがかなり重い。 これを持ったままうろうろするのもつらいので、とりあえずホテルに帰ることにしましょう。

 帰りはトラムを使うことにしました。 何しろ MTR の西營盤の駅は遠いですから、トラムで最寄りの MTR 駅まで行くのが得策。 トラム駅は目の前にあります。 西營盤地区の東のはずれ近くにある "皇后街"(Queen St.(17E))という駅です。 香港に行き始めた 19 年前には、トラムの駅に名前なんてありません。 トラムに乗ったら周りの景色をチェックし、目標の建物や歩道橋などがあったら降りてました。 変われば変わるもんです。

 16:42 ごろトラム駅に着いて、なんとなく辺りを見回していると・・・ん? 何だ、あれ? 商店の看板に紙が貼ってあって、手書きで「結業」とあります。 これって「閉店」って意味なんでしょうね。 広東語はほとんど分からなくても、漢字文化の人間だから何となく意味が分かるのは面白い。

 それからもうひとつ気が付いたことがありました。 目の前に "蓮香居" があったんです。 このお店、私たちが大好きな蓮香樓の姉妹店じゃないですか!! ここだったんだ!! 存在は知っていましたが見るのは初めて。 何だか少し興奮してしまいました。 いずれ食べに行きたいと思います。 蓮香樓の親族が経営しているという話なので、間違いなく美味しいと思います。

 トラムは 16:46 ごろやってきました。 北角(North Point)行きで、かなり混んでます。 なんかやだな。 おや、ふと見ると次のトラムが来てるじゃないですか。 あっちにしましょう。 ということで乗ったのは跑馬地(Happy Valley)行きでした。

 さてこのトラムでどこまで行くかですが、夕方になって道が混んできたので、いちばん近い MTR の上環までにしましょう。 中環まで行けば乗り換え 1 回で済むのですが、中環までは時間がかかりそうなので上環で MTR に乗り換えることにします。

 上環に着いたのは 16:54、駅で八達通にチャージしてからホームに降ります。 17:10 ごろ港島綫に乗り、1 駅先の中環まで行きます。 そして中環が始発のツェン灣綫に乗り換えます。 尖沙咀に着いたのは 17:19 でした。

 駅を出てからちょっと寄り道しました。 重慶大厦で両替です。 香港に行ったときは、だいたい 2 回に分けて両替します。 全部いっぺんに両替して、翌日レートがもっと良くなってたら悔しいじゃないですか。 だから 2 回に分けるんです。 レートがよくなると言ってもたいした違いがあるわけではありませんが、要は気持ちです、気持ち。

 あとはホテルに帰って晩飯まで待機です。 南北樓、楽しみ~♪


トラムの駅
皇后街


蓮香居
蓮香樓の姉妹店です


晩飯は南北樓で
 しばらくホテルで休憩し、18:10 ごろホテルを出て南北樓に向かいました。 南北樓は銅鑼灣にあるのでたぶん 30 分もあれば着くと思うのですが、予約に遅れるのはいやなので少し余裕をみて出かけます。 18:18 尖沙咀駅に着くとすぐ電車が来ました。 18:22 金鐘に着き、ここで港島綫に乗り換え。 18:28 に柴灣行きに乗って、18:32 銅鑼灣に着きました。 夕方の帰宅ラッシュの時間帯ですが、思ったより混んでなくて良かった。

 銅鑼灣からは歩いて数分の距離です。 南北樓に最寄りの F1 出口から出て、渣甸坊(Jardine's Crescent)を南に下り、啓超道(Kai Chiu Rd.)に入ってちょっとだけ歩きます。 そしてすぐ左に曲がって恩平道(Yun Ping Rd.)に入り、2 つめの角を右に曲がって蘭芳道(Lan Fong Rd.)を進めば、すぐに南北樓の看板が右側に見えてきます。

 途中の恩平道では、クリスマスデコレーションがすっごく綺麗でした。 この時期の香港は、クリスマス一色ですね。 日本より盛り上がってるかもしれません。

 さてご存知の方も多いでしょうが、南北樓は管理人が敬愛する世界的功夫大スター "李小龍"(Bruce Lee)大先生の主演映画 "死亡遊戯" の中で敵のボスのアジトとして使われた The Red Pepper Restaurant です。 李小龍ファンの聖地と言われてます。 管理人は李小龍大先生にすっかりハマってしまい、映画館で燃えよドラゴンを 17 回、ドラゴンへの道を 13 回観てしまいました。 テレビで放映されればまた観るし、録画して観るし、全部で何回観たか自分でも分かりません(笑)

 話がそれたので戻しましょう。 南北樓に着いたのは 18:45 ごろでした。 ちょっと早いのですがスタッフに聞いたら「もう入っていいよ」とのことだったので、早速入店。  2 年ぶりの南北樓です。

 この店で食べるものは、だいたい決まっています。 外せないのはエビチリと豚肉のニンニク醤油掛けです。 この2つのメニュー、すっごく美味しい。 しかし管理人のお腹がまだあまりすいてません。 ヤバいな、せっかく南北樓に来たのにあまり食べられそうもないぞ。

 とりあえずエビチリと豚肉のニンニク醤油掛けの 2 品にして、あとはお腹と相談して追加することにしよう。 ということで 2 品を注文。 待っている間に、突き出しが出てきます。 いつも通りですね。 この日の突き出しは、ピーナッツ・キュウリの酢漬け・キムチでした。 キムチはかなり辛めです。 四川料理のお店なので、キムチも辛めなのでしょうか。 舌に残る辛さですね。

 突き出しを楽しんでいると、ほどなく料理がやってきました。 最初は豚肉のニンニク醤油掛けです。 この料理、弾丸トラベルというテレビ番組の中でしょこたんが紹介していました。 それがあまりにも美味しそうだったので自分たちも食べてみたんですが、その時の感動は忘れません。 ほんとに美味しい。 バッチリ効いたニンニクと甘めの醤油のコラボが最高!! 最後に残るピリッとした辛さもいいですね。

 次に来たのはエビチリ。 このメニューもしょこたんが紹介していたのですが、日本人にとって四川料理の代表格と言っていいでしょう。 運ばれてくるときは、熱々に熱せられた鉄皿とエビチリが別々なんです。 客は大きなナプキンを目の前に掲げさせられ、鉄皿にエビチリを投入。 するとジュワーという最高の音とともに、ボワーッと大量に水蒸気が立ち上ります。 そして鉄皿に入れられたエビチリは、ちょっとの間グツグツしてます。

 実は管理人は猫舌なので熱々は苦手なのですが、この料理はやっぱり熱々でないといけません。 だから熱いのを我慢して一生懸命食べます。 ハフハフ、アヂ~、けど美味しい~。

 さて以上 2 品食べたのですが、管理人の腹がまさかの満タン状態に。 これ以上食べられそうもありません。 管理人の管理人はまだ食べられると言っていますが、管理人は無理。 すっごく残念ですが、ここで会計をしてもらうことにしました。 くやしいです。 せっかく大好きなお店に来たのだから、もっと食べたいです。 それなのに食べられないなんて。

 私たちは、19:37 ごろ南北樓を後にしました。 しかし明日から食べ方を考えないといけないぞ。 以前は周囲からあきれられるほど食べていた管理人ですが、食が細くなってしまっているようです。 盛岡の東屋でわんこそばを 150 杯食べた管理人はもういない・・寂


李小龍ファンの聖地
南北樓


突き出しは3種


豚肉のニンニク醤油掛け


エビチリ


ホテルへ帰る
 南北樓を後にした私たちは、トラム道に向かいましたがちょっと寄り道。 トラム道に出るちょっと手前にある、渣甸坊に行きました。 この渣甸坊には衣料品・バッグ・装飾品などのお店がたくさんあって、けっこう安いんです。 そこでベッドカバーを探すことにしました。

 以前来たときはもっと人が大勢いて歩くのがたいへんだったのに、今日は割と楽に歩けます。 寂れちゃったんですかね。 そんなちょっと寂しい思いを抱きつつ、ベッドカバーを探します。 でもこれは!と言うベッドカバーは見つかりませんでした。 渣甸坊を東の端まで歩き、左に曲がって、もう一度左に曲がって渣甸街(Jardine's Bazaar)に入りました。 渣甸街は渣甸坊と並行している道で、Uターンして帰る感じですね。 そしてトラム道に出て 20:05 ごろ上環行きのトラムに乗りました。

 20:14 ごろ灣仔でトラムを降り、MTR 港島綫に乗り換えです。 20:18 ごろ堅尼地城行きの MTR に乗り、20:21 に金鐘に到着。 今度はツェン灣綫に乗り換えです。 そして20:27 に尖沙咀に着き、ホテル地下のスーパーでビールなどの飲み物を買い、20:43 部屋に戻りました。 以上で本日の行程は終了です。

 個人的に多少ショックなことはありましたが、十分満足のいく2日目でした。 さあ明日はどうしよう。


渣甸坊



管理人の管理人の

独り言


 今年からバージョンアップした女優ミラーは女性には嬉しい限りです。

 これよ、これが必要だった。

 ただ身長の低い私には首がちょっと辛い。