1日目 (2017/11/27 mon)
     

 2 年ぶりの香港です。 だから 11/27 が近づいてくると心はうっきうき・・・のはずなのですが、あれ? おかしいぞ。 あまり高揚感がない・・・。 管理人の管理人に聞くと、管理人ほどではないですがやはり以前ほどの高揚感はないとのこと。 なんだか香港に親しみすぎて、"旅行" ではなく "生活の延長" になってしまっているようです。 嬉しいような悲しいような。

 初日の予定は、「事前にチェックしていたいくつかのお店の中から選んで食べに行く」 です。 観光の予定はありません。 食べに行くお店に関しては、2か所だけ外せないところがあります。 天香樓と南北樓です。 今日そのどちらかに行ければいいのですが・・・

     
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羽田空港へ


 行きの便は

   NH859 羽田 08:55(日本時間)  香港 12:55(現地時間)

です。 早起きしなければなりませんが、早起きしたぶん香港に早く着きますv(^-^)

 5:50 ごろ家の窓から外を覗いてみると、6:00 に予約していたタクシーがすでに来ています。 来てて当然なのですが、車を見るとなんかホッとしますね。 出かける準備は完璧に予定通り進行し、6:00 ジャスト車に乗り込みました。 いざ出発。

 狩場線から湾岸線と進んでいきますが、早朝にも関わらず交通量が多いですね。 まあ十分に余裕をみて動いているのでまず心配ありませんが、ちょっと混んでいるだけで小さな不安を感じてしまうのは小心者だから?

 そんな心配はまったく無用だったようで、6:32 羽田に到着です。 以前はここで一服だったのですが、2人ともきっぱりたばこをやめたのですぐエレベータに向かいます。 おや? エレベータが混んでる。 こんなの初めてです。 ここが混んでるということは、飛行機も満席なのかしら。

 2回待ってやっと乗ることができ、上の階へ。 そしてすぐにフライトをチェック。 これは欠かせません。 時間通りに飛ぶかどうかはかならずチェックします。


欠かせないフライトのチェック


ANA のラウンジで出発待ち


 フライトが定刻通りなのが確認できたので、まっすぐチェックインカウンタに向かいました。 昨日ウェブチェックインを済ませているので、チェックインの手続きはすぐ済みます。 6:50 チェックイン完了。 便利になったものです。

 その後ちょっとした買い物を済ませ、イミグレーションに向かいます。 やらなきゃならないものは、とっとと済ませてしまいましょう。 6:55 手荷物検査の列に並びます。 そこそこ混んでるな。

 列に並んでいると、金属探知ボックスの説明看板がありました。 あら? ただのゲートじゃなくなったんですね。 電話ボックスのような箱型になっていて、足を置く場所まで指示があります。 チェックの間、両手を挙げていなくてはならないようです。 だいぶ変わったんだな。

 手荷物検査と、そのあと出国審査も終えたのは 7:10 ごろです。 なんだかんだ 15 分くらいかかったのですね。 さてこれで必要なことはやり終えました。 ANA のラウンジに向かいましょう。

 ラウンジはすぐに分かりました。 7:15 ごろにはラウンジに入れたので、搭乗開始の 8:30 まであと 1 時間 15 分ほどあります。 かなりゆっくりできますね。 ホッと一息。

 ラウンジに入ってすぐの通路には、スターウォーズ関連のフィギュアが飾ってありました。 ルーク・スカイウォーカー帝国軍起動歩兵、それにハン・ソロとチューバッカもいます。 ANA はスターウォーズとコラボしてるのかな?

 ラウンジはかなり混んでいて、やっと席を見つけました。 ほぼ満席状態です。 やはり朝便は人気があるのですね。

 朝食は軽めです。 以前はてんこ盛り盛り食べてましたが、大人になったので控えめになったんです。 私たちは搭乗開始時刻の 8:30 までめいっぱいくつろぎ、ラウンジを後にしました。


管理人の管理人の軽食


管理人の軽食は


いざ香港へ
 搭乗ゲートは 109 です。 ラウンジが 109 ゲートにわりと近かったので、8:36 にはゲートに着き、8:40 には着席していました。 今回の旅行は、わりとうまく動けてるな。 幸先よし。

 さて乗り込んだ機体は 787-8 なのですが、当初の予定は 787-9 だったんです。 搭乗日の数日前に 787-9 から 787-8 に変更する旨のお知らせが来たのですが、そのとき 「あ~あ」 と思いました。 シートマップを見ると、どう見ても 787-9 の方が良さげに見えたんです。 乗ってみたら案の定でした。 「むむむ」 損した気分。

 着席を終えると、ほどなく入国カードが配られました。 これ何度も書いてるのでほぼ覚えたのですが、いつも1つか2つの項目で迷ってしまいます。 今回もパスポートの発給地で迷い、アテンダントに尋ねてしまいました。 いいかげん覚えなくちゃね。 ちなみに入国カードに記入するときボールペンをいただいたのですが、滑らかな書き味が気に入り、管理人の管理人のためにもう1本もらっちゃいました。

 8:52 機体は動き始めました。 そしてちょっと時間がかかって、9:15 滑走路に着きフルスロットル。 9:19 には雲を突き抜け、雲海の上に出ます。 雲海っていつ見ても綺麗ですね~。

 9:21 アナウンスがあり、現地到着予定時刻は 12:55(現地時間) とのこと。 予定通り。 気流も安定しているようですし、快適なフライトになると思われます。

 9:46 には高度 40,000ft に到達。 ここで機長の挨拶です。 アナウンスが終わるのを待って映画を観始めました。 "インディペンデンス・デイ・リサージェンス" です。 あの大ヒットしたインディペンデンス・デイの続編ですね。 この映画知りませんでした。 観始めるとなかなかいいじゃないですか。 当たりかも。

 映画に没頭していると 10:30 ごろ食事のサービスが始まりました。 和食洋食があり、管理人の管理人は和食、管理人は洋食を選択。 私が食べた洋食、かなり美味しかった。 特にメインディッシュの "但馬すこやかどりの軽い燻製ソテー" が旨かったなあ。 和食を選んだ管理人の管理人に聞いてみると、和食も美味しかったそうです。

 12:02 映画を観終えました。 最後まで楽しく観ることができる、よくできた映画でした。 さっそく次の映画を観始めます。 今度は "ダーク・タワー" という映画です。 ・・・なんだか地味だな。 と思っているうちにうとうとしてしまったようです。

 13:00 ごろ目覚めると、現地到着予定時刻のアナウンスが流れていました。 12:45(現地時間)だそうです。 10 分ほど早まったようですね。 早まるのはいいことです。


        
これより現地時間表記


 12:48 無事着陸。 12:53 完全に停止しました。 やった~、香港だ~。 生活の延長になってしまったと書きましたが、やはり到着してみると高揚しますね。 何度来ても嬉しい!!


管理人は洋食


但馬すこやかどりの軽い燻製ソテー


管理人の管理人は和食


管理人の管理人のメイン
魚(鱈)です


袋の中はご飯

エアポートエクスプレスと

シャトルバスでホテルへ

 N26 ターミナルに到着した機を降り、預け荷物の受け取りに向かいます。 バゲージクレームは 3 だそうです。

 13:02 入国審査の列に並び、13:16 突破。 けっこう並びましたね。 13:20 バゲージクレーム 3 の前に到着、荷物は 5 分ほどで出てきました。

 荷物を受け取った私たちはまっすぐにエアポートエクスプレスのホームに向かったのですが、ここでちょっとプチ便利情報にお付き合いください。

 香港に行き始めた頃は "空港←→ホテル" の有料シャトルバスを利用していた時期もありましたが、最近はエアポートエクスプレスしか使わなくなりました。 何しろ便利なんです。 九龍地区なら九龍駅、香港島なら香港駅で降りれば、駅から主だったホテルに無料シャトルバスが出ています。 このパターンがもっとも早くて便利だと思います。

 このパターンを利用するには、オクトパスカード(八達通)が必需品です。 オクトパスカードは空港や MTR の各駅でゲットできます。 香港リピーターはもちろん、一度しか行かない人にもお勧めですよ。

   ★ オクトパスカードの入手方法など ★

 さてスーツケースを転がしながらエアポートエクスプレスのホームに向かったのですが、すでに電車が停まっていてすぐにでも発車しそうな感じです。 と言っているそばから発車してしまいました。 でもあまり気にしません。 すぐ次の電車が来ますから。

 私たちが乗った電車は、13:46 ごろ発車しました。 13:59 青衣に停車、そして 14:08 九龍站に到着。

 電車を降りた私たちは、またスーツケースを転がしながらシャトルバスの乗り場に向かいます。 K3 乗り場から出るバスがハイアットに行くやつです。

 14:09 ごろ乗り場に行くと、すでにバスはいますがドライバーがいません。 「なんだよぉ、スーツケース重いのに自分で乗せなきゃなんないじゃんよぉ」 仕方ないのでスーツケースを引きずり上げ、荷台に載せてドライバーを待ちます。 するとほどなくドライバーがやってきました。 ひょっとして物陰から見てて、荷物を積み終えるのを待って出てきた? と疑いたくなるようなタイミングでした。 ま、なんでもいいけど。


香港国際空港
小さめですがツリー飾りが


エアポートエクスプレスの乗り場


九龍駅
無料シャトルバス乗り場


ハイアットリージェンシーにチェックイン
 14:12 ごろシャトルバスは発車しました。 相変わらず、荒めの運転ですね。 香港では全体的に運転が荒めで、このバスも例外ではなかったということです。

 バスが最初に寄るのはホリデイ・イン。 狭い車寄せに器用に着けます。 うまいもんです。 何人かが降り、何人かが乗りました。 日本人の乗り降りはなかったようです。

 ホリデイ・インを出ると、ハイアットまではあっという間です。 ほとんど道挟んだ向かいって感じですから。 バスはハイアットの地下に潜り込み、14:29 ごろ B3 の車寄せに着きました。

 私たちは重いスーツケースをよっこらしょとバスから降ろし、辺りを見回しました。 バスを降りたところには誰もいません。 10m ほど先のタクシー乗り場にはスタッフがいましたが・・・

 以前はバスを降りるとスタッフが迎えてくれて、すぐにスーツケースを預かってくれたのですがそんな気配は全くありません。 どうしたんだ?

 仕方ないのでタクシー乗り場のスタッフのところまで行き、チェックインしたい旨を告げました。 すると返ってきたのは 「では、そこのエレベータでロビーまで行ってください」 え? 何? 自力で行けってこと? 荷物も預かってくれないの? 何だかがっかり。 ハイアットって、もっと親切なホテルじゃなかったっけ?

 重ねてスタッフに告げます。 私たちが予約してるのは、クラブラウンジなんですけど。 するとスタッフはポケットからカードを出し、私に手渡します。 ハイアットではセキュリティのために、ロビーフロアから上に向かうエレベータではルームキーが必要です。 エレベータ内ののチェック窓にルームキーをかざさないと階のボタンが押せません。 どうやら手渡されたカードはそのための専用カードのようです。 そして 「そのカードを使って 23F に行ってください」だって。

 ま、ブチブチ言ってもしょうがないです。 私たちはスーツケースを転がしながら "自力で" ロビーフロアまで上がり、さらにカードを使って "自力で" 23F まで行きました。 こんなん初めて。

 23F に着いた私たちはコンシェルジュデスクに向かいました。 あ!!、何度も逢ったことのある女性スタッフがいる!! デスクに近付いていくと向こうも私たちに気付いたようで、笑顔で迎えてくれました。 ホテルの地下に着いてから少々ムッとしてましたが、彼女の笑顔を見たらスッと心が楽になりました。 つまんないことウジウジ考えるのはやめよっと。

 私たちはチェックインを済ませて部屋に向かいました。 これまでは 2222 号室が定番だったのですが、今回は 2309 号室です。 以前は2人ともスモーカーだったのですが、今は2人とも喫いません。 それで1つ上の階になったのでしょうか。 ホテルの場合、基本的に上の階ほどいい部屋というのが普通ですから。

 荷解きを終えた私たちは、天香楼の予約をお願いするためにコンシェルジュデスクに行きました。 とても混んでいる店なので今日いきなりでは予約できないと思い、明日の予約をお願いしました。 ところが残念、明日は満席です。 さすが人気店!! 明後日を聞いてみると、明後日(水曜日)ならオーケーだそうです。 天香楼は上海蟹の麺が有名なお店です。 めちゃくちゃ楽しみ~♪

 さてそれではさっそく出かけることにしましょう。 もう 16:00 近くで中途半端な時間ですが、とりあえず何か食べたい。 それに両替もしなければなりません。 私たちは 15:58 フラッと出かけました。


ホテル地下の車寄せ
誰もいない


2309 号室からの眺め
山の上にはピークが見えます


ピークを望遠で


香港最初の食事、そして両替
 最初に向かったのはホテル近くの食堂です。 ホテル付近は九龍地区の中心地なので食堂はたくさんありますが、その中から以前入ったことのある「佳記雲呑麺」に行ってみることにしました。 たしかホテル北側にある加拿分道(Carnarvon Rd.)を道なりに北に向かい、交差する金馬倫道(Cameron Rd.)か厚福街(Hau Fuk St.)を右に曲がったあたりだったはず。

 もう夕方ということもあり、人も車もいっぱいです。 人ごみで歩きにくい歩道を人をかきわけながら進みます。 金馬倫道に着いたので右方向を探しますが、佳記雲呑麺はありません。 あれ? 違ったかな? さらに進んで厚福街を覗きますがやっぱり無い。 おかしいな、記憶違いかな。

 私たちはさらに進んで、加連威老道(Granville Rd.)も覗きました。 ところが佳記雲呑麺はありません。 とても目立つ黄色看板だったので、見逃すはずはない。 ということは無くなっちゃったか移転したと思われます。 香港ではよくあることで、去年はあった店が今年は無くなってるなんてざら。 これ以上探してもしょうがないので、厚福街まで戻って供利粥店茶餐廳に入ることにしました。

 注文したのは、

     管理人の管理人 : 鮮蝦雲呑麵
     管理人     : 汕頭牛丸麵

です。 どちらも香港では定番のメニューなので、香港最初の食事としてふさわしい感じ。

 鮮蝦雲呑麵は日本人向けに考案されたメニューといううわさもあり、日本人の舌にとても合う麵です。 プリプリの小エビが入った雲呑は、すっごく美味しいです。 店によって雲呑の蝦に特徴があり、丸ごとタイプ、荒く刻んだタイプ、すり身にしたタイプ、またはその複数を混ぜているタイプなどいろいろです。 ここのお店は丸ごとタイプでした。 私も味見させてもらいましたが、やっぱりいつ食べても美味しい!! 何度も食べていますが、食べ飽きることがありません。

 汕頭牛丸麵も定番のメニューで、牛肉をすり潰してボール型に成型した牛肉団子が入った麵です。 とてもポピュラーな麵なので、麵屋ならたいていメニューに入っています。 牛肉団子はかなり固めでしっかりした歯ごたえ。 プリプリを超えたずごい弾力です。

 スープを飲み比べてみると、微妙に違っていました。 具体的にどう違うか説明を求められると困ってしまうのですが、確かに味が違います。 汕頭牛丸麵のほうがあっさりした感じでした。 なおテーブルにはいろいろな調味料がセットされているので、好みで使ってみると良いでしょう。 醤油、胡椒、酢などがあります。 管理人がよく使うのは、醤油と胡椒です。

 香港最初の食事を終えた私たちは 16:30 ごろ店を出て、加拿分道を下って彌敦道(Nathan Rd.)に向かいました。 重慶大厦に行くためです。 16:40 には重慶大厦に着き、さっそく入り口付近の両替店から順に奥に向かって両替レートを調べ始めました。 一般的に奥に行けば行くほどレートが良くなる傾向があるので真っすぐ奥の店に行ってもいいのですが、一応全部の両替所をチェックしながら奥へ進んでいきます。

 その結果、もうすぐ建物の一番奥といった辺りの右側に3軒並んでいる両替所のひとつで両替することに決定。 だいたいいつもここになっちゃいますね。 本日のレートは 0.6930(buy) でした。 まあまあです。

 両替を終えた私たちは、重慶大厦内にある新徳里咖哩(The Delhi Club)というカレー屋さんの場所を調べてみることにしました。 今回の香港滞在中に行ってみる予定なので、重慶大厦に来たついでに現地調査です。 香港に来る前に調べた情報では、重慶大厦の 3F にあるそうです。 注意しなければならないのはエレベータで、デリクラブに行けるのはたくさんあるエレベータのうちひとつだけなんだって。 そこでエレベータわきの壁にあるお店やホテルの表示を見ながら、隅々まで歩いてみたのですが見つかりません。 重慶大厦の奥のほうにあるエレベータらしいのですが・・・。

 そうこうしているうちにゲストハウスの客引き(たぶん)のにいちゃんが寄ってきたので、尋ねてみることにしました。

     「デリクラブがどこにあるか知りたいんだけど」

すると

     「ここは入り口から A・B・C ブロックに分かれてて、それぞれ独立してる区域になってる」
     「デリクラブは一番奥の C ブロックにあるよ」

とのことです。 事前に調べた「重慶大厦の奥のほう」という情報通りですね。

 結局この時デリクラブは見つかりませんでしたが、重慶大厦は3つのブロックに分かれているという貴重な情報を得ることができました。 この情報は初めてなので助かりました。 浅黒いにいちゃん、ありがとう。


供利粥店茶餐廳


鮮蝦雲呑麵


汕頭牛丸麵


テーブルにある調味料


海防道にあるフットマッサージへ
 重慶大厦を出た私たちが向かったのは、足藝舎というマッサージ店です。 マッサージ店は事前にいくつかチェックしていました。 尖沙咀界隈は中心地ということもあり、たくさんのマッサージ店があります。 そんな中から選んだ足藝舎は、彌敦道の西側、九龍公園のすぐ南の道、海防道(Hai Phong Rd.)沿いにあります。 そこで彌敦道を渡ろうと信号待ちをしていたのですが・・・「あれは何だ?」

 道の真ん中にある待機場所に、ウェディング姿の男女がたくさん並んでいました。 最初は映画かテレビの撮影かと思いましたが・・・おや? 集団の中央にいるウェディングドレス姿の女性とタキシード姿の男性がキスしてるぞ。 どうやら本物の結婚式の記念写真を撮ってようです。 こんなところで撮影なんて、面白いことしますねえ。 お幸せに~♪♪

 私たちは海防道に入り、道の左側(南側)をチェックしながら西へ進みました。 この通り沿いの中達大廈(Zhongda Bd.)という建物に足藝舎があるはずですがなかなか見つかりません。 通り過ぎちゃったかな・・。 少し不安になってきたころ、「あ、あれじゃないかな?」 ビルに入ってすぐのところに足藝舎の案内板がありました。 「ここだ、ここだ」

 私たちは迷わずエレベータに行き、8F のボタンを押します。 香港に行き始めた頃は、雑居ビルに入るなんて考えられませんでした。 怪しげな雰囲気に気圧され、とうていできなかった。 でも今は自然に入っていくことができます。 しかし慢心してはいけませんね。 何かあったらたいへん。 いつでも周りに注意していなければ(自戒)。

 そんなことを考えながら 8F に着くと、足藝舎は目の前にありました。 さっそく入ります。 料金は事前にチェックしていました。 足+背中 50 分コースで HK$199 です。 このコースでお願いすると、より時間が長くて料金の高いコースを勧められました。 お決まりですね(笑) お勧めはやんわり断り、予定していた 50 分コースでお願いしました。


 交渉を終えるとすぐ、若い男の子のスタッフが薬草入りのフットバスを持ってきます。 ちょうど良い温度で、とっても気持ちいい。 そのまましばらく待っていると、やがてマッサージが始まりました。

 最初だけは余裕でしたが、すぐに痛くなってきます。 思わず「痛っ」 すると「心臓ね」 フットマッサージでは「痛い」と言うと「~~ね」と該当箇所を教えてくれるのは知っているのですが、このときは少しびっくりしました。 管理人は狭心症の経験があり、ステントが入っています。 これをずばりと言い当てられたので「すげえ」と思ったのですが、冷静に考えてみたら当たるより外れるほうが多いのであまりすごくないですよね(笑)

 30 分ほどで足が終わり、マッサージ箇所が肩から背中に移ります。 そこそこ気持ちいい。 なのですが、筋を重点的にマッサージするので少し痛いですね。 筋をゴリゴリする感じなんです。

 マッサージは 18:28 ごろ終わりました。 きっちり 50 分やってくれてます。 「ん? ちょっと足が軽くなってるような気がするな」 施術中は少し痛い感じもありましたが、やり終えた今はけっこう気持ちいいかも。 私たちは料金を払って外に出ました。


彌敦道で遭遇したハッピーなイベント


足藝舎が入っている中達大廈


建物に入ってすぐのところに
足藝舎の案内板がありました


女人街へ向かう
 さて足藝舎を出た私たちは、これからどうするか相談しました。 何も決めてないんです。 ホテルへ帰ってもいいのですが、まだ元気だし香港初日で気持ちは高揚しているしどっか行きたい。

 そこで近場を攻めることにしました。 尖沙咀の近場でポピュラーなのは・・・女人街!! そうだ女人街へ行こう。 女人街久しぶりなので、なんか楽しみ~♪♪

 私たちは MTR の尖沙咀駅に行きました。 駅に来たついでにオクトパスカードにチャージです。 空港から九龍駅まで乗ったエアポートエクスプレスで HK$100 使っちゃってチャージが減ってるので、それぞれ HK$200 ずつチャージしました。 多めにチャージしておけば安心して動き回ることができますし、余ったらそのまま日本に持ち帰って次の香港旅行に使えばいいですから。

 ラッシュ時の駅はそこそこの人ごみでした。 ホームに行くと、電車待ちの人たちが並んでいます。 ん? 並んでる? そうなんです、並んでるんです。 香港に行き始めた 20 年ちかく前は並ぶなんてことはほとんどなく、しかも電車が着くと降りる人が降りる前に乗り始めてました。 だから駅に着くとドア付近は戦争状態。 香港も変わりましたねえ。

 さてラッシュ時の電車はとても間隔が短く、ほとんど待つことなく電車がやってきました。 かなり混んでます。 そして降りる人が降りて待っている人が乗り始めたのですが、すぐに乗るのをやめてしまいました。 あれ? まだ十分に乗れそうなのに・・。

 これ、不思議な感じ。 ちょっと失礼な言い方かもしれませんが、あんなにガサツでせっかちな香港人なのに電車に乗るときはいっさい無理しないのですね。 日本ならまだまだ乗り込めそうなていどの混雑なのに、すぐ乗るのをやめてしまうなんて。

 そんなことでその最初に来た電車には乗れなかったのですが、間隔が詰まっているのですぐ次の電車がやってきました。 びっくりするくらい "すぐ" です。

 尖沙咀から女人街最寄り駅の旺角までは 3 駅です。 18:45 ごろ旺角に到着しました。 旺角から女人街はすぐ。 亜皆老街(Argyle St.)を東に進んで、2 本目の通菜街(Tung Choi St.)を右(南)に曲がれば女人街です。 暗くなってから行けば煌々と明かりが点いているので間違えようがありません。 さあ久々の女人街、さっそく歩いてみましょう。


旺角駅 D3 出口


女人街の入り口


女人街でお土産を探す
 歩き始めると感じます。 やっぱり女人街は女人街。 衣類・バッグ・アクセサリー・ぬいぐるみ・電子的な小物・様々な雑貨などなど、所狭しと並べた店がずっとずっと続いています。 それほど人出は多くありません。 以前はもっと混んでたかな? 歩くのが大変だった記憶があります。 時間帯のせいかもしれません。

 何かお土産になるものがないか? と歩いていると、「これは何だ?」 ポケモンゴーで投げるボールそっくりのデザインの "何か" があります。 ポケモンゴーやらないので、あのボール何て名前か知りません。 ごめんなさい。

 手に取ってみると、おや? USB のソケットが付いてるぞ。 ああそうか、なるほどなるほど、これ携帯電話の充電器だ!! へえええ、これ面白いじゃん。 これは、ポケモンゴーやってる友人へのお土産にすることにしました。

 そのお店には、もうひとつ気になるものがありました。 小さな缶に入っている、いろいろなキャラクタやロゴデザインのようなものです。 「これは何だろ?」 手に取ってみたら正体が分かりました。 USB メモリなんです。 普通の USB メモリにいろいろなカバーを付けただけのものなんですが、これがけっこう可愛い。 ということで、1 個 HK$20 のところを、6 個で HK$100 にしてもらいました。 もっと値切れたかもしれませんが、ま、いいでしょ。

 そんなこんなで「なんか面白いものないかな」と南に向かって歩き続け、気が付いたら南の端まで歩いてしまっていました。 いやあ、よく歩いた。 しかし充電器と USB メモリの他には、目ぼしいものなかったな。 管理人の管理人が集めてるマグネットも大したものありませんでしたし、衣類やバッグも買いたいものありませんでした。 でも久しぶりの女人街、けっこう楽しかった。


相変わらずの女人街


USB メモリの大群



バッグがいっぱい



ぎっちり並んでます



ぬいぐるみ売れてんのかな


晩飯にしよう
 さて時刻は 20:10 過ぎ、そろそろおなかが減ってきました。 なんか食べましょう。 私たちは旺角に向かって女人街を戻りつつ、よさそうな食堂を探すことにしました。 女人街を歩くといっても、道路中央の屋台と屋台の間ではありません。 本来なら道路に面しているお店の前の歩道で、屋台が出ている間は屋台の裏に隠れてしまっているところです。

 歩いていると食堂はいろいろありますが、なかなか決定打となるお店がありません。 なんだかんだ旺角近くまで歩いてしまいました。 そして最終的に決めたのは、榕華茶餐廳という初めてのお店です。

 入店してみると、ごくふつうの街の食堂です。 こういうB級感に満ち溢れたお店、いいですねえ。 私たちは香港語のメニューで、食べるものを決めました。 なんて偉そうに言ってますが、写真付きなので簡単。

 注文したのは、それぞれ

     管理人の管理人 : 肉絲炒麵
     管理人     : 香茅猪扒五香肉丁飯

です。 飲み物は2人とも

     鴛鴦茶(凍)

にしました。 ビールがあれば、管理人の管理人はビールにしたのですが・・・。

 肉絲炒麵は、細く切った牛肉&もやし&青物が入った焼きそばです。 青物の正体は分かりませんでした。 特徴的なのは麵の太さ。 すっごくぶっとくてうどんみたい。 一口味見させてもらいましたが、味はなかなかいいです。 見た目ほど味が濃くなくて、美味しかった。

 香茅猪扒五香肉丁飯は、牛肉と豚肉を乗っけたご飯です。 一口サイズにカットしてあるのが牛肉で、ピリ辛に煮込んでありました。 グローブのようにどでっとしたのは排骨(骨付き豚肉)。 こちらは揚げてあって香ばしい。 どちらも美味しかったですが、排骨のほうがより美味しかったかな。

 鴛鴦茶は、有名なので説明する必要もないかもしれませんね。 一応説明しておくと、コーヒーと紅茶を半々で混ぜた飲み物です。 とても香港チックな飲み物ですね。 初めて飲んだ時は「面白いものがあるなあ」って感じでしたが、2度3度と飲むうちにハマってしまいました。 管理人は大好きで、香港ではしょっちゅう飲みます。 お店によって味が微妙に違うので、飲み比べてみるのも楽しいですよ。


肉絲炒麵


香茅猪扒五香肉丁飯


鴛鴦茶(凍)


MTR でホテルに帰る
 食事を終えた私たちは、20:45 ごろ榕華茶餐廳を出ました。 あとは特に何もなく、ホテルに帰るだけです。 D2 から旺角駅に入り、20:54 ごろ電車に乗りました。 尖沙咀には 21:00 ごろ着き、地下道を通ってホテルの地下へ。

 この地下道、ほんとに便利です。 香港に行くたびに地下道だけで行けるエリアが広がって、尖沙咀エリアはほとんどどこでも行けてしまうくらいです。

 ホテルの地下に入った私たちは、地下1階の Market Place に寄って飲み物を買いました。 ホテルの地下に大きなスーパーマーケットがあるのは最高!!。 以前はセブンイレブンやサークルKで買っていたので、重いの持って少し歩かなければなりませんでした。 フロントの前を飲み物持って歩くのは、何となく気が引けるし。 今はエスカレータとエレベータだけで部屋に直行できちゃいます。

 以上で香港の初日は終了。 事前にチェックしていたお店には食べに行けませんでしたが、香港らしい食堂で香港らしいものを食べ、香港らしいものを飲めたので満足です。 なかなか充実した初日でした。


地下道からホテル地下に入るところ


今年香港で気付いたこと
 管理人はファッションにほとんど興味がなく、オシャレとは無縁の存在です。 その私が、今年香港でファッションに関して気付いたことがありました。 それは、世代に関係なくダメージ系のパンツが流行っていること。 普通のパンツでもジーパンでも、若い人も年配の人も、そこらじゅうで破けた系のファッションを見ました。

 ファッションに無関心の私が気付いたくらいですから、すっげえ流行っているのではないでしょうか。 本編とは関係ない話なので、最後に話すことにしました。

今年香港のホテルで気付いたこと
 チェックインを済ませて最初に部屋に入ったときはいろいろ見て回りチェックするのですが、その時は気が付かずちょっと経ってから気が付いたことがあります。 ベッドサイドのテーブルに乗っているスタンドに関することです。

 右の写真を見てください。 ちょっと分かりにくいですが、スタンドの台の部分に USB のソケットがあったんです。 これって USB で接続できる電子機器を充電できるってことですよね。 もう当たり前になっていることなのかもしれませんが、私は初めて見たので少し驚きました。 どんどんいろいろなことが便利になっていくのですね。


スタンドの台についている
USB のソケット



管理人の管理人の

独り言


 女人街の端から端までって「むいてもむいても何とか」みたいで疲れたわ。

 久しぶりだったから何かあるかと期待し過ぎでした。

 でも変わらないのがいいかもね。